市場と投資家を欺き、世界中から日本企業の体質に対する
深い疑念さえも抱かせたオリンパスと大王製紙がともに
経団連の政策提言担当だったという事実は非常に象徴的だ。
経団連からこの2社への処分が驚くほど軽いのは
予想通りと言うべきなのかもしれない。
世界の常識と比べて「首から上が違う」のだろう。
さて大王製紙の前会長からカジノへ消えたカネは85億円以上とか。
昨年のシンガポールの経済成長率が14%、観光消費が1.5倍だそうだが
自制心のない富裕者からうまく巻き上げているのだから当然とも言える。
▽ 参考まで
シンガポールの観光収入、前年比5割増 -「後進国」日本でもカジノ議論が進むか?
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/93fc74e89f24f0c33c7b1d0861eeb0c9
日本国内へカジノを建設すれば世界中の富裕層が散財して
立地地域にトリックルダウン効果が出る。税収にもポジティブだ。
意味不明な富裕層減税よりも遥かに有効である。
外国人投資家はこれほどパチンコ屋の多い日本で
なぜカジノが不可なのか理解できず首を捻っている。
大阪の違法賭博場に比べたら海外の富裕層を集めるカジノの方が
何倍もましであるのは火を見るよりも明らかだ。
▽ 外国人投資家は、アジアの成長を取り込む訪日観光の効果に注目している
大王製紙前会長逮捕=巨額借り入れ、特別背任容疑-子会社に32億円損害・東京地検(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/q/c?g=soc_30&k=2011112200258
”大王製紙前会長による巨額借り入れ問題で、東京地検特捜部は22日、カジノでの
負債の支払いなどに充てる目的で総額約106億円を子会社から借り入れ、少なく
とも32億円の損害を与えた疑いが強まったとして、会社法違反(特別背任)容疑
で前会長井川意高容疑者(47)を逮捕し、自宅などを家宅捜索した。
弁護人によると、井川容疑者は特捜部の調べに事実関係を認めている。グループを
支配する創業者一族の前会長による巨額借り入れは、刑事事件へと発展した。
特捜部は、85億円を超えるとされる未返済の借り入れの大半はマカオやシンガポ
ールのカジノでの借金の穴埋めに使われたとみており、損害額はさらに増える可能
性がある。
〔中略〕
4社からの借り入れはいずれも未返済で、事前に取締役会の承認を得ることなく、
全て無担保で行われたという。大王製紙が21日、同容疑で告発状を提出していた。”
→ 借入金の額に誰もが驚いた先月の報道。
これがマカオやシンガポールへ流れるのではなく、
日本国内へ還流されていれば良かったものを。
井川前会長、発覚直前もカジノ通い「負債取り戻そうと」(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/1125/TKY201111250682.html
”大王製紙前会長による巨額借り入れ事件で、井川意高(もとたか)容疑者(47)
が今年9月の問題発覚直前、高額レートのギャンブルができるシンガポールのカジ
ノに頻繁に通っていたことがわかった。井川前会長は東京地検特捜部の調べに対し、
「ギャンブルで膨らんだ負債を一気に取り戻そうと思った」という趣旨の供述をし
ているという。
関係者によると、2007年ごろからギャンブルを始めた井川前会長は、もっぱら
マカオのカジノに足を運んでいた。当初は自己資金を使っていたが、負けがこんだ
ため、ファミリー企業や連結子会社から借金をするようになった。
今年の夏以降は、昨年4月にオープンしたシンガポールの高級リゾート内にあるカ
ジノを利用。このカジノでは、マカオよりも高額なレートでギャンブルができたと
いい、井川前会長は数十億円をつぎ込んでいたという。〔以下略〕”
このように、湯水のように海外にカネが流出した訳だ。
国内にカジノがあれば受け皿となるだけでなく、
海外から第二、第三の井川氏が訪日してくれるかもしれない。
橋下大阪市長はカジノ建設へ前向きであるし、
立地としては公共事業依存度の高い北海道や沖縄が有望だ。
ただ公営ギャンブル場の惨状から分かるように
経営ノウハウが日本に乏しい(特に官界)ので
優遇税制を用いて外資を呼び込み、実地に学ぶ必要があろう。
コナミもマネジメントやオペレーションには明るくないと思う。
ハウステンボスが東シナ海にカジノ船を就航させるそうなので
それが成功すれば一気に世論も動く可能性がある。
深い疑念さえも抱かせたオリンパスと大王製紙がともに
経団連の政策提言担当だったという事実は非常に象徴的だ。
経団連からこの2社への処分が驚くほど軽いのは
予想通りと言うべきなのかもしれない。
世界の常識と比べて「首から上が違う」のだろう。
さて大王製紙の前会長からカジノへ消えたカネは85億円以上とか。
昨年のシンガポールの経済成長率が14%、観光消費が1.5倍だそうだが
自制心のない富裕者からうまく巻き上げているのだから当然とも言える。
▽ 参考まで
シンガポールの観光収入、前年比5割増 -「後進国」日本でもカジノ議論が進むか?
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/93fc74e89f24f0c33c7b1d0861eeb0c9
日本国内へカジノを建設すれば世界中の富裕層が散財して
立地地域にトリックルダウン効果が出る。税収にもポジティブだ。
意味不明な富裕層減税よりも遥かに有効である。
外国人投資家はこれほどパチンコ屋の多い日本で
なぜカジノが不可なのか理解できず首を捻っている。
大阪の違法賭博場に比べたら海外の富裕層を集めるカジノの方が
何倍もましであるのは火を見るよりも明らかだ。
▽ 外国人投資家は、アジアの成長を取り込む訪日観光の効果に注目している
『外国人投資家が日本株を買う条件』(菊池正俊,日本経済新聞出版社) | |
大王製紙前会長逮捕=巨額借り入れ、特別背任容疑-子会社に32億円損害・東京地検(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/q/c?g=soc_30&k=2011112200258
”大王製紙前会長による巨額借り入れ問題で、東京地検特捜部は22日、カジノでの
負債の支払いなどに充てる目的で総額約106億円を子会社から借り入れ、少なく
とも32億円の損害を与えた疑いが強まったとして、会社法違反(特別背任)容疑
で前会長井川意高容疑者(47)を逮捕し、自宅などを家宅捜索した。
弁護人によると、井川容疑者は特捜部の調べに事実関係を認めている。グループを
支配する創業者一族の前会長による巨額借り入れは、刑事事件へと発展した。
特捜部は、85億円を超えるとされる未返済の借り入れの大半はマカオやシンガポ
ールのカジノでの借金の穴埋めに使われたとみており、損害額はさらに増える可能
性がある。
〔中略〕
4社からの借り入れはいずれも未返済で、事前に取締役会の承認を得ることなく、
全て無担保で行われたという。大王製紙が21日、同容疑で告発状を提出していた。”
→ 借入金の額に誰もが驚いた先月の報道。
これがマカオやシンガポールへ流れるのではなく、
日本国内へ還流されていれば良かったものを。
井川前会長、発覚直前もカジノ通い「負債取り戻そうと」(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/1125/TKY201111250682.html
”大王製紙前会長による巨額借り入れ事件で、井川意高(もとたか)容疑者(47)
が今年9月の問題発覚直前、高額レートのギャンブルができるシンガポールのカジ
ノに頻繁に通っていたことがわかった。井川前会長は東京地検特捜部の調べに対し、
「ギャンブルで膨らんだ負債を一気に取り戻そうと思った」という趣旨の供述をし
ているという。
関係者によると、2007年ごろからギャンブルを始めた井川前会長は、もっぱら
マカオのカジノに足を運んでいた。当初は自己資金を使っていたが、負けがこんだ
ため、ファミリー企業や連結子会社から借金をするようになった。
今年の夏以降は、昨年4月にオープンしたシンガポールの高級リゾート内にあるカ
ジノを利用。このカジノでは、マカオよりも高額なレートでギャンブルができたと
いい、井川前会長は数十億円をつぎ込んでいたという。〔以下略〕”
このように、湯水のように海外にカネが流出した訳だ。
国内にカジノがあれば受け皿となるだけでなく、
海外から第二、第三の井川氏が訪日してくれるかもしれない。
橋下大阪市長はカジノ建設へ前向きであるし、
立地としては公共事業依存度の高い北海道や沖縄が有望だ。
ただ公営ギャンブル場の惨状から分かるように
経営ノウハウが日本に乏しい(特に官界)ので
優遇税制を用いて外資を呼び込み、実地に学ぶ必要があろう。
コナミもマネジメントやオペレーションには明るくないと思う。
ハウステンボスが東シナ海にカジノ船を就航させるそうなので
それが成功すれば一気に世論も動く可能性がある。