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口だけの「反省」が見抜かれ、6割が「安倍は辞めるべき」- メディア操作が通じなくなって哀れな「末路」

2017-08-15 | いとすぎから見るこの社会-全般
今治市長は「ゆがんでいるのは岩盤規制の方」 と国会で歴史に残る「迷言」を残したが、
有権者には全く信用されていないことが分かった。
それどころか有権者は「歪んでいるのは安倍政権の本性」と見ているようだ。

よりによって読売報道で、「アベはもう要らない」との多数意見が示され、
安倍首相あるいは安倍政権が小手先の改造で何とかやり過ごそうとしても
国民の冷たい不信の目は全く変わっていない現状が判明したのである。

ここまで散々、嘘と誤摩化しとデマカセで有権者を欺いてきたのだから、
自業自得かつ因果応報と言うべきものであろう。

しかも読売調査では安倍政権に対する評価は「中の下」で、
経済政策も安全保障政策も大して評価されず、
最も評価できるのは「外交」となっている。
有権者も遂に、口だけ政権の中身のなさに気付いてしまったということだ。
(もう少し早く気付いておけば良かったものを)

これまでの高い支持率は所詮、見せかけの虚飾か上げ底に過ぎず、
中身としては民主党政権と大差なく、ただ口だけが達者で
アメリカ経済の回復と「悪い人手不足」で失業率が下がっただけの話だということだ。

直近の高い成長率も安倍政権のお蔭などでは全くなく、
格安スマホの普及と物価下落の恩恵で一時的に消費が増えただけだから、
結局はあの民主党政権と経済パフォーマンスでは「大して変わらない」という結論になる他ない。

▽ イデオロギーが最優先だから認識が醜く歪む、独善性は治療できない

『日本会議 戦前回帰への情念』(山崎雅弘,集英社)


繰り返すようで恐縮だが、予言通りの展開なので当ウェブログは全く驚かない。

「各媒体の世論調査が興味深い傾向を示している。
 集団的自衛権をはじめとする安倍内閣の安全保障政策への支持率は低く
 概ね半数を割り込んでいるが、自衛隊に対する世論は対照的だ」

「自衛隊への信頼度は安倍内閣支持率より高く、印象も良い。「自衛隊を強化すべき」も過去最高だ。
 つまり安倍内閣の安全保障政策より自衛隊への支持率の方が歴然と高いのである」

「人よりコンクリートにカネを使い、土建バラ撒きで寧ろ復興を妨害している安倍内閣より
 震災や災害で泥をかぶり必死で生存者やご遺体を探す自衛隊の方が
 国民に支持されているのは極めて当然である」

「ただ、そうした「支持率格差」が生じるのは他に重大な理由がある。
 戦後の日本が、歴史上初めて安全保障上の脅威を実感しているからだ。
 それは言う迄もなく、中国の軍事力強化と膨張主義である」

「そうした現実を理解できず、世論を読めていない保守と安倍政権支持派は
 安倍内閣への支持率の主因が「他に人がいない」「民主よりはまし」である事実も見えておらず、
 現下の日本の安全保障問題についても誤った認識を持っている」

「現代における安全保障は国力すなわち経済力に裏付けられたものであり、
 自衛隊が最前線で何とか優位を保っていられるのも過去の経済成長の「遺産」である。
 無意味な異次元緩和でゼロ成長、若者は急減して財政悪化は依然として変わらない日本が、
 減速しつつあるとはいえ5~6%成長で10倍の人口を擁する中国に対し、
 互角以上に相対していくことには重大な困難がある」

「しかも脆弱極まりない原発銀座を抱え、狭い国土に人口が密集している日本が、
 ミサイル戦になったら致命的に弱いという事実も益々明らかになってきている」

「日本の保守はイデオロギーに浸潤されて根本的に戦前の歴史への理解が乏しい。
 偉大な明治の先人が立脚していたリアリズムを捨ててしまい、
 狂信的なナショナリズムに従った結果があの焼け野原であることを分かっていない」

「メディアからの異論反論にいちいち感情的に言い返すのは
 いかに論理的に弱く知的に劣っているかの証左である」

「帝国議会で「黙れ!」とどなった佐藤賢了や、
 東條の悪評高い取り巻きである三奸四愚のように
 論敵を論破できず、権力と暴力で沈黙させようと図るメンタリティが現代に生きている」

「自民党議員の中には、昭和の悪しき言論弾圧の歴史に無知な輩が確実にいる。
 そのような連中が教育を論じるなどとんでもない傲慢不遜である。
 (日本史を学んだ高校生にすら劣っている訳だから)」

「中共がメディアを操って日本企業を「懲らしめ」ているのは公然の事実であり、
 中共と完全に同じ体質の議員が自民党の中に棲息していることになる」

「「保守」政治家の最大の特徴は、口先では公益や愛国を掲げながら
 実際には権力や自己利益(自分の支持基盤の利益を含む)への固執が強いことだ」

「だから、戦後日本の「政治とカネ」の問題はほぼ全て自民党に絡んでいるし、
 財界や原子力利権勢力からカネを貰って利益誘導を行っている常習犯も自民党である」

「今回の、馬鹿みたいにカネのかかる新国立競技場の問題も、
 問題の源を辿っていくと森・石原という自民党政治家・保守政治家に行き着く」

「自民党の長尾議員は「反社会的な行動をする人がいる」と放言したが、
 そうした言葉は自党の長老である森喜朗やOBの石原慎太郎に向けるべきであろう。
 それが出来ないと言うなら、二枚舌であることを自ら証明したことになる」

「更に言えば、新国立競技場に限らず現下の日本で建設コストが急騰しているのは
 建設業界と癒着した自民党の「国土強靭化」が元凶である。
 政権そのものが国民の税金と借金(国債)にたかる獅子身中の虫と言うべきであろう。
 そうした本性が発覚して「駆逐」されるのは時間の問題である」

「日本で最も体質が中共に近いのは、間違いなく自民党である。
 利益誘導、株価操作、金権体質、情報操作、非妥協的な傲慢。
 まさに双子のように似ているではないか」

「安倍首相は情勢悪化を受けて参院選の目標を「下方修正」し、
 (程度の低いアベノミクスと全く同じ運命である)
 自民党の公約からは遂に金融政策が姿を消した」

「「大胆な金融緩和」「異次元緩和」「次元の違う金融政策」「デフレマインドの一掃」
 などと馬鹿丸出しの誇大広告を展開した上で、見事な大失敗に終わった訳だ」

「手詰まりに焦った悪あがきでしかないマイナス金利政策も悪評芬々で、
 賞賛するのは御用メディアと太鼓持ちエコノミストだけという惨状だ」

「おまけに民主党と中韓のおかげで首相の在任期間が伸び過ぎたため、
 安倍政権の害悪は今や取り返しのつかない程に深刻な域に達した。
 2010年代後半は、程度の低いアベノミクスで日本経済が病み衰えるフェーズになるだろう」

「政権がB層のマインドコントロールのためメディア統制にばかり必死になった末に、
 自己洗脳の毒が政権自身にまで回ってしまったものと見える」

「現代の軍事は経済力と不可分であるから、安倍政権はその経済政策の失敗により
 我が国の安全保障の基盤すら脅かしているのである」

「2015年は予想通り「保守自滅」の年となったが、
 2016年は安倍政権の「終わりの始まり」になるかもしれない」

「植松容疑者は犯行直前に「安倍首相を尊敬している」との趣旨の言葉を
 友人に対して語って驚かれていたそうだ。
 普段は政治に対して関心がないかのような人物が突然そのような話を始めたのである」

「これでは、非理性的で粗暴、かつ攻撃的な精神を、
 安倍政権が惹き寄せている可能性が高いと言わざるを得ない」

「現代の日本では、まるで戦前の日本のような
 「日本賞賛」の書物や言説が溢れていると指摘される。
 人間の精神迄もが戦前回帰しているとすれば大変なことだ」

「事実、戦前の歪んだ国家主義社会に親和性の高い日本会議の論客、
 小川榮太郎は以下のような言葉をわずか2年前に残している」

「「保守は安倍政権の支持率アップに向けて毎日策謀の限り、
 宣伝広報の限りを尽くさなければなりません」」

「つまり愚民大衆へのマインドコントロールを堂々と宣言している訳だ。
 今まさにファナティシズムの土壌が養成されている、ということなのだろうか」

「金権体質にファナティシズムが加わったら、
 非常に危険な社会になりかねない」

「戦前の歴史が証明しているように、
 経済低迷は極右の台頭と白色テロをもたらす。
 人口動態から見て可能性はかなり低いものの、警戒しなければならない」

「終戦の日に「深い反省」と述べられた陛下に対し、
 安倍首相は無礼なことにそれを完全無視した式辞を述べた。
 両者を比較すれば、数段違う「人品」の大差は明らかであった」

「陛下は幼少期に、同世代の国民が大勢戦争で亡くなったのを心から悲しまれている。
 かつての戦地においても、被災地においても、国民の悲しみに寄り添い、
 少しでもその痛みを共にしようとされてきたことは全日本国民の知るところである」

「そうした陛下の深甚たる思いを完全無視した首相の独善的な態度は、
 必ずや首相自身に報いとなって返ってくることは間違いない。
 政治家として不名誉極まりない、惨憺たる終わりを迎えることになろう」

「かつて、国際協調を重んじ、国益の面から対米戦争を避けようとされた昭和天皇に対し、
 嘘をつき欺いて自らの野心や思惑のために利用しようとした松岡・大鳥・板垣、
 優柔不断で自己弁護ばかり繰り返し日本を誤った道へと陥れた近衛、
 彼らは因果応報とは言え汚辱の中で生涯を終えることとなった」

「安倍首相も同じである。この日本を、国民を思う陛下の心に背いた者に未来はない」

「首相周辺の無礼者は、陛下に対して「国体の破壊者」ととんでもない陰口をたたいていると言う。
 彼らの日頃の言動から見て何ら不思議はないが、こうした連中こそ真の「反日」「反社」である」

「陛下は安倍政権になってから「深い反省」を使われるようになった。
 「平和の存続を切望する国民の意識」に言及されたのも懸念の裏返しであり、
 安倍政権に対する深い憂慮があることは明白である」

「安倍政権は何よりも権力第一で、有権者に本音が漏れて選挙で負けるのを何より恐れている。
 陛下のお言葉が直接国民に届いてしまったので今頃は地団駄を踏んでいるのだろう」

「あとの展開は予想がつく。有権者に醜い本音がバレないように
 委員会やら審議会やらで時間を引き延ばし、うやむやにしようとする筈だ」

「原理主義者達が、天皇陛下は「種」や「存在」だけで良い、
 つまり何も主張せず彼らにとって操りやすい「傀儡」になった方が良いと
 考えているのは明白だと言えよう」

「有権者は、安倍政権の意を受けた代弁者の醜い本音をよくよく見ておいた方が良い。
 昭和天皇にテロの危険すら感じさせた戦前・戦時下のファナティシズムは、
 こうしたイデオロギーに隷属した原理主義者たちが主導したものである」

「つまり、日本を滅亡の淵まで追いやった「亡霊」が、安倍政権とともに甦ったのだ。
 彼らは「愛国」を自称して天皇陛下に逆らい、自由な言論を攻撃して
 メディアを統制化に置き、悪しき道へと戦前の日本を導いたのである」

「日本の歴史をよく知る者なら、今回の生前退位の件が
 戦前に問題になった「天皇機関説」とよく似ていることが分かるだろう」

「「不敬」と称して暴力と罵倒で他者を弾圧した原理主義者たちは、
 実際は昭和天皇のお考えに真っ向から背いていた連中だった」

「今回も全く同じである。原理主義者が陛下のお考えに背き、
 己のイデオロギーを貫こうと不遜な言動を繰り返している」

「しかし、幸いなことに世論はこうした原理主義者に同意していない。
 戦前は原理主義者に煽動された白色テロが横行する危険な社会だった。
 現代は、原理主義者のファナティシズムと危険性が察知されているので、
 世論調査では生前退位への賛成が圧倒的多数を占める」

「そもそも原理主義者の言う「伝統」など皇室の歴史に反する嘘っぱちでしかない。
 日本の歴史を偽る嘘つきが有識者会議に複数棲息しているのは間違いなく、
 今上陛下を敬愛する日本国民は、こうした歪んだ有識者会議の欺瞞を暴き、
 選挙で安倍政権に厳しい審判を下さなければならない」

「日本経済が絶頂であった時代はヘイトスピーチなど存在しなかった。
 実際にあるかどうかすら分からない「在日特権」が狂ったように攻撃されることもなかった。
 中国や韓国に対する原理主義的な批判や敵意は欠片も存在しなかった。
 日本にはそれだけの余裕があったが、今はそのような余裕はなくなったのだ」

「二国関係が悪化したアジア人に対してだけでなく、
 沖縄に対しても、国内の弱者に対しても容赦なくなった。
 自らの抱える不満を誰かにぶつけたい不機嫌な大衆が多くいる」

「安倍政権が成立して以来、明らかにイデオロギストが増えた。
 この悪しき風潮を座視するのは亡国への道である」

「…日本の近現代史における事実が語っているのは、
 外国に敵意剥き出しの日本は身の程知らずで敗北に次ぐ敗北を重ね、
 外国から謙虚に学ぶ日本は飛躍的な進歩が可能になり強いということだ」

「最近になってやけにリベラル或いは左派が攻撃されるようになったが、
 日本が高度経済成長を実現し、勤勉さと技術力によって尊敬された時代は
 リベラル或いは左派が強かった、というのが史実である。
 (個人的には日本のそれはリベラルではなくバラ撒き派と思うが)」

「逆に、右派が強い時代は粗暴かつ独善的で、碌なことがない。
 典型的なのが昭和初期で、白色テロの嵐が吹き荒れただけでなく、
 野心の強い軍人達が出しゃばって日本を焼け野原にし、
 日本史に消すことのできない汚辱を残した時期であった」

「今になって明治を賞賛する言説が出てきつつあるが、
 史実を無視するイデオロギストがとんでもない嘘をつき、
 明治時代の日本の躍進が国際協調とナショナリズム抑制によって実現したことを語らない」

「明治は政府が国際協調なのに粗暴な民間のナショナリズムが強く、
 日比谷焼き討ち事件や海軍司令官自宅への投石事件が起きた時代だ」

「そうした史実の教訓を忘却したところに、昭和初期の増長と
 国力を弁えない覇権主義とが存在するのである」

「悪しきナショナリズムに感染したイデオロギストには論理は通じない。
 あれこれ理屈をつけ自らの敵意と憎しみを正当化し、
 法の網をかいくぐって日本社会を腐蝕させ続けるであろう」

「軍部の横暴と粗暴に脅かされながらも日本を平和へと導いた昭和天皇、
 戦争の惨禍を決して忘れない今上陛下こそ日本の宝であり、良心そのものだ。
 その心に背く叛逆的な自称保守が跳梁跋扈するのを、決して許してはならない」

「『日本会議の研究』の菅野氏が、非常に興味深い記事を書いている。
 数年前の稲田防衛大臣が、靖国神社で本音を漏らしたと思われる
 演説をしており、その内容が極めて無礼で尊大なのである」

「これだけで大臣としてはクビ間違いない程のレヴェルである。
 何しろ、現職の裁判官を「視野が狭窄」「とても左翼的な集団」
 「今の憲法が正しいと信じている憲法教という新興宗教」と侮辱しているのだから。
 これは「一部」とかそういう慎重な表現でもなく、完全に否定しているから始末が悪い」

「菅野氏は、稲田大臣の父があのチャンネル桜に関わっていたことも指摘しており、
 稲田大臣は「チャンネル桜の子」とでも言えるような存在な訳だ」

「そもそもこの南スーダン問題は、愚かな安倍首相の政治的野心から始まった。
 現実を無視して「国際貢献のため自衛隊を海外に送った首相」として
 歴史に残りたい、自民党の所謂「普通の国」願望を叶えたいとの
 あさはかな思いから発した愚行の一端でしかないのである」

「個人的には、塚本幼稚園を御用メディアがやたら賞揚していた時から
 怪しい匂いを感じていたが、最近になって見事に炎上し始めた。
 (異様に規律化された身体運動といかにも虚飾重視のアピールが中国や北朝鮮と酷似)」

「産経報道によれば安倍首相はトランプと「メディアに勝った」と意気投合したらしいが、
 その直後から朝日報道を発端に森友問題で散々な目に遭うことになり、
 どもったり声を荒げたり、国会で醜態を晒したのは自業自得と言うべきであろう」

「日本の自称保守は中韓の原理主義勢力と同類であり、
 共存共栄の関係にあると当ウェブログは指摘してきたが、
 森友学園が自らそれを証明しつつあるのかもしれない」

「自称保守はカネと権力が大好きだ。
 保守系政権が長く続くと脇が甘くなって「自滅」するようになる」

「2015年は予想通り「保守自滅」の年になった訳だが、
 2017年は「保守轟沈」の年となりつつあるようだ」

「これから数年は中国と韓国が人口動態の老化により経済低迷に陥る時期だ。
 中韓が内政混乱と経済対策に必死にならざるを得ないから、
 日本国内の自称保守も「燃料」が不足して大人しくなると予想される。
 日本社会にとっては良い傾向である」

「沖縄県知事が「中共に従いたいと心から思っている」「中共の手先かも」などと
 HPにとんでもないデマを書いていた森友学園理事長が
 矢張り因果応報と言うべきか、愈々追い詰められている」

「これから森友学園理事長に司法の手が迫るのは必至であるから、
 安倍政権は更に苦しい立場に追い込まれるであろう」

「理事長夫妻は安倍政権や自民党議員の「裏切り」に激怒しており、
 散々褒め称えておきながら情勢急転を見るや否や掌を返して
 「裏切った」産経新聞に対しても強い不快感を持っているからだ。
 (だからこそ会見で朝日と並んで産経を攻撃したのである)」

「まるで「スターリンのオルガン」のように安倍政権に向け三連砲を乱射する可能性が高い。
 今回の件での「裏切り」は多いが、最も悪質なのが安倍・稲田コンビだからだ」

「しかも、言わば「応援団」だった産経からも「裏切られた」形になったのだから、
 憎悪に近い域にまで憤っていると考えた方が自然であろう。
 何せあれだけ思い入れの強いファミリーであるから、何も反撃せずに済むとは考えられない」

「ただこれで、「愛国心」を標榜して政治的野心のために利用してきた
 自称保守や自称愛国者の本性が日本国民の目の前で明らかにされるので、結構なことである。
 言わばこれが、日本社会の自己浄化作用と言えるであろう」

「今回の森友学園問題で、教育勅語が注目されることにより
 またしたも墓穴を掘った自称保守の自滅が進んでいる」

「歴代の防衛大臣の中でも最低の評価になるとほぼ確定している稲田防衛相が、
 「日本は道義国家を目指すという教育勅語の精神」という「迷言」を発し、
 大臣ではなくもはや「元大臣」になる時期が近いことを衆目に示したのである」

「教育勅語のどこに「道義国家」などという文言があるのか、
 どうして現代にいちいち教育勅語を持ち出す必要があるのか、
 教育勅語が天皇とともに「政治利用」された悪しき戦前の歴史を本当に理解しているのか、
 理解不能な発言を行う大臣は、大学か高校に戻って日本史を学び直す必要があるだろう」

「稲田防衛相は、勅語が政治利用されていた戦前の歴史ばかりか、
 山県有朋が必死で藩閥政府の舵取りを行っていた明治時代の歴史すら理解していない、
 そのような結論になるであろう。(教育勅語と軍人勅諭の関係すら分かっていないのだから)」

「国会答弁で党勢低迷の民進党に対してすら「敗色濃厚」、
 以前の勇ましい言動とのみっともない不一致だけでなく
 南スーダン問題でも森友問題でも集中砲火を受けて轟沈寸前、
 次元の低い口だけの安倍政権がいずれ馬脚を現して崩壊するのは必至だから
 相次ぐ稲田大臣の失態は安倍政権崩壊が始まる契機として認定されることとなろう」

「森友学園問題について、日本社会が「自浄力」を発揮しつつある兆しであると
 当ウェブログは指摘したが、まさにその通りの展開で慶賀の至りだ。
 (良識ある有権者がもっと早く気付き、安倍政権の息の根を止めておけば良かったのだが)」

「心ある日本国民は、教育勅語を改竄して政治利用し、
 自らの野心を遂げようとするとんでもない連中を監視しなければならない」

「戦前回帰を求める独善的勢力の情報操作は、強く警戒すべき域に達していると言えよう。
 彼らは教育を統制して子供に歪んだドグマを注入しようとしているのだから」

「森友問題で「他人のふり」をしている自称保守は、絶対に逃げられない。
 仲間を裏切って潔白をアピールしても、本質的に森友的要素を帯びているために
 日本国民の圧倒的多数を占める良識派に本性がバレてしまいつつあるからだ」

「断言しても良いが、安倍政権への「忖度」は間違いなくある。
 「忖度」と言うよりも寧ろ、内閣人事局に睨まれた官僚上層部が
 我も我もと胡麻擂りに奔走したために起きた政治腐蝕である」

「官邸に気に入られれば出世、睨まれれば降格なのだから、
 官邸の意向を先回りして実現させておくのが使命、
 霞が関は公僕ならぬ「官邸の下僕」となっているのだ」

「これは森友問題に限らない。
 南スーダンの日報隠蔽問題も、まるで中共のような教科書検定もそうだ」

「当ウェブログは、メディア統制が大好きな安倍政権の本質は
 中露のような独裁国家に近いと指摘してきたが、
 本性を隠せない安倍政権が自らそれを証明したと言える」

「権力に不都合な情報は「隠蔽」する、
 教科書につべこべ干渉して子供を洗脳し自らに好都合な国民にしようとする、
 (集団的自衛権の件では安倍政権の言い分をそのまま掲載させる始末)
 中南海とよく似たやり口を展開するのはもはや「病気」とすら言える」

「但し、安倍政権にとっては不都合なことに日本は民主国家で情報統制に限界があるため、
 森友問題や教科書検定への「干渉」が国民にバレるのは避けられず、
 安倍政権やその取り巻きの独善的な本性が露見してしまう」

「そもそも文科省自身が「考え、議論する」こともせず
 ひたすら「官邸の意向に従う」ことに必死なのだから、
 日本の教科書や学校教育をロボット化したいということなのであろう。
 だからこそ、大学の定員割れや法科大学院の失敗といった惨状に陥るのだ」

「安倍政権下で日本の教科書は「韓国化」「中国化」している。
 安倍政権に都合の良い内容ばかり満載の、「国民を欺く」教科書である。
 こうした「教育統制」の強化こそ、安倍政権の「夢の実現」なのであろう」

「今、南スーダン日報隠蔽問題や森友問題が露見して見苦しい言い訳を繰り返すのは
 まさに安倍政権の自業自得であり因果応報でしかないと言える」

「愚かで傲慢不遜な安倍政権は下手な隠蔽や圧力を選択するであろうから、
 森友問題は間違いなく今後も尾を引き、「誘爆」を起こすであろう」

「だから安倍政権やそれに媚び諂う取り巻きにとってメディアは「敵」である。
 (政権に媚び諂い、好都合な報道ばかり垂れ流す御用メディアは「下僕」である)
 逆に言えば、メディアが情報統制に抗して健全な報道ができるかどうかが
 日本社会の命運を左右すると言うべきであろう」

「矢張り、安倍政権は中共の同類だと自ら証明した。
 菅官房長官が「地位に恋々としていた」と前川元文科次官を批判したのに、
 (批判したと言うより、北朝鮮の国営放送のように罵倒したのである)
 同じく地位に恋々として首相におべっかを使い、定年延長された幕僚長には何も言わない」

「河野統幕長は前川氏よりも遥かに「地位に恋々として」いる。
 首相発言に賛同するだけで定年が延長されるのだから、
 幕僚長が所謂「ヒラメ」であればまさに「ありがたい」話である」

「この醜悪な二枚舌の理由は明白である。
 安倍政権の意向に従順な「忠犬ポチ」にはご褒美、
 安倍政権に不都合な存在には罵詈雑言を浴びせる、
 ただそれだけの器の小さい、利己的な権力主体なのだ」

「自分に忠実な相手にはご褒美を与え、
 敵対的な相手や異論には品のない罵声を浴びせるのは、
 近年すっかり思い上がった中共の得意とするところである」

「中共を内弁慶にしたような安倍政権の本性は、
 「権力に恋々とする」劣化した「自称」保守である。
 日本のためでなく、権力を握るための「保守」だ」

「だから奇怪な事件や不祥事が続発しているにも関わらず、
 一国の首相がニヤケ顔で公然と開き直るである。
 (国会での薄ら笑いに、政治家としての本性が露呈されているのだ)」

「安倍政権に滅亡の前兆が現れたと言えよう。
 たかが元事務次官、既に退職している一官僚をここまで罵倒するのは、
 いかに安倍政権が焦っているか、読売にスキャンダルをリークする迄に慌てているか、
 官房長官が直々に白状しているも同然である」

「陰湿な手段で「報復」する点では、安倍政権と中共は酷似している。
 独善性と増長、国民軽視の権力志向において共通しているからであろう」

「国益など無視して近傍に忠実なイエスマンばかり揃え、
 ただひたすら権力を死守する亡者であることが、
 これ迄の行動から明瞭に見て取れる」

「ぎりぎりで日本国民は正気を取り戻したようだ」とする判断は正しかったようだ。
しかし、余りにも次元の低い安倍政権に長くのさばらせたため、今後が非常に非常に心配だ。

▽ 保守政権での大規模プロジェクトは死屍累々、後世に甚大なツケを残すのが通例である

『リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」』(橋山禮治郎,集英社)


安倍政権に可能な、国益に資する唯一の道は「さっさと辞めること」である。それ以外にない。

「客観的に見て失敗間違いない今回の獣医学部新設問題で、
 今治市長と前愛媛知事が歴史に残る「迷言」を吐いている」

「「歪んでいるのは岩盤規制の方」だそうだ。
 ぜひ両人には、状況のよく似たロースクールがなぜ次々と閉鎖されているのか、
 なぜ公務員獣医師になる獣医学生が1割程度しかないのか、
 加計学園傘下の千葉科学大学(赤字)に銚子市(財政悪化)が投入した莫大な公費をどう考えるか、
 等々きっちりと有権者を納得させられる回答があるかどうか、厳しく問い質したいものだ」

「今、世論調査をして両者の主張への「支持率」を調べたら
 断言してもいいが7、8割方は「不支持」になるのは間違いない」

「すかさず文春砲が加計学園職員から経営陣への強烈な批判を公表し、
 (職員の指摘の方が、雲隠れしている学園トップより遥かにまともである)
 福井新聞が「獣医師を増やしても偏在は解決しない」との関係者証言を報じている。
 これで今治市長・前愛媛知事の主張のお粗末さが、早くも証明されたと言って良いだろう」

「今治市長・前愛媛知事の主張はフル規格の高コスト新幹線を求める長崎県知事の要請と酷似しており、
 政治的野心と地域エゴ(しかも近視眼の)がないまぜになった奇妙な動機が隠れていないか、
 日本国民は厳しく監視する必要がある」

「知事や市長だから、公益を優先して合理的で的確な判断をすると思い込むのは誤りだ。
 目先の利益や野心を優先し、数年したら辞めてしまい自らの責任すら否定する例も実際ある」

「この日本に、中共そっくりの陰険で嘘つきの政権は要らない」と当ウェブログが警告した通りである。

 ↓ 参考

今治市長・前愛媛知事に文春砲が炸裂、「アベを使うなどやり方がきたない」- 福井新聞にも両者は「惨敗」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/570d1b87746437b5b4352afa286b0eb1

「地位に恋々とした」統幕長にはご褒美、安倍政権の醜悪な二枚舌 - 中共と同類であると自ら証明した
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/b340d0a09082b9a1c38036d209d0f721

今上陛下の言葉を平然と無視した安倍首相、「反省」すらできない政治家に未来なし - 醜い本音を隠す怯懦
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d3c72bf85dc1b6380809ae4bd5772871

2015年は「保守自滅」、渡辺喜美・百田尚樹・曽野綾子みな炎上 - 中韓が静かになると失速しかない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/939ea08753fef63361ba7185d73a1aec

▽ 「愛国心」を僭称して他人の言論を攻撃し罵倒する連中は、かつて日本を焼け野原にした「戦犯」と同類だ

『太平洋戦争と新聞』(前坂俊之,講談社)


首相「気持ちの中におごり生じた」 国会答弁を反省(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASK8532ZXK85UTFK001.html
”安倍晋三首相は5日午前、読売テレビの番組で、「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題などをめぐる自身の国会答弁について、「政権発足以来、一つ一つ目の前の仕事に全力を尽くしてきた。少しずつ成果が出てくるなかで、自分の気持ちの中におごりが生じたのかもしれない。それが答弁の姿勢に表れた」と述べた。
〔中略〕
 「森友学園」の国有地売却問題では、学園が開設を目指していた小学校の名誉校長に首相の妻昭恵さんが就任していた点について、「もう少し、2人とも慎重でなければならなかった」と述べた。
 加計学園の加計孝太郎理事長との関係については、ゴルフや会食をしても「『獣医学部をつくりたい』という話は全くなかった」と改めて強調した。関係業者からの供応接待を禁じた大臣規範に抵触するとの指摘は、「『李下(りか)に冠を正さず』でありますから、そういう観点を常に持たなければならないと反省している」と述べた。”

国民の大多数は間違いなくこの「口だけ反省」を白々しいと思っている。
人間として信用できず、「成果が出てくる」などという自画自賛も鵜呑みに出来ないことは、
以下の報道を見ればすぐ分かるし、世論調査にもはっきり出ている。


国税庁長官:就任会見開かず 森友追及「回避」批判も(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20170809/k00/00m/010/124000c.html
”国税庁は8日、7月5日付で国税庁長官になった佐川宣寿(のぶひさ)氏(59)の就任記者会見をしない方針を決めたと発表した。佐川氏は学校法人「森友学園」への国有地売却問題を巡り、財務省理財局長として国会で事実確認を拒み続けたと野党から批判されていた。会見でこの問題を追及されることを回避する狙いがあるとみられるが、説明に消極的な姿勢に批判が高まる可能性がある。
 新長官が就任した場合、過去十数年間は着任から1カ月前後で就任会見に臨んできた。報道各社の担当記者で構成する「国税庁記者クラブ」は、国税庁に繰り返し早期の就任会見開催を要請してきた。
〔中略〕
 同庁広報広聴室は「誰か一人の意見ではなく、組織として諸般の事情により最終判断した」としているが、判断の経過や「諸般の事情」に国有地売却問題が含まれるのかどうかなど、具体的理由は一切明らかにしていない。
 国税関係者からは「就任会見をいつ開こうが、国有地売却問題で佐川長官が追及される事態は変わらなかったはず。雲隠れしたことで批判が強まるのではないか」「会見を開かないことのメリットが思い浮かばない」と、対応を疑問視する声が上がっている。【松浦吉剛】”

嘘つき首相の「反省」など口先だけのもので、全く信用できない。
首相に「忠勤」を励んだヒラメ官僚を出世させ、就任会見すら開けない惨状から見ても、
安倍政権の「腐臭」はもはや隠し切れないものとなっている。


森友学園:問題の核心は財務局捜査 交渉記録消滅の恐れ(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20170622/k00/00m/040/122000c.html
”大阪地検特捜部は補助金を不正受給した疑いで学校法人「森友学園」の強制捜査に乗り出した。ただ、問題の核心は国が学園側に格安で国有地を売却したことだ。財務省は「資料は破棄した」と交渉経過の説明を拒み、システム更新などで記録の復元が困難になるとの指摘も出ている。早急に証拠保全が必要なのは、財務省近畿財務局ではないのか
 森友学園が取得した大阪府豊中市の土地は鑑定評価額9億5600万円。近畿財務局は地中の大量のごみなどを理由に8億円余りを値引きした。財務省の佐川宣寿理財局長は通常国会で交渉記録の保存期間は「1年未満」とし、「昨年6月の売買契約成立を受けて廃棄した」と繰り返し答弁。「パソコン上のデータもない」と説明を拒み続けた。
 こうした対応を受け、NPO法人「情報公開クリアリングハウス」は先月、交渉記録に関する証拠保全を東京地裁に申し立てた。財務省が進める情報システムの更新とパソコンの入れ替えが終われば、記録の復元が困難になるためだが、地裁は更新が始まる前日とみられる5月31日に申し立てを却下した。
 同NPOはこれを不服として今月6日、東京高裁に抗告を申し立てた。7日には司法手続きが完了していないとして同省に古いパソコンの廃棄凍結を申し入れたが、何の反応もないという。
 神戸学院大の上脇博之教授(憲法学)も6日、データの廃棄や改ざんを差し止め、保存・復元するよう求める仮処分を大阪地裁に申し立てた。上脇教授は「本来は国有地を安く売却した近畿財務局への捜査が先で、順番が逆だ。司法にも政治の力が働いているのではないかと疑いたくなる」と批判する。
 大阪府は5月、約6200万円の補助金をだまし取られたとする詐欺容疑で学園の籠池泰典前理事長を告訴。一方、豊中市の市民ら230人は3月、売却を決めた近畿財務局職員を氏名を特定せず背任容疑で告発し、いずれも受理された。
〔中略〕
 安倍晋三首相は19日の記者会見で森友問題に関し「会計検査院が検査に着手しており、全面的に協力していく」と述べるにとどめた。元検事の郷原信郎弁護士は「政権よりと言われないためにも、両方の捜査をしっかりやってもらいたい」と語った。【和田浩幸】”

首相を批判した籠池は強制捜査、首相を庇って嘘をつき通した官僚は出世。
これが安倍政権の恥ずべき本性であり、中共と同じく権力の意向によって
行政ばかりか検察までもが歪められてしまうのである。


首相の「総裁3選望まず」6割…読売・早大調査(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170810-OYT1T50101.html
”読売新聞社と早稲田大学現代政治経済研究所は、政治意識に関する全国世論調査(郵送方式)を共同実施した。
 安倍首相にいつまで首相を続けてほしいと思うかを尋ねると、「自民党総裁の今の任期が切れる2018年9月まで」41%と「すぐに退陣してほしい」23%と合わせ、総裁3選を望まず、今の任期内での退陣を求める人が6割を超えた。「党総裁の次の任期が切れる21年9月まで」は16%、「なるべく長く続けてほしい」は14%だった。
 総裁3選以上の長期政権を望む人は、自民支持層で56%に上ったが、無党派層では18%だった。
〔中略〕
 2012年12月の第2次安倍内閣発足以降の仕事ぶりの評価を、0~10点の11段階で聞くと、平均点は4.8点。自民支持層に限ると6.1点、無党派層では4.1点。安倍内閣の取り組みで評価できる政策課題(複数回答)は「外交」35%が最も多かった。

有権者が口だけの嘘つき首相を信用していないことは、この調査からも明白である。
…当ウェブログは政策や靖国参拝を除いては小泉元首相を高く評価してきた。
安倍首相が小泉元首相と比べるべくもない安物の「鍍金」に過ぎず、
元々質が全く伴っていないため退陣前の支持率で小泉政権に「惨敗」するのは間違いない。
今の内から予言しておく。安倍政権の中身のなさが見抜かれたのだから、支持率が急回復する訳がない。
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