第1話、第2話の難局を乗り越えて、空井は人生に前向きになり、リカは記者としての仕事に正面から向かい合うようになった。
空井が完全に新たな一歩を踏み出すのに避けて通れない「親友でありライバルであった峰永(阿部丈二)との再会」が今回のテーマであった。
自分の夢が断たれ、その夢をライバルが叶えている。そんなライバルの姿を見るのはとても辛い。新たな道を歩み始めた空井ではあるが、そんなライバルの姿を見るのは、改めて自分の夢がかなわないことを再確認することになってしまう。しかし、再確認をしっかりしないと、新たに歩み始めた歩みが確固たるものにならない。 今回、その関門がリカの猪突ぶりによって、半強制的に開かれてしまい、今話の半ばぐらいで空井が乗り越えてしまったのに、ほんの少し疑問が残る。
今話すべてを、空井が難関を突破するのに費やすのも当然ありだと思うが、それだと重すぎるかもしれない。空井(綾野剛)が主役なら異論が大きいが、このドラマの主役はリカ(新垣結衣)なので、それ(空井が今話中盤で乗り越える)のもありで、よかったのかもしれない。
その主役のリカに視点を移すと、記者としての仕事に謙虚に向き合う(取材は対象者を観ること、訊くこと、知ることが第一歩であると自覚した)ことで、今まで見えなかったものが見えてきた。あまりにも、大きく変容したので「双子の妹では?」と怪しまれたのは笑った。
そのリカも、今回、地味ながら新たなステップを踏んだ。
「何を伝えたいか」……テーマがないと、番組にはならない
「自衛官も普通の人と変わらない」……ある自衛官の結婚式をメインに、その結婚を通じて周囲(自衛官たち)の一般の人と変わらない日常の姿を伝えようと思ったのだ。
そのまとめとして、鷺坂広報室長(柴田恭兵)のスピーチを持ってきた。
「(夫と)どんなに大ゲンカをしたとしても、翌朝は笑顔で彼を送り出してあげてください。
自衛官という職業は、いつ何が起こってもおかしくない仕事です。その時、決して心残りのないように、とびっきりの笑顔で送り出してあげてください。
…………………………というのが自衛隊の定番のスピーチなんですが。私、これ、自衛官に限った話ではないと思うんです。
どんな職業でも、どんなご夫婦でも、そして送り出す方だけではなく送られる方も
必ず奥様に笑顔を返してあげてください」
良いスピーチだ。
自衛官だけでなく、すべての夫婦にとって大切なことだ。(ただ、一般の夫婦に、この話をしたら、さすがに重すぎるだろう。もし、何かの縁でスピーチをすることになったら、と思ったが、使えないなあ)
このスピーチは感動的でよかったが、このドラマとしてはどうだったのだろうか?
花嫁の父(佐野史郎)が
「あの男が悪いと言ってるんじゃない。仕事が悪いと言ってるんだ。
毎日、人殺しの練習をしているようなもんじゃないか」
と、結婚に反対している。
この言葉は、第1話のリカの言葉に呼応していて、空井も父親に何とか自衛官を理解してもらおうと説明する。しかし、
「分かっているよ!……分かっているんだ、そんなことは…………それでも…それでも、そんな命がけの仕事をしているような男のところに、どうして娘を嫁に出さなきゃいけないんだ!」
と言われ、何も言えなくなってしまう空井。
そして、鷺坂のスピーチで、父親が折れる…………おいしいところを鷺坂が持っていって、空井の立場ないじゃん!
それに父親の「命がけの仕事をしている男に、娘を嫁に出さなきゃいけないんだ」という心情と鷺坂のスピーチは呼応していないように思う
とは言え、登場人物が皆、魅力的で、ストーリーも面白い。今クールでは一番面白いドラマだ。
【ストーリー】番組サイトより
徐々に空幕広報室の人たちを理解し打ち解けていくリカ(新垣結衣)だったが、自分の担当である航空自衛隊の企画が思いつかず悩んでいた。同期の藤枝(桐山漣)や珠輝(大川藍) と相談をしているうちに“自衛官の恋愛事情”に観点を置くことをひらめく。
同じく、帝都テレビに企画を持ち込んだ空井(綾野剛)も企画に行き詰っていた。リカの企画の話を聞き、結婚を控えている戦闘機パイロットがいることをリカに話してしまう空井。すぐに飛びつくリカだったが、その結婚するパイロットとは最も空井が関わりたくない人物、元同僚の戦闘機パイロットの峰永(阿部丈二)だった。だが、少しずつ広報官として前向きになってきている空井は、峰永に勇気を振り絞って取材のお願いをすることに。
結婚式の当日を迎えたリカたちは、披露宴会場から峰永の婚約者・安奈 (川村ゆきえ) の両親がいないことに気付く。館内を探していると、安奈の父・紘一(佐野史郎)と母・理恵子(原日出子)が言い争っているところに居合わせてしまう。
今になっても峰永との結婚を認められないと言う紘一の理由とは?空井は過去を乗り越え、この取材をきっかけに峰永と無事に再会することが出来るのだろうか…。
空井が完全に新たな一歩を踏み出すのに避けて通れない「親友でありライバルであった峰永(阿部丈二)との再会」が今回のテーマであった。
自分の夢が断たれ、その夢をライバルが叶えている。そんなライバルの姿を見るのはとても辛い。新たな道を歩み始めた空井ではあるが、そんなライバルの姿を見るのは、改めて自分の夢がかなわないことを再確認することになってしまう。しかし、再確認をしっかりしないと、新たに歩み始めた歩みが確固たるものにならない。 今回、その関門がリカの猪突ぶりによって、半強制的に開かれてしまい、今話の半ばぐらいで空井が乗り越えてしまったのに、ほんの少し疑問が残る。
今話すべてを、空井が難関を突破するのに費やすのも当然ありだと思うが、それだと重すぎるかもしれない。空井(綾野剛)が主役なら異論が大きいが、このドラマの主役はリカ(新垣結衣)なので、それ(空井が今話中盤で乗り越える)のもありで、よかったのかもしれない。
その主役のリカに視点を移すと、記者としての仕事に謙虚に向き合う(取材は対象者を観ること、訊くこと、知ることが第一歩であると自覚した)ことで、今まで見えなかったものが見えてきた。あまりにも、大きく変容したので「双子の妹では?」と怪しまれたのは笑った。
そのリカも、今回、地味ながら新たなステップを踏んだ。
「何を伝えたいか」……テーマがないと、番組にはならない
「自衛官も普通の人と変わらない」……ある自衛官の結婚式をメインに、その結婚を通じて周囲(自衛官たち)の一般の人と変わらない日常の姿を伝えようと思ったのだ。
そのまとめとして、鷺坂広報室長(柴田恭兵)のスピーチを持ってきた。
「(夫と)どんなに大ゲンカをしたとしても、翌朝は笑顔で彼を送り出してあげてください。
自衛官という職業は、いつ何が起こってもおかしくない仕事です。その時、決して心残りのないように、とびっきりの笑顔で送り出してあげてください。
…………………………というのが自衛隊の定番のスピーチなんですが。私、これ、自衛官に限った話ではないと思うんです。
どんな職業でも、どんなご夫婦でも、そして送り出す方だけではなく送られる方も
必ず奥様に笑顔を返してあげてください」
良いスピーチだ。
自衛官だけでなく、すべての夫婦にとって大切なことだ。(ただ、一般の夫婦に、この話をしたら、さすがに重すぎるだろう。もし、何かの縁でスピーチをすることになったら、と思ったが、使えないなあ)
このスピーチは感動的でよかったが、このドラマとしてはどうだったのだろうか?
花嫁の父(佐野史郎)が
「あの男が悪いと言ってるんじゃない。仕事が悪いと言ってるんだ。
毎日、人殺しの練習をしているようなもんじゃないか」
と、結婚に反対している。
この言葉は、第1話のリカの言葉に呼応していて、空井も父親に何とか自衛官を理解してもらおうと説明する。しかし、
「分かっているよ!……分かっているんだ、そんなことは…………それでも…それでも、そんな命がけの仕事をしているような男のところに、どうして娘を嫁に出さなきゃいけないんだ!」
と言われ、何も言えなくなってしまう空井。
そして、鷺坂のスピーチで、父親が折れる…………おいしいところを鷺坂が持っていって、空井の立場ないじゃん!
それに父親の「命がけの仕事をしている男に、娘を嫁に出さなきゃいけないんだ」という心情と鷺坂のスピーチは呼応していないように思う
とは言え、登場人物が皆、魅力的で、ストーリーも面白い。今クールでは一番面白いドラマだ。
【ストーリー】番組サイトより
徐々に空幕広報室の人たちを理解し打ち解けていくリカ(新垣結衣)だったが、自分の担当である航空自衛隊の企画が思いつかず悩んでいた。同期の藤枝(桐山漣)や珠輝(大川藍) と相談をしているうちに“自衛官の恋愛事情”に観点を置くことをひらめく。
同じく、帝都テレビに企画を持ち込んだ空井(綾野剛)も企画に行き詰っていた。リカの企画の話を聞き、結婚を控えている戦闘機パイロットがいることをリカに話してしまう空井。すぐに飛びつくリカだったが、その結婚するパイロットとは最も空井が関わりたくない人物、元同僚の戦闘機パイロットの峰永(阿部丈二)だった。だが、少しずつ広報官として前向きになってきている空井は、峰永に勇気を振り絞って取材のお願いをすることに。
結婚式の当日を迎えたリカたちは、披露宴会場から峰永の婚約者・安奈 (川村ゆきえ) の両親がいないことに気付く。館内を探していると、安奈の父・紘一(佐野史郎)と母・理恵子(原日出子)が言い争っているところに居合わせてしまう。
今になっても峰永との結婚を認められないと言う紘一の理由とは?空井は過去を乗り越え、この取材をきっかけに峰永と無事に再会することが出来るのだろうか…。
さらに、空井君役の彼が、剛力あやめちゃんに見えるのは母でだけでしょうか??
ふ~ん、変な所ばっかり気になってしまった母でした。
佐野さんは、年々、味が出てきていますね。
綾野さんと剛力さんですか…目の感じは似ていますね。それよりも、「あやのごう」「ごうりきあやめ」…「あや」「ごう」…似ていますよね。
『八重の桜』の容保役といい、私の中で、綾野さん株は急上昇です。