笑顔の江川

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様々な活動に参加してーお互いの違いを分かち合う

2010-11-27 06:48:34 | 日記
昨日は肝炎の患者さんと団体の行動や集会に参加してきました。
一つは全薬会議という製薬企業にお勤めの労働者の集まりで「国民の健康といのちを守る医薬品づくり」を掲げて様々な行動をしている団体の行動です。昨日は厚生労働省の交渉と製薬企業の業界団体である日本製薬工業協会(製薬協)の要請に参加しました。製薬企業の労働者と薬害被害者は対立している立場のように思われますが、お互いに主張するべきことは主張するとしても、お互いに良い医薬品を求めることにおいては一致していますし、薬害を起こさないためにも情報交換は大切だと思います。昨日の製薬協の要請の中にも製薬企業の研修の中に薬害教育の項目がありましたが、薬害被害者が製薬企業の新人研修などでお話をすることも大切だと感じました。以前、医療機関の新人研修で薬害被害者と参加してお話をしてきましたが、新人の方から「患者さんの生の声を聞けて良かった」との感想がありました。
二つ目はB型肝炎訴訟の原告団・弁護団の国会での院内集会です。薬害C型肝炎は一昨年国と基本合意を結び裁判のでは和解していますが、B型肝炎は和解協議が進行中ではありますが、B型肝炎キャリアを対象にするかなど和解内容で難航しています。昨年、成立した肝炎対策基本法の運動ではB型肝炎訴訟の原告さんと薬害C型肝炎訴訟の原告さんは肝炎の患者団体とともに一緒に活動してきました。B型とC型で治療方法など違いはありますが、お互いに交流することによって肝炎で苦しむ患者さんの声を共有し、国会に患者さん大きな声になって届けられます。
三つ目は抗がん剤の副作用死が多く出た薬害イレッサ訴訟の総決起集会です。この裁判も来年判決をひかえB型肝炎訴訟同様、解決に向けて大詰めにきています。集会には200名を超える参加者があり薬害C型肝炎訴訟の原告さんもB型肝炎訴訟の原告さんも、また様々な薬害被害者の方々も参加していました。また、医療機関の関係者や労働組合の方々も参加して「がん患者の命の重さ」を共有しました。
人間は顔と顔を合わせて、最初は分からないがゆえに、うまくいかないこともあったりしますが、回数を重ねるたびに、お互いの立場を理解して分かち合っていくものだと思います。その分かち合いことが問題解決の鍵であることを昨日の行動で再確認しました。
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