明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



夜中にYouTubeを観ているとキリがない。よく把握していないのだが、次々観ていくうち、あらぬ方向にいってしまう。トム・ジョーンズとジャニス・ジョプリンの予想外の共演や、ジェフ・ベックのライブを観ているうち、海外のどこの誰か知らない一般人が、ジェフ・ベックのジェフズ・ブギーを、一人カメラに向かい、自室で演奏している映像が沢山あった。昔から、高校の学園祭でも、誰かしらやっていた曲である。考えることが、皆同じ、というところが面白い。
どこをどう彷徨ったか、気がついたら、渥美マリの『可愛い悪魔』を聴いていた。渥美マリといえば、大映のいわゆる“軟体動物シリーズ”などで知られる、70年代のセックスシンボルだが、あれだけ妄想を搔き立てたシリーズも、今のTVでノーカット放映も可能な程度のハレンチさであろう。無性に他の曲も聴いてみたくなり、夜中にアマゾンにCDを注文。本日昼前に届いた。便利になったものである。内容はというとアルバム『夜のためいき』に6曲足したものらしい。カバー曲が多く、ムード歌謡のオンパレードである。昔8トラックテープというものがあったのを思い出すが、和製ブリジット・バルドーと称されたコケティッシュな魅力では『可愛い悪魔』が突出しており、残念ながらこれを超える曲はなかった。アナログ・シングル盤の『可愛い悪魔 c/w 真夜中のテラス』 (1970年) は日本初のヌードジャケットレコードとして話題になったらしいが、当然私は持っているのであった。

01/07~06/10の雑記
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