崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

春抜き

2012年04月25日 06時00分34秒 | エッセイ
 ここ下関に桜が咲いた時は暴風と雨で寒く、春と感じたのはたった2,3日、昨日いきなり25度に急上昇して初夏になった。ここに住んでから春は抜きとなり、四季ではなく、三季としかいえない。世界的には雨季と乾季だけなど二季の国が多い。日本も二季に向っているかなと感じるこのころである。しかしここだけを見て考えることは控えなければならない。東北地方では今、桜の花見をしているところがあるからである。
 春がないことは惜しい。春は人を刺激する。迎春、春風、春画、青春などの「春」は原動力になっている。電光石火のような短い春を大切にしたかった。桜の花の次は、つつじ、藤など、そして「新緑」、ピンク、赤色から紫、緑へ自然はかわる。人も変わる。

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