崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

狗留孫山

2017年06月25日 05時07分54秒 | 日記

 朝の散歩1キロ、昼からは雨の中で登山路1.5キロを歩いた。秦穴拳壱氏の案内で行くつもりだったが時間合わせが難しく家内との登山であった。最近では一番きつい運動になった。密林の中の細道を走るのは怖く、スリル感があった。昼食するところがないかもしれないと不安を強くしている時「重兵衛茶屋」を発見。嬉しくソバを食べることができた。そこからアスファルトの道は駐車場まで。そこから傘をさして歩き始めた。郵便屋さんに出会ってそこまでの距離を聞くと15分位といい、食堂の女性は1時間、案内情報では25分と書いている。私には1時間かかった。目的地は下関市にある標高616.3mの狗留孫山(くるそんざん)である。八合目に古刹修禅寺がある。住職蓮住信慶氏夫妻が温かく迎えてくれた。
 戦争末期に出征した人の平安武運長久を祈って奉納した写真を見せていただいた。元々8000枚ほどあったが親族に戻してあげて、今は3000枚ほど残っている。下関をはじめ福岡、大阪、東京、朝鮮半島、中国から本人や家族が奉納したものである。秦穴拳壱氏と
読売新聞西部本社の福岡編集部がデータベースとされていると聞く。すでに展示会も行い、市民に情報が伝わっている。去年8月30日読売新聞には二人の親族のインタビュー記事も載っている。私としてはそれらを以て整理、分析し、資料集を作りたい。まず研究所で住職と秦穴氏のお話を聞く、講演会を行いたい、その旨、私の希望を申し上げた。帰りの道で偶然、田中絹代の映画関係者の河波茅子氏宅の前を通り、ノックしてみたが留守。名刺を戸口に挟んでおいての帰路はまだまだ雨中の道であった。 


 



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