崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

意外な出会い

2013年03月28日 05時10分14秒 | エッセイ
 下関でも桜の満開宣言がされてもまだ寒い。中国新聞の伊東氏からこの寒さを花冷えという日本語を教えていただいた。花が咲いてからの寒さを指す言葉であり、韓国語のコッセンチュイは花を咲かせない寒さを指す言葉で、日韓において開花の前後の寒さを指すことが異なることを知った。我がマンションの大きい桜はまだ3,4分咲き、まだ寒い。
 下船時間より早めに下関港に着いた。韓国からの留学生18人を迎えるために立っていた。そこで小倉教会の朱文洪牧師一行に会った。彼の引率で韓国歴史探訪団、豊臣朝鮮侵略歴史に関する資料以って旅行したという。彼らと別れの挨拶をしてしばらくして留学生たちが現れた。荷物は大きく重い。広島大学時代の私の博士課程の学生であった黄氏の娘が含まれていた。小学生の時わが家で大みそかを過ごし、新年初日の出も見た家族たちとの思い出がよみがえり感動的であった。ただ彼女は前髪が長く、顔が半分しか見えないファッションであって残念であった(写真下)。
 彼らを大型車で大学寮に案内後、私は東京からのお客さんを紹介された。魚井氏と大学創立者らと談話が長く続いた(写真左端から櫛田学長、魚井、先代理事長)。魚井氏は、ノルウェイのナイト(Knight)の称号を持っている方で、水産業系の大物人物であるということが察知できた。彼の話で原子力発展に努力していること、特に驚いたことは父親の女性関係など世俗的な、あるいはそれを超越した話が延々と続いた。この面白い話が漫画になっていると言うので読みたくなった。ネットによると魚井一生氏は1933年生まれ、ノルウェー王国第一功労ナイトであり、東京工業大学で「原子力への期待」と題して講演された方である。

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