崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

本当の未来

2008年11月20日 06時40分00秒 | エッセイ
 県立広島大学の上水流氏と台湾中央研究院の黄智慧氏が下関に来てくれて再来年1月台湾での学会の日程など打ち合わせ会を行った。その直後山口大学の来年11月28日のシンポのパネラーの予定も決まった。台湾の黄智慧氏は10歳の息子の絵個展のパンフレットを持ってきて見せた。早速それをもってウィミョンオン氏の個展に案内した。日清講和条約記念館も案内した。台湾からの観光客が満員である。彼らは縁のあるところを観光しているようである。
 黄氏の10歳の息子の将来に期待する。1年数か月の先の予定などを準備しながらあまりにも気が早いのではないかと思った。「日本人は準備には強い。しかし現場に弱い」といわれている。台湾の夏は暑く、秋は台風が多く、冬に日程を決めようとする。この「先」、将来、未来の話が主であった昨日である。自分の墓や寿衣を準備する人もいる。個人としてはそれが一番未来の終点であろう。しかしそれも新しい出発点にするのが本当の希望であろう。

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