崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

東亜大学校の韓錫政総長講演

2017年11月12日 05時30分56秒 | 講義

 人を迎える時は「花嫁を迎える気持ちで」というのが聖書にある。「地域に生きる、グロバールに生きる大学」という学長の挨拶に続いて、私は釜山の東亜大学校の総長一行を朝鮮通信使を迎える気持ちであると前置きして、韓錫政総長を紹介した。彼はソウル大学で国文学、アメリカシカゴ大学で社会学、満洲国に関する研究で博士号を取られた方である。博学、教養、歌、スポーツ(ボクシング)など多方面で活躍されておられる。「満洲」は日本の植民地の中で一番短い、「幻の歴史」といわれる。下関と釜山の往来、日本が大陸へ進出、当時、多くの朝鮮人も開拓移民し、彼らが戦後の韓国近代化に貢献した話、特に朴正熙大統領時代の話、読み上げ式ではあっても意味深く、感動的であった。新鮮な話であった。教職員と市民、学生が参加して楽しんだ。