キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

立春の夕べ

2008年02月06日 | Weblog
まだらに雪が残る夕暮れ時、寒さを防ぐために燗酒を胃の腑へ流し込んで暖を取ろうと、足は自ずから宇多がわに向かい、立春を迎えた今河豚もそろそろ終わりとなれば肴にと親方に頼むのも自然な流れ、経木に書かれたメニューを見ればこれまた終わりも近い氷見の寒鰤、愛知の鳥貝が冬の肴に混じって春を告げ、二本までと決めた銚子はそんなものでは当然足りず、五本までは記憶にあるが一体幾ら飲んだものか、気が付けばクエと蕪の煮つけが目の前にあり、酒はとどまるところを知らず胃に腑に流れ込んでゆく、ああ今年も春は巡り来る。

吉田町の宇多がわから都橋を渡り野毛の街へ、酒を楽しんだあとは心の呵責を晴らすためにワインを求めて徘徊したのですが、立春の夜を過すのにピッタリと来るワインをメニューにしている店が無く、一足早い春が店内に漂っている沖縄料理店に侵入、島らっきょうに豆腐チャンプルを肴に渡難をいただきました。60度というアルコールを感じさせない甘味と奥行きのある味わいは泡盛の中の泡盛に相応しい風格。難を渡るという名前も良いですね。困難があった時には、こいつを引っ掛ければ気が晴れる。気が晴れさえすれば多少の困難などものかわ、沖縄の人達は実に良い酒を持っておりますねえ。
コメント
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