キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

茹で南京豆の法則

2008年02月28日 | Weblog
姪の結婚式が沼津であり、お迎えのバスに乗って出かけました。伊豆の山々を越えた遠いところと思っておりましたが、東名高速で旧東海道線とほぼ同じルートで箱根山を迂回して走ると、意外に近く小一時間で到着しました。車で出かけるときは何時も箱根か伊豆までで中々沼津まで直接出かけることが無く、近いもんだなあと認識を新にいたしました。

茹で南京豆分布の法則に従いますと、沼津辺りの人達は大変温厚で結構な人柄、とても好ましい土地として認識しております。気候が温暖なところでは、南京豆が栽培されており、産地の人達は掘りたての南京豆の泥を落として殻ごと茹でて食べる風習があります。最近では色々なところでこの茹で南京豆が出されますが、一昔前までは、鹿児島、静岡県西部、湘南辺りがこれを食する特異的な地域で、この辺り出身のかたが料理屋、スナック、バー、クラブなどやっておられるとつまみに出される事があり、お里が分かり話が弾んだものです。この茹で南京豆は掘ってから時間がたつと豆が硬くなり、豆の良し悪し、茹で方の稚拙より何よりも、掘ったら直に茹で上げる事に仕上がりの良否が掛かっている一品です。

茹で南京豆の地域は気候が温暖で南に海があり、魚貝類や農産物が豊富で豊か、生活に困る事が無く、人柄が温厚でお人好し、裏を返せば騙されやすく、忍耐我慢が不得手、お気軽な性格になりがちです。静岡県西部と湘南では大人物が輩出しないという共通点があります。しかし鹿児島だけは何故か西郷隆盛、大久保利通を出していて、都から遠いことがその要因ではないのかなと密かに思ってます。まあ物事には例外があるもので、ましてや私が勝手に唱えている茹で南京豆理論、確たる裏づけがあるわけではありません。それでも可愛い姪が沼津へ嫁に行ったことを、それほど不安に思わずに済むのは、この“茹で南京豆を食べる土地に悪人無し”というインチキ理論に負っているところが大なのです。

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