プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★法律用語の難解さ

2017-03-31 16:40:25 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日、仕上げた答弁書を携えて、金沢地裁民事部を訪ねた。

 担当書記官が、答弁書をチェックしている間、不気味な静けさが漂った。奥のデスクからホッチキスを持ってきて、「正副二通をとめて下さい。」と言われ、形式的な不備はないと安堵した。

 たかだか2ページしかない答弁書を作成するのに、長時間を要し、法律用語の難解さを再認識した。

 例えば、「推定、推量、推測」、「認容と容認」、「思料と思慮」等々、かなりシビアに使い分けたつもりだが、裁判官や弁護士に私の思いが正確に伝わるかどうか、今もなお、不安が払しょくできない。

 ついては、日本の民事訴訟は、書面主義なので、準備書面のやり取り(一回目だけ答弁書と呼称)で、裁判が進行する。ましてや、地方裁判所での代理人は弁護士に限定され、原告には、二人の弁護士がついているので、法律の専門家が読むレベルに合わせないと、裁判が進行しない。

 5月の第一回口頭弁論期日には、30数年ぶりに法廷に入る。ぼけ老人の頭には、良い刺激になると、心地よい緊張感に包まれている。

★忙しいと心が滅ぶ

2017-03-30 10:13:38 | 日記・エッセイ・コラム
 「忙しい」とは、「心が滅ぶ」と書くように、裁判所から送達された「訴状」に対する答弁書を完成させるまで、ブログを更新する気分になれなかった。

 争訟内容は、私の祖祖父が所有していた土地を長年にわたり、不法占有していた人が、取得時効を主張して、所有権の移転登記を求めたもので、私も共同相続人の一人として、被告に名前を連ねた。

 存在すら知らなかった土地なので、答弁書を提出せず、期日も欠席し、判決に従おうと思ったのだが、「被告人」の三文字に抵抗を感じた。

 30数年前、企業法務に携わった当時の古い法律用語を思い返しながら、ワープロ作業で仕上げた。当時は、手書き時代で、何度も、何度も加筆訂正した辛い日々がよみがえり、隔世の感を強く感じる。

★北陸新幹線開業効果

2017-03-26 09:21:46 | 日記・エッセイ・コラム
 北陸新幹線の金沢開業から2年。金沢以南の大阪までの全ルートも決定した。

 19日の足羽川マラソンの帰り、福井駅前のロータリー周辺の光景や、整然としたビル群を眺めていたら、新幹線開通後の姿が目に浮かんだ。

 3連休の中日の日曜日とあって、駅前広場では華やかなイベントが開催され、恐竜のオブジェ前で写真を撮る人達などで賑わいをみせる横で、駅の整備事業が着々と進行していた。

 新幹線が開通する時期は、まだ先のことだが、福井駅や粟原温泉駅は、永平寺や大野城、東尋坊、丸岡城などの全国的にも知られる観光名所へのアクセスの起点となるので、ポテンシャルが極めて高く、地元の期待の高さをひしひしと感じた。
★北陸新幹線の効果?
 3月20日の「第4回足羽川ふれあいマラソン」大会当日、金沢7時15分発の特急サンダーバードに乗ろうとしたら、指定席がとれなかった。ほかの時間帯を含め、午前中は満席状態だった。......

★子供の警戒心

2017-03-25 15:33:57 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日の午後、外出しようと玄関を出たら、小学生らしい男の子から「この近所に○○さんという家ありませんか?」と、声をかけられた。

 「おじさんの知ってる○○さんは、この近くで3軒あるけど、住所分かるかな?」と訊くと、「よこがわ」と答えたが、「何丁目?」と尋ねると、首を横に振った。

 横川は、1~8丁目まであり、世帯数で3,000近い。「ほかに何かわかることは?」と訊くと、「玄関に黄色と黒色の模様の自転車が置いてある」と答えたが、心当たりはなかった。

 話し声を聞いた妻が顔を出して、「ボクはどこの学校?」と訊いた。「みうま小学校」というので、私の知っている3軒は違うと分かった。

 横川は、学区が混在しており、対象エリアが絞られたが、「はて、どうしたものか」と困惑していた時、黄色と黒の自転車に乗った男の子が、遠くから走ってきた。

 最近、「知らない人と話さないように」と、教える先生がいるそうだが、もう少し、正確を期してほしい。大人と子供の警戒心の違いをいろいろ考えさせられた一件だった。

★窮鼠猫を噛む?

2017-03-24 09:02:19 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日の籠池氏の証人喚問は、予想通りの展開で、寄ってたかって、一人を悪者に仕立て上げて、幕引きを図る謀略が明白になった。同時に、高度情報社会におけるイメージ戦略の怖さを感じる。

 政治権力を利用して這い上がり、見捨てられた籠池氏。四面楚歌になった状況を、身から出た錆という気になれない。

 翻って考えれば、民間人を「参考人」として国会へ呼ぶことに慎重だった自民党が、一転して、「証人喚問」に打って出た一事をもってしても、すでに、用意周到な筋書きが描かれていたに違いない。

 さらに、今日の参院予算委員会には、民間人よりも重い責任が求められる財務省の官僚2人を「参考人」として呼ぶ扱いの違いに、その思いが強くなる。

 また、総理夫人や大阪府知事のほか、名指しされた国会議員等が、facebookやマスコミを通じて、全面否定のコメントを出している現実。

 窮地に追い込まれた籠池氏が、開き直って「窮鼠猫を噛む」状況だが、天と地ほど、当事者の言い分が食い違う以上、同じ土俵に上がり、戦うべきだ。安倍総理ほかの関係者が、名誉棄損や侮辱罪で告訴・告発しない寛容さも異様で、解せない。