プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★衆院選の期日前投票

2021-10-31 07:30:23 | 日記・エッセイ・コラム
 第49回衆院選の投票日と金沢マラソンの開催日が重なり、混雑が予想されたので、期日前投票に行った時のことだった。

 新型コロナの感染対策のため、手間がかかり、長い列が出来ていたが、同時に、関心の高さも感じた。

 投票を済ませて帰宅したら、「選挙公報」が投げ込まれており、ごみ箱直行になった。これは、毎回のことで、実に嘆かわしい。

 ついては、「選挙公報」には二種類あって、自治体の選挙では、作成を省略できるが、国政選挙の場合、義務付けられている。

 2003年に期日前投票制度が導入されて以来、選管では、投票率向上対策として、投票所を増設したり、足を確保することに熱心だが、肝心の公報が投票後に届いたのでは、本末転倒だ。

 一回の衆議院選挙にかかる費用は、約600億円と言われ、「選挙公報」の作成・配布費用も、当然、含まれる。せめて、投票率が高ければ、救いに、、、。

★リニアの崩落事故

2021-10-30 07:01:26 | 日記・エッセイ・コラム
 岐阜県中津川市のリニア新幹線のトンネル工事現場で、ついに作業員の死亡事故が発生した。

 静岡県では、南アルプスのトンネル工事で、大井川の水量が減少したり、自然環境が破壊されることを危惧した住民訴訟の最中に、痛ましい事故が起きた。

 つい先日、黒部ダムのレストハウス横の「破砕水の湧水」を飲んだばかりなので、複雑な思いがする。
毎秒660ℓの冷たい地下水と土砂が噴き出し、171人もの殉職者を出した破砕帯の事故だった。

 トンネルバスで、破砕帯を通るたびに、石原裕次郎と三船敏郎の製作・主演による映画「黒部の太陽」のワン・シーンを思い出す。

 日本では、山林が国土面積の三分の二を占めるので、開発と自然環境保全との兼ね合いが極めて難しい。リニア新幹線工事の事故は、安全対策が十分だったかどうかを問われる。

★ちんたら旅(後編):山手線

2021-10-29 07:41:42 | 日記・エッセイ・コラム
 佐々木新一のヒット曲「あの娘たずねて」(1966年)を知る人は、今では少ないが、「花の東京のどまんなか ぐるり回るは山手線」と聞けば、「ハハーン、あの歌か」と思い出す人もいる筈だ。

 40年ほど前、東京勤務だった当時のことだが、職場の仲間と運動不足を解消するため、週一回、プールへ行こうと思い立った時、この歌を思い出した。

 私が世話役になって、目標を「山手線一周(約34.5㎞)を泳ぎ切る」とし、泳いだ後の反省会で飲む量を「泳いだ距離」と決めた。

 運動後に飲むビールは、格別に美味い。泳ぐ距離見合いなので、みんな真剣(?)だった。逆に、飲めない私には、好都合なルールでもあった。

 同僚から「ずるい」と咎められたが、飲む量が少なくても、みんなと同じように、いい気分を味わった。

 3年間で目標を達成できずに転勤になった。当時、暗記した山手線の駅名も、今では正確に言えない。

★ちんたら旅(前編):横須賀線

2021-10-28 08:01:37 | 日記・エッセイ・コラム
 JR東日本の車内誌「トランヴェール」10月号の巻頭エッセイ「旅のつばくろ」(沢木耕太郎作)のタイトルは、「衣笠」だった。

 野球選手の名前が、頭に浮かんだが、実は、JR横須賀線の終着駅「久里浜」の一つ手前の駅名だった。

 作者が、故小沢昭一の著書「東海道ちんたら旅」に倣い、通いなれた横須賀線版を作ろうとしたら、衣笠駅を知らなかったというエピソードを綴っていた。

 私も新婚時代、大船に住んでいたので、横須賀線に馴染みがある。会社が新橋と有楽町の中間だったので、横須賀線と東海道線を気分で使い分けていた。

 また、叔母さんの家が北鎌倉だったので、鎌倉や逗子、横須賀へは行ったが、「衣笠駅」に降りたことが無かった。よく利用する電車やバスでも、用事が無ければ関心がない。人間の生活範囲とは、狭いものだ。

★立山黒部アルペンルート(番外編):VSスイス

2021-10-27 07:50:45 | 日記・エッセイ・コラム
 雪をかぶった北アルプスの山々を見ているうちに、20年ほど前にスイスのトレッキング・ツアーに参加した時の思い出が蘇った。

 マッターホルン観光拠点のツェルマット からアプト式登山鉄道で、標高3,089mにある終着駅ゴルナーグラートに着くと、ドム(4,545m)やヴァイスホルン(4,505m)、リンプフィッシュホルン(4,199m)等々、4,000m級の山々が、展望台を取り囲むように聳えていて、目を見張った。

 下りは、リッフェル湖に映りこむ「逆さマッターホルン」を目に焼き付け、高山植物を観察しながらのハイキングを満喫した。

 翌日、クライネ シャイデック駅へ移動し、登山電車で、標高3,454mのユングフラウヨッホ駅へ。アレッチ氷河とアイスパレスを見物した後、標高3,571mのスフィンクス展望台に上る高速エレベーターで高山病に罹り、それ以降、登山をやめた。

 立山黒部アルペンルートは、スケールでスイスに及ばないが、立山三山をはじめ、薬師岳や剣岳、鹿島槍等々の北アルプスの主峰と紅葉を同時に見物した後、温泉に浸かれば、スイス以上の贅沢気分になる。