プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★日豪の感染者数比較

2021-04-30 08:19:35 | 日記・エッセイ・コラム
 ニュージーランドでは、昨年の6月8日に「新型コロナ一掃」宣言が出された。

 「102日連続ゼロ」が続いたので、首相が決断したのだが、その後、オークランドで、4人の「経路不明者」が出たら、即刻、ロックダウンを断行した。

 この徹底的な対策が功を奏し、2020年10月22日にすべての規制が解除された。感染者数累計は、2021年4月25日現在で、2,601人に過ぎない。

 オーストラリアでも、ニュージーランドには及ばないが、平常の社会・経済活動に戻っている。

【新型コロナ感染者数の日豪比較】
    2020年3月   2020年4月  2021年4月 
 日本  約1,400人  約12,400人  約570,000人
 豪州  約4,000人  約 6,300人   約 30,000人

 わすか1カ月の間で、感染者数が逆転した原因は明白で、日本政府は、私権侵害の亡霊と決別すべきだ。

★トラベルバブル(番外編)

2021-04-29 08:18:59 | 日記・エッセイ・コラム
 NZLとAUS間のトラベルバブルが始まった翌日の4月20日、オークランド国際空港で働く清掃員が、新型コロナウイルスに感染したが、アーダーン首相は、「トラベルバブル」には影響しないと明言した。

 清掃員が感染リスクの高い「レッドゾーン」の国々から到着する飛行機の担当だったからで、想定内のケースとして、トラベルバブルを中止せずに対処可能だと説明した。

 ニュージーランドでは、感染者が1人でも、濃厚接触者や感染経路を徹底的に調査し、拡大リスクがあれば、即刻、ロックダウンを断行する。

 しかし、感染を封じ込める可能性があれば、冷静に対処するシステムが定着している。目標と手段が明確なので、国民も全幅の信頼を寄せる。

 私には、日本政府が、どうしてメリハリの利いた対策を実行出来ないのかが解せない。

★トラベルバブル(後編)

2021-04-28 08:12:59 | 日記・エッセイ・コラム
 「トラベルバブル」とは、ニュージーランドのアーダーン首相がロックダウンに踏み切った際、国民に対して、”Stay in your bubble”と説明したことに由来しているようだ。

 東京都知事が使う”Stay home”は、同じ意味でも孤独感があるが、バブルだと「ふわふわした泡の中で家族一緒に過ごす」ぬくもりを感じ、安心できる。

 その発展形が「トラベルバブル」で、ニュージーランドとオーストラリアが、同じ泡の中で、共同体として進むことを表現しており、日本の「go toトラベル」とは、全く異質だ。

 忘れてならないのは、トラベルバブルが実現した背景には、両国政府の徹底的なコロナ対策がある。日本のような対策を続ける限り、普通に海外旅行が出来るようになる日は、程遠い。"(-""-)"

★トラベルバブル(前編)

2021-04-27 08:08:14 | 日記・エッセイ・コラム
 4月22日、パースに住む娘から届いたメールによると、4月19日からオーストラリアとニュージーランド間の旅行が、隔離なしの相互一般渡航を認める「トラベルバブル」が実現した。

 ニュージーランド政府が、オーストラリア国内の新規感染状況をみて、「一時停止」や「中止」の措置をとるとの条件付きだが、娘は、夫君の実家ダニーデンへの旅行が可能になったと喜んでいた。

 メールが届いた3日後、インド発の変異株に対する措置で、「トラベルバブル」が一時中止になりそうなので、旅行をとりやめたと電話をかけてきた。

 日本政府の新型コロナ対策が、批判される原因の一つに、あいまいさとスピード不足が挙げられるが、日豪の違いを再認識させられる。

 新型コロナの緊急事態宣言の都度、問題になる「私権の制限」問題について、政府も国民も真剣に議論すべき時期に来ていると思う。

★流浪ビジネス

2021-04-26 08:35:45 | 日記・エッセイ・コラム
 「都会を出て暮らそうよ」や「ポツンと一軒家」等々、田舎暮らしの良さを取り上げたTV番組が高視聴率を上げているそうだが、背景に、新型コロナからの逃避行が垣間見え、侘しい。

 若い世代に人気のグランピングやベランピングは、手軽にアウトドア気分を満喫する点が売りだが、最近、リモートワークやワーケーションの発展形として、ニッチなビジネスが誕生している。

 スキームは、運営会社が、全国各地の空き家や別荘を所有者から借り上げ、リフォームして提供するもので、別荘やホテルをシェアする会員制のリゾートクラブよりも安価な点が魅力となっている。

 自然環境に恵まれた施設で過ごせるので、注目を浴びているようだが、キャンプ場や野営地でのごみや騒音問題などと同様で、利用者の良識を求めたい。