プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★防犯に決め手なし(後編)

2019-05-31 07:55:53 | 日記・エッセイ・コラム
 知り合いの町内会長が、「スクール・サポート隊」のボランティア集めに苦労している。

 子供がいる家庭では、仕事を理由に話に乗って貰えないし、高齢者には、気候の良い季節は、引き受けてもらえるが、冬場の寒い時期は尻込みされる。

 そこで、一計を案じ、中年層を町内会行事に参加させ、協力を取り付けようと小グループの親睦会を開いたが、思うように人が集まらなかったと嘆いた。 

 元教師だった町会長は、子供がいる家庭の人が、月に一度で良いから、スクール・サポート隊に参加して、ボランティアの苦労を体験して欲しいと言った。

 仕事を理由に、我が子を他人まかせにする考え方は、子供のいない夫婦や独身者には、決して受け入れられない。「安全は自らの手で」が基本と心得たい。

★防犯に決め手なし(前編)

2019-05-30 07:57:29 | 日記・エッセイ・コラム
 東京・登戸で、小学生17人と、大人2人の合計19人が男に包丁襲われ、2人死亡した「通り魔殺人事件」は、いつどこで起きるかもしれず、痛ましい。

 防犯の専門家から色々な意見が出されているが、犯人が死亡したので、動機の解明が難しく、決め手を欠くことになる。

 集団登校やサポート隊、或いは、スクールバスの乗降場所の変更等、今まで以上に人や設備を充実させても、完全な対策を講じることは不可能に近い。

 孫が通う学校では、登下校の送迎は親の責任になっている。日本では、行政や地域社会に頼り切っていないかを問い直す必要性を感じている。
 

★「おもてなし」よりルールを守れ!

2019-05-29 08:16:44 | 日記・エッセイ・コラム
 最近、高齢ドライバーの運転事故が取り沙汰されるが、「○○走り」と称されるように、年齢に関係なく、全国各地でルールを逸脱した運転が横行している。

 外国並みに違反厳罰主義を徹底しない行政の姿勢が、社会秩序を乱す風潮に拍車をかける。

 外国人観光客が、日本を居心地よく感じる背景に、ルールに対する甘い認識が通用する点があげられる。

 お手本を示すべき日本人が、平気でルールを破れば、咎められた外国人は、「日本人もやっている」と口にするのも当たり前だ。

 馬鹿の一つ覚えみたいに「お・も・て・な・し」と言う前に、ルールを守る基本を忘れたくないものだ。 
★日豪文化の違い:孫が見た交通マナー
 体験入学するF小学校まで、2㎞以上離れているので、通学ルート確認を兼ねて、孫と一緒に歩いてみたら、危険なことが浮き彫りになった。 まず、狭い歩道を自転車が走り、歩行者が安心し......

★束の間の幸せ

2019-05-28 07:51:07 | 日記・エッセイ・コラム
 子供が孫を連れて実家へ帰省する光景は見慣れているが、我が家の裏の家は逆のようで、時折り、孫を訪ねて来るジジババの嬉しそうな声が響く。

 一年に一度すら会う機会が無い我が家にとって、毎月のように、他県ナンバーを付けたキャンピング・カーが停まっているのを羨ましく感じる。

 連日のうだるような暑さに見舞われているが、庭先にビニール・プールをセットして水遊びに興じる孫を眺めるジジババの笑顔は幸せいっぱいだ。

 政府が進めようとしている「公助から自助」の時期が来るまで、幼子たちの幸せな時間が少しでも長続きするようにと願う。
★体験入学で孫が得たものは?
 孫の体験入学も、今日24日の運動会をもって終了する。昨夜の雨で雨天順延を覚悟していたが、「予定通り、実施する」旨の連絡を貰い、孫のはしゃぐ声が狭い家一杯に響いた。 ジジババは......

★内閣高支持率の影で(後編)

2019-05-27 08:30:56 | 日記・エッセイ・コラム
 先般、金融庁が、「人生100年時代」における長い老後を暮らすための「資産寿命」の指針案をまとめた。

 人生100年時代になると、国民生活を公的補助でカバーできず、個人の資産を取り崩して生きていくしかないとしており、無関心では済まされない内容だ。

 ちなみに、年金収入だけの高齢夫婦(夫65歳&妻60歳以上)では、月平均約5万円の赤字を自分の蓄えから取り崩しながら20~30年生きていくので、最低でも1,300~2,000万円が必要になると試算している。

 指針では、人生を①現役期、②定年退職前後、③高齢期に三区分し、各段階での資産寿命の延ばし方を示唆している。

 現役期は、つみたてNISAや、個人型の確定拠出年金を利用した資産形成、定年退職前後は、退職金の把握と活用方法、高齢期は、資産の計画的な取り崩しを考える必要があるとしている。

 政府が、公助の限界を認め、国民の自助努力を求めるということは、財政のひっ迫を意味し、極めて重い。今後、新たな金融商品が誕生するだろうが、政府に頼らずに生きて行くことを覚悟した方が無難だ。