電脳筆写『 心超臨界 』

人があきらめないと決心すれば
後は努力のみがその報酬を約束する
( ナポレオン・ヒル )

不都合な真実 歴史編 《 トロツキストがネオコンに――馬淵睦夫 》

2024-04-03 | 04-歴史・文化・社会
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トロツキーの思想を受け継いだ人々を「トロツキスト」と呼びます。彼らは最初は社会主義を世界に広めてワン・ワールドを実現しようとしていたのですが、次第に社会主義の看板を降ろし、替わりに「自由と民主主義」というアメリカの理念を看板にすげ替え、力ずくでグローバリズムを広め、ワン・ワールドを実現しようとし始めます。トロツキストがネオコンになったのです。


◆トロツキストがネオコンに――馬淵睦夫

『アメリカ大統領を操る黒幕』
( 馬淵睦夫、小学館 (2017/2/15)、p20 )

トランプの掲げる政策は、「グローバリズム(国際主義)こそ正義」とされてきたアメリカで、反グローバリズムを公然と掲げ、とりわけ第2次世界大戦後、アメリカという国を陰から支配してきたエスタブリッシュメント(支配階級)層に反旗を翻すものです。エスタブリッシュメント層とは、具体的に言えば、ウォールストリート(世界金融の中心の一つ)に巣くう国際金融資本や、外交、軍事に隠然たる影響力をもつネオコン(ネオコンサバティズム:新保守主義)と呼ばれる勢力などです。彼らは軍産複合体とも呼ばれることもありますが、一体化していると言ってもいいでしょう。

( 中略 → p70 )

ネオコンとは何かというと、その源流を探ると、1917年のロシア革命にまで遡ります。ロシア革命は、帝政ロシアが打ち倒されて社会主義国家が樹立された革命ですが、実は革命家のほとんどがロシアで迫害されていたユダヤ系の人物でした。その革命運動を資金的に支援したのが、日露戦争で日本を支援したドイツ生まれのヤコブ・シフというアメリカのユダヤ系銀行家や、イギリスのロスチャイルド家でした。

時系列で追っていくと、1904年に日露戦争が勃発しましたが、その当時、帝政ロシアはユダヤ人排斥主義をとり、「ポグロム」と呼ばれるユダヤ人迫害の嵐が吹き荒れていました。ヤコブ・シフやロスチャイルドら金融資本家は、敵対するロシア皇帝ニコライ2世を打倒するために、ロシアから資本を引き揚げ、内外のユダヤ人から資金を集めて日本の戦時国債を買い、日露戦争の戦費を支援したのです。

つまり、ユダヤ人にとって日露戦争は、民族として生き残るため、帝政ロシアを打ち倒す戦争の前哨戦だったのです。

そして、第1次世界大戦中、ロシア革命で、それら金融資本はウラジーミル・レーニンやレフ・トロツキーらを支援して、革命を成功させました。レーニンもトロツキーもユダヤ人です(レーニンは母方がユダヤ系)。

トロツキーは赤軍の創設者で、革命の内戦において大きな功績を挙げたので、ソビエト連邦樹立後は共産党政治局員として重要な地位に就きました。しかし、1924年にレーニンが死去すると、スターリンなど党内の主流派と対立。政争に負け、国外追放されました。

いくつかの国を経て、メキシコに亡命したトロツキーは、第4インターナショナルという活動組織を結成し、世界に社会主義を輸出するという世界革命論を唱え、国際運動を展開します。しかし、1940年にスターリンの放った刺客によって暗殺されました。

トロツキーの思想を受け継いだ人々を「トロツキスト」と呼びます。彼らは最初は社会主義を世界に広めてワン・ワールドを実現しようとしていたのですが、次第に社会主義の看板を降ろし、替わりに「自由と民主主義」というアメリカの理念を看板にすげ替え、力ずくでグローバリズムを広め、ワン・ワールドを実現しようとし始めます。

トロツキストがネオコンになったのです。
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