前回、1番目の長刀鉾~6番目の太子山までを下記ブログで紹介した。
祇園祭 前祭 山鉾巡行 on 2016-7-17 その1 1番目の長刀鉾~6番目の太子山
今回はこのシリーズの第2弾として7番目の四条傘鉾~12番目の保昌山の
山鉾巡行の様子を動画と写真で紹介します。
7番目 四条傘鉾
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/76/e52525c25a05ba734666ef9d0e517184.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/9c/2ae856d7f18d667f9b3064b57a3e65a9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/f9/7acbccae5d273ed4e6b705a1de21fa9f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/1f/3f95c33fa3a46baa60e9c92036e1c389.jpg)
上の4枚の写真は四条傘鉾の巡行です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/2e/53b3e1ec8041ba6cbea128c8f2090332.jpg)
上の写真はJR京都駅に展示されていた四条傘鉾のコーナー
古く応仁の乱以前に起源を持つが、明治4年以降途絶えていた傘鉾です。
昭和60年に本体が再興され、路上に飾るだけの「居祭(いまつり)」を続けて
いましたが、3年後に踊りと囃子が再現され完全復興した。復興にあたり
滋賀県滝樹神社に伝わる「ケンケト踊り」を参考に踊りと囃子が再現。棒振り踊
の構成は、棒振り2人と鉦、太鼓・ササラ各2人の計8人の子供からなります。
囃子に合わせ踊る様子は、綾傘鉾のそれとは印象が違っていて、実に味わい深い
8番目 占出山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/7a/2ed15f2b6ad0023be247eac55dfd22b6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/fe/60a930e32ad6ab75e443a2e614ce3617.jpg)
上の2枚の写真は占出山(うらでやま)の巡行です。
占出山の由来は神功皇后が鮎の釣れ具合で戦勝を占った日本書紀の話によります
このことから別名「鮎釣山(あゆつりやま)」とも呼ばれています。
神功皇后は安産の神として祀られ、占出山の巡行のくじ順が早い年はお産が軽いと
言い伝えられています。
前懸は日本三景より「宮島」、胴懸は日本三景より「松島」と「天橋立」の
美しい綴錦で復元新調されたものです。
9番目 月鉾
上の動画は月鉾の巡行の様子です
鉾頭に三日月を付け真木の「天王座」には月読尊を祀る。
屋根裏には、江戸中期を代表する画家、円山応挙作の“金地彩色草花図”、
天井裏には、岩城清右衛門作“源氏物語五十四帖扇面散図”、前掛けは、
17世紀インドムガール王朝時代の「メダリオン緞通」現在は同図柄の復元品
見送りは皆川月華作“黎明図”、また天水引には、円山応震下絵の“霊獣図刺繍”
左甚五郎作の白い兎の彫刻等すべてが豪華な装飾品で飾られています。
10番目 芦刈山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/62/9aecb436630359d5a2d255a96543fe2a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/01/16fc4b7d08716724384ff0b18f7f9858.jpg)
上の2枚の写真は芦刈山の巡行です
貧しさのため妻と離れて難波の浦で芦を刈る老翁が、やがて妻との再会をはたす
謡曲「芦刈」を題材にした山。御神体(人形)は天文6年(1537)七条仏師運慶
の流れをくむ康運作(墨銘あり)。御神体の衣装は天正17年(1589)銘をもち
重要文化財に指定されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/0e/bc0238e60ed1d0869cbf2e6194778843.jpg)
上の写真はJR京都駅に展示されていた芦刈山のコーナー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/4b/630ef6d697102c00b51439ea16bcb7e4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/dc/da217a713eafb918a8476c035629a59a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/1c/5ae730dc716e66c11ccad6b6a517f8bc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/89/ab56977bbcb8e02ba4cba96f10db8851.jpg)
上の4枚の写真芦刈山の出発前の様子です。
11番目 蟷螂山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/8e/0d98c77d1d1d8b3015419dcea4a1b7db.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/f3/923d7d20f38f4b11afc5acabea8757ab.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/51/62bcfdfc32e457e37a9ee876db91a70e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/87/b7eafa819c19c32076344cfdd06a4f38.jpg)
上の4枚の写真は蟷螂山(とうろうやま)の巡行です。
「かまきり山」とも呼ばれます。かまきりの羽や鎌が動くなど唯一の「からくり」
がほどこされています。
「蟷螂の斧を以て降車のわだちをふせがんと欲す」という中国の故事を題材とした山
前懸、胴懸、見送は共に羽田登喜男作の友禅染の作品
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/b0/963eef7638698066572ac4870037c54e.jpg)
上の写真はJR京都駅に展示されていた蟷螂山のコーナー
12番目 保昌山
上の動画は保昌山(ほしょうやま)の巡行の様子です。
保昌山の主人公は平井保昌(やすまさ)で藤原大納言元方の孫の到方(むねかた)
の子で武勇に優れ和歌も嗜む風流人である。平井保昌が和泉式部のために紫宸殿前の
紅梅を手折ってくる姿を表している。和泉式部との恋が成就したことで縁結びの
御利益があるとのこと。
明治初年までは「花盗人山」と呼ばれていたそうです。
本ブログの作成にあたり「京都 祇園祭のすべて」Ars BOOKS(下の写真)、
祇園祭宵山会議発行のリーフレット及びWikipediaを参照しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/6e/39e07092e9c83ec2431331dbdaf94e24.jpg)
祇園祭山鉾連合会のサイトに詳細な山鉾の解説をされていますのでリンク
させていただきました。(下記サイト)
http://www.gionmatsuri.or.jp/yamahoko/naginatahoko.html
京都の観光写真集には前祭23基、後祭10基の合計33基の山鉾の解説されています
リンクさせていただきました。(下記サイト)
http://kyoto-k.sakura.ne.jp/gion000.html#gionmaturi
祇園祭 前祭 山鉾巡行 on 2016-7-17 その1 1番目の長刀鉾~6番目の太子山
今回はこのシリーズの第2弾として7番目の四条傘鉾~12番目の保昌山の
山鉾巡行の様子を動画と写真で紹介します。
7番目 四条傘鉾
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/76/e52525c25a05ba734666ef9d0e517184.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/9c/2ae856d7f18d667f9b3064b57a3e65a9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/f9/7acbccae5d273ed4e6b705a1de21fa9f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/1f/3f95c33fa3a46baa60e9c92036e1c389.jpg)
上の4枚の写真は四条傘鉾の巡行です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/2e/53b3e1ec8041ba6cbea128c8f2090332.jpg)
上の写真はJR京都駅に展示されていた四条傘鉾のコーナー
古く応仁の乱以前に起源を持つが、明治4年以降途絶えていた傘鉾です。
昭和60年に本体が再興され、路上に飾るだけの「居祭(いまつり)」を続けて
いましたが、3年後に踊りと囃子が再現され完全復興した。復興にあたり
滋賀県滝樹神社に伝わる「ケンケト踊り」を参考に踊りと囃子が再現。棒振り踊
の構成は、棒振り2人と鉦、太鼓・ササラ各2人の計8人の子供からなります。
囃子に合わせ踊る様子は、綾傘鉾のそれとは印象が違っていて、実に味わい深い
8番目 占出山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/7a/2ed15f2b6ad0023be247eac55dfd22b6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/fe/60a930e32ad6ab75e443a2e614ce3617.jpg)
上の2枚の写真は占出山(うらでやま)の巡行です。
占出山の由来は神功皇后が鮎の釣れ具合で戦勝を占った日本書紀の話によります
このことから別名「鮎釣山(あゆつりやま)」とも呼ばれています。
神功皇后は安産の神として祀られ、占出山の巡行のくじ順が早い年はお産が軽いと
言い伝えられています。
前懸は日本三景より「宮島」、胴懸は日本三景より「松島」と「天橋立」の
美しい綴錦で復元新調されたものです。
9番目 月鉾
上の動画は月鉾の巡行の様子です
鉾頭に三日月を付け真木の「天王座」には月読尊を祀る。
屋根裏には、江戸中期を代表する画家、円山応挙作の“金地彩色草花図”、
天井裏には、岩城清右衛門作“源氏物語五十四帖扇面散図”、前掛けは、
17世紀インドムガール王朝時代の「メダリオン緞通」現在は同図柄の復元品
見送りは皆川月華作“黎明図”、また天水引には、円山応震下絵の“霊獣図刺繍”
左甚五郎作の白い兎の彫刻等すべてが豪華な装飾品で飾られています。
10番目 芦刈山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/62/9aecb436630359d5a2d255a96543fe2a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/01/16fc4b7d08716724384ff0b18f7f9858.jpg)
上の2枚の写真は芦刈山の巡行です
貧しさのため妻と離れて難波の浦で芦を刈る老翁が、やがて妻との再会をはたす
謡曲「芦刈」を題材にした山。御神体(人形)は天文6年(1537)七条仏師運慶
の流れをくむ康運作(墨銘あり)。御神体の衣装は天正17年(1589)銘をもち
重要文化財に指定されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/0e/bc0238e60ed1d0869cbf2e6194778843.jpg)
上の写真はJR京都駅に展示されていた芦刈山のコーナー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/4b/630ef6d697102c00b51439ea16bcb7e4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/dc/da217a713eafb918a8476c035629a59a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/1c/5ae730dc716e66c11ccad6b6a517f8bc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/89/ab56977bbcb8e02ba4cba96f10db8851.jpg)
上の4枚の写真芦刈山の出発前の様子です。
11番目 蟷螂山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/8e/0d98c77d1d1d8b3015419dcea4a1b7db.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/f3/923d7d20f38f4b11afc5acabea8757ab.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/51/62bcfdfc32e457e37a9ee876db91a70e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/87/b7eafa819c19c32076344cfdd06a4f38.jpg)
上の4枚の写真は蟷螂山(とうろうやま)の巡行です。
「かまきり山」とも呼ばれます。かまきりの羽や鎌が動くなど唯一の「からくり」
がほどこされています。
「蟷螂の斧を以て降車のわだちをふせがんと欲す」という中国の故事を題材とした山
前懸、胴懸、見送は共に羽田登喜男作の友禅染の作品
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/b0/963eef7638698066572ac4870037c54e.jpg)
上の写真はJR京都駅に展示されていた蟷螂山のコーナー
12番目 保昌山
上の動画は保昌山(ほしょうやま)の巡行の様子です。
保昌山の主人公は平井保昌(やすまさ)で藤原大納言元方の孫の到方(むねかた)
の子で武勇に優れ和歌も嗜む風流人である。平井保昌が和泉式部のために紫宸殿前の
紅梅を手折ってくる姿を表している。和泉式部との恋が成就したことで縁結びの
御利益があるとのこと。
明治初年までは「花盗人山」と呼ばれていたそうです。
本ブログの作成にあたり「京都 祇園祭のすべて」Ars BOOKS(下の写真)、
祇園祭宵山会議発行のリーフレット及びWikipediaを参照しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/6e/39e07092e9c83ec2431331dbdaf94e24.jpg)
祇園祭山鉾連合会のサイトに詳細な山鉾の解説をされていますのでリンク
させていただきました。(下記サイト)
http://www.gionmatsuri.or.jp/yamahoko/naginatahoko.html
京都の観光写真集には前祭23基、後祭10基の合計33基の山鉾の解説されています
リンクさせていただきました。(下記サイト)
http://kyoto-k.sakura.ne.jp/gion000.html#gionmaturi
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