震災後...世界一なる都市つくる 後藤新平ものがたり哉
1923年9月の大震災、そのころ東京は帝都と呼ばれていたんだ。
佐野碩の祖父でもある後藤新平の都市計画を巡る歴史ノンフィクション。
衛生局長だったときに相馬事件で5ケ月収監されたこともあったんだ。
台湾統治、満鉄総裁、東京市長を経たあとの、震災後の内務大臣&帝都復興院総裁の日々が熱く描かれる。
大杉栄が無心した逸話は、さすがに江上剛の世界にはでてこないな。
>後藤新平のところに借金に行ったとき、500円を借りるつもりがゴの発音が出ず、仕方なく300円と言ったというエピソードもある。