在特会「ネットと愛国」おいかけて 闇を描くは安田浩一
「ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて」 安田浩一 講談社
---- 備忘メモ ---------
286 広島。公安が笑顔で筆者を取り囲む。安全を守るためという名目。少しでも在特会メンバーと近づこうとすると身を乗り出すようにして彼らとの接触を拒む「安全を守る」というよりも取材妨害。
329 みんなから慕われている荒巻さんは、街宣を終えると参加者一人ひとりと握手して回るんです。そりゃ誰だって感激しますよ。そんなことされたら、家にも会社にも学校にも拠り所を持たない人間からすれば、なおさらですよね。自分を見てもらえる、そしていざとなれば助けてもらえるという安心感は、仲間になってみないとわからないかもしれませんけどね。←会員の声
325 在日韓国人が祖父でも会員か。イラン人の母親を持つエリヤスは「在特会だけが僕を日本人と認めてくれた」と。
328 在日コリアンの、お抱え映画監督。映画「血と骨」にもでてたって。歌声喫茶で「イムジン河」美声だと。矛盾うずまいてるなあ。
356 エピローグ 著者は羨ましかった、だと。うーむ。。
------------------------- 目次 --------------------------
- 在特会の誕生
過激な“市民団体”を率いる謎のリーダー・桜井誠の半生 - 会員の素顔と本音
ごくごく普通の若者たちは、なぜレイシストに豹変するのか - 犯罪というパフォーマンス
ついに逮捕者を出した「京都朝鮮学校妨害」「徳島県教組乱入」事件の真相 - 「反在日」組織のルーツ
「行動する保守」「新興ネット右翼」勢力の面々 - 「在日特権」の正体
「在日コリアン=特権階級」は本当か? - 離反する大人たち
暴走を続ける在特会に、かつての理解者や民族派は失望し、そして去っていく - リーダーの豹変と虚実
身内を取材したことで激怒した桜井は私に牙を向け始めた…… - 広がる標的(ターゲット)
反原発、パチンコ、フジテレビ……気に入らなければすべて「反日勢力」 - 在特会に加わる理由
擬似家族、承認欲求、人と人同士のつながり……みんな“何か”を求めている
みなさんとは政治的立場は正反対かもしれませんが、安田氏の本は大変感銘を受けました。
安田氏にインタビューした内容が一部掲載してありますので、興味があればお読みください
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00955
コメントありがとうございます。
参考にします。