「発情装置 新板」 上野千鶴子 岩波現代文庫
82年のデビュー作「セクシイ・ギャルの大研究」は衝撃的だった。
「女嫌い ニッポンのミソジニー」も発売当時に読んで感嘆したものだ。20年を経て再読して、あら、こんなに「おまんこ」いっぱいだったんだ(微笑)。
------------ 目次 緑字は千恵子メモ ----------------
1 おまんこがいっぱい(おまんこがいっぱい;セクシュアリティの地殻変動が起きている;もうひとりの毒婦;67飯島愛は自殺し、黒木香は自殺未遂し後遺障害を持って生き残った。壇蜜は、自ら毒をまわらせずに生き延びていけるだろうか?こじらせ女子の当事者研究―雨宮まみ『女子をこじらせて』文庫版のための解説84田中美津さんは40年も前にこう言ってのけた。「男に向けて尻尾をふるこの世の女という女はすべて永田洋子なのだ」)
2 性愛・この非対称的なもの(裸体の記号学―裸体の文化コードを読む;視線の政治学;オナニストの宿命;「セックスというお仕事」の困惑;想像を絶する大人達の抑圧)
3 “対”という病(恋愛病の時代;169恋愛病かあ恋愛テクノロジー;「恋愛」の誕生と挫折―北村透谷をめぐって;ベッドの中の戦場;“対”幻想を超えて)
4 “対”という実験(ジェンダーレス・ワールドの“愛”の実験―少年愛マンガをめぐって;究極の“対”)235なんとも大量の漫画を読んでると思ったら藤本由香里がダンボール箱で送ってたんだシスターフッド
5 グッバイ・ダディ(フロイトの間違い;DADDY’S GIRL;367ニキ・ド・サンファル存在する権利)