「無罪請負人 刑事弁護とは何か」 弘中惇一郎 角川新書
のっけから冤罪被害者のQさんの体験に、がつーん。
新書なので「さくさく」っと読めるが、中身は重い一冊。
---------------- 目次&備忘メモ -------------------------------------------------
序章 刑事弁護という仕事
10 返上「無罪請負人」 そう呼ばれることに強い抵抗 なるほど。
第1章 無罪判決まで - 郵便不正事件
42 毎日の接見
54 取り調べメモ廃棄の誤算
66 でた フロッピー前田 そして3人の責任に矮小化する「トカゲのしっぽ切り」
76 高野嘉雄弁護士
第2章 国策捜査の罠 - 小沢一郎と鈴木宗男
第3章 メディアとの攻防 - 薬害エイズ事件とロス疑惑事件
128 マスコミ主導の事件
144 530件の名誉棄損訴訟 三浦和義さんの本人訴訟の弟子が林眞須美さんだ
148 米国の標榜する「デュー・プロセス」は地に落ちた 日本政府は自国民を保護しない
第4章 弁護士が権力と手を結ぶとき
182 警察とともに被害者救済 薬害エイズ、消費者問題
186 安田好弘弁護士の逮捕
189 えっっ 宇都宮健児弁護士からの懲戒請求 そんなのありか?
208 偽装質屋事件
第5章 刑事司法の現実
217 人質司法 家族や部下という「人質」