「ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度」 ジョン・クラカワー 亜紀書房
宗教が人を殺すとき、モルモン教を描いた記録に刮目したジョン・クラカワーの最新作。
2010年からの、名門モンタナ大学アメリカンフットボール部の部員によって起こった複数の強姦事件。街ぜんたいがアメフト祭りなんだよ、一年中。
米国の民衆が大好きなスポーツ。その人気選手たち。被害者が加害者扱いされる? 攻撃が凄い。
被害者・加害者・検察・大学の調査部などにインタビューし、裁判記録をとった執念のノンフィクション。
大部であるが、読み応え充分。
33 レイプ・キットの検査 4時間もかかるんだ 実質的にもう一度強姦されたとアリソン
132 郡検察官が大学裁判所で、強姦青年を弁護 なんだそりゃ
226 GPS付き保釈 こーゆーのは日本も見習ったら?
266 強姦のあと、4度の上訴で無罪 なんか狡い
317 あのウルトラ女検事 退職して強姦青年の弁護人に めちゃくちゃ
446 ポー 再審を求める 司法取引したのに 狡い
462 検事-弁護士-郡検事 またもや変遷 選挙に勝って、ミズーラ郡検事に返り咲く なんだこれ
事実は小説より奇なり だけど普遍性ある実話