千恵子@詠む...................

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北朝鮮が危ないと連呼する安倍

2017年05月05日 | 

北朝鮮が危ないと連呼する安倍

いま北朝鮮は戦争に向けて一触即発の状態になっている。

安倍首相は、日本に対しサリンを載せてミサイルを発射するなどと発言。一方、先日のミサイル発射実験の時、東京メトロや北陸新幹線が一時運転を見合わせた。電車が止まるのだ(原発は止まらないけど)。
 
念のためおさらいすると、いわゆる朝鮮戦争は終わっていない。一九五三年七月に北朝鮮、中国軍の両軍と、国連軍を僭称する米軍との間で休戦協定を結んだだけ。つまり現在は停戦状態。
 
それが一触即発(これは中国が使った用語)にまで軍事的緊張が高まったのは、北朝鮮の持つ核兵器とミサイルの技術が問題となっているからだ。元自衛隊情報分析官は「着実にミサイル技術を向上」と指摘。
 
米国側は、空母カール・ヴィンソンを北朝鮮近辺海域に派遣して恫喝をかけ、沖縄・嘉手納基地で、北朝鮮を想定した大規模な戦闘出撃訓練を行なった。
 
日本メディアでは、韓米両国軍は有事の際に金正恩をはじめとする北朝鮮の指導部を排除する。米戦略側は、米国が「金正恩暗殺」「サイバー攻撃で北朝鮮を二時間で消滅させる」などという報道もあった。それは、韓米両国軍は有事の際に金正恩をはじめとする北朝鮮の指導部を排除する戦略を立てているからだ。排除というが、米国家安全保障会議は、金正恩の抹殺(斬首)など、暗殺も視野に入れている、という報じるメディアもあった。北は3月6日のミサイル発射実験で在日米軍基地を攻撃する意図を明確にした、という報道もあった。
 
米国も北も、烈しい応酬を繰り返し、とどまる様子はない。その一方で、日本政府も米国に同調。海上自衛隊が米国海軍と合流して緊張を高めている。
 
北は米軍艦隊の牽制として、空母攻撃用とみられる弾道ミサイルを発射するなど挑発を続けている。
 
5月1日、トランプは北の金正恩と「適切な状況下」であれば会談する用意があると発表した。この発表が関係改善にどうつながるかは予断を許さないが、一歩踏み込んだといえるかもしれない。
 
さて日本はどうなのか、リテラは「北朝鮮危機を煽っているのは世界中で日本の総理大臣だけ」との見出しで「安倍首相を筆頭に大臣がそろって『北朝鮮が危ない!』と連呼するから国民は戦々恐々としているのに、その当事者が(外遊で)日本にいない。これがすべての現実を表しているだろう」とし、森友問題から国民の目をそらすためだと指摘。安倍首相が仕組んだチキンレースに踊らされている、という茶番劇だったのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

クリエイティブ・コモンズにて、転載。救援連絡センター発行「救援」紙の、2面の連載コラムより  



 

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