「ウォッチメイカー」 ジェフリー・ディーヴァー 文春文庫
原題:The Cold Moon
ボーン・コレクターから始まる、四肢麻痺の天才肌・科学捜査専門家リンカーン・ライム。シリーズ第7弾。
シリーズ最高の人気となった本作。これを読んで、第一作に行ったひともいるようだ。
キネシクス分析のキャサリン・ダンス登場。証拠絶対主義者のライムは、訝っていたがキャサリンの手腕に納得していく。
ライムの指先が、ほんのすこし動くようになる。訓練と努力の賜物か。
副主人公アメリアは、尊敬していた警官でもある父が賄賂づけだったことを知り悩む。退職の決意までする。
前作で登場した新米警官が成長しているのも、うれしい。人物造形が、ほんとうに上手い。
これも前作だったか、キューバサンドイッチが出てきたが、今度はハバニーズ犬が登場。