にゃおん雑記

日々思ったこと、感じたことを綴っています

蝶の道行

2005年11月22日 | 日本舞踊
今日は「中村勘太郎 中村七之助 錦秋特別公演」に行ってまいりました。

一幕目「蝶の道行」は、二匹の蝶がゆらゆらと彷徨い
とても幻想的な雰囲気で始りました。
前半は七之助さん演じる小槇と勘太郎さん演じる助国が
在りし日の姿で楽しげに
素晴らしく美しく踊っていました。
途中、衣装の早変わりも素晴らしかった

そして、いつしか蝶の姿になった二人は冥途の旅へと…
現世では結ばれることが出来なかった二人は
狂い乱れる地獄の責めに合いつつも、力つきるまで羽ばたき続けるのです。
美しく哀しい物語を素晴らしい踊りで表現されてました。

二幕はスーツ姿も凛々しく「芸談」

四幕目は勘太郎さん七之助さんの男役女役が入れ代わっての
「団子売」
仲睦まじい夫婦の軽快な杵さばき!ついた餅を投げたりパフォーマンスが楽しい~~
中盤は肌脱ぎになりお福はお多福の面、杵造はひょっとこの面を付けての踊り!
ひょうきんで観ていると笑顔になってしまうほど楽しい!!
最後まで明るく楽しい踊りでした。

三幕目の「妹背山婦女庭訓 道行恋苧環」の踊りも素敵でした。

今日は素敵な時間を過ごせて幸せいっぱい……
本当に、ため息が出るほど美しい踊りでした。



コメント
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