當山 鉛筆デッサン
岩田です。梅雨ですがもう夏が近い感じもしてきますねー。
今回ご紹介しますのは土曜午後クラスにいらっしゃっています當山さんの作品。
こちらのデッサン皆さんもご存じの通りホーローポットの次に描く2枚目のデッサンですね。今回は、特にものの形をしっかりとることに意識を集中し進めていきました。
當山さん、デッサンが好きでご自身でもある程度のデッサン力を身に付けていることは分かっていつつもどうしても描き急いでしまったり、筆圧が強く、どんなモチーフも黒くなってしまうなどの悩みを持っていらっしゃったようです。
確かにレンガと卵のデッサン、ホーローポットのデッサンでは抱えていた問題が画面に顔を出し、形の精度にも甘い部分が露呈していました。
ところが今回の作品ではそうした問題点をご自身が非常に客観的に捉え、克服していこうとする姿勢が如実に表れているのです。
形もさることながらモチーフそれぞれの質感までも実に良く捉えています。洋ナシ、ワイングラスもしっかり描写しているんですが特にどっしりとした重量感を感じさせるワイン瓶は思わず目を凝らして見たくなってしまう程です。
いやーこれからの當山さん本当に楽しみ。よりハードルの高いモチーフを描いてもらおうかな・・。