オバラです。土曜日にも、球体関節人形がコマ送りになっている写真を数枚アップしましたが、初期アニメーションのようで楽しいでしょう?球体の関節は制約が多い為、自由自在に動かせるわけではありません。しかも本格的な球体関節人形(体の中は空洞で、関節同士がゴムで繋がっており、引っ張って動かす)ではないので、子どもの雑な扱いで関節のパーツが折れてしまったり、関節を作る場所がいい加減で立たなかったり、いつの間にか関節が粘土で埋まっていたり…とアクシデントが絶えない、難易度高レベル&修復するための残業時間超ロングな工作カリキュラムとなりました。
① ロボの設定を決め、設計図を描く
この段階で、関節を入れる場所を考え、先生に立つかどうか、図面上で判断してもらい、OK・ダメ出しをうける
低学年は粘土に色を練り込むので、設計図の段階で色も決定しておく
「これはメス。オスより強くて色もきれい。レア。」「じゃくてんはおなか。くすぐられると、さかさまになる。」「計算はとくいだけど、およげない。」など、「これ、自分の事?」と突っ込みどころ満載な設定が爆笑でした。
② 100均のレゴや、竹ひごを使い、大まかな骨組みを作る
コツは、腰と足首に関節を入れると、バランスが取りやすい
関節の入れる場所や、大きさ(高さ)によって、2足で立つか立たないか、すでに結果が出ます。もし立たなければ(この時点でも、後の工程でも)、しっぽや羽、武器、光線、三本足以上に増やす、など、作戦はいくらでもあります。
立体工作の面白い所は、最初に決めた通りにいかなくても、どうとでもなるところ。逆に、月並みなアイデアだったものが失敗し、それを直そうと工夫することで、予定していたより良いものに変化・進化するのが楽しい!人生と同じ!
③ レゴと竹ひごが分解しないように、マスキングで留める
簡単だと思った大人の方、ノンノン!関節まで巻いて曲がらなくしてしまう子、竹ひごと一緒に巻けない子、グルグル巻きにし過ぎて大きくなってしまう子、授業中に直しきれず残業〇〇時間…
④ 肉厚にしたい場所は、アルミホイルを巻き付け、上からまたマスキングテープを貼る
アルミホイルを多用しない為、設計図の上に重ねて置き、ボリュームを同じにする(大きくし過ぎると、関節が重さに耐えきれず開いてしまう)
関節にアルミホイルを巻いて曲がらなくしてしまう子、細長いから面白いフォルムだったのに豪快にデブデブにしてしまう子、授業中に手伝いきれず残業〇〇時間…
明日はサヤカ先生が、粘土を付けるところから続きを書きます。お楽しみに。