とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

東京国立博物館へ顔真卿展を見に行く

2019-01-27 16:24:50 | 音楽 美術

顔真卿の本物が見られるとは思わなかった。
もう二度とお目にかかることはないだろう。


ほとんど拝みに行くような感じだ。
朝一で行く。
着くともう中国の人達を含む列が伸びている。
チケットの販売は開館時間の9時30分からなので、事前の買っておいたほうがよいだろう。
祭姪文稿は、10分から15分待ちだった。
ただし立ち止まって見ているのは禁止なので、あれよあれよと過ぎてしまう。待ち時間中に解説文などの展示があるので、見たいポイントを頭に叩き込んでおいた方がよい。

顔真卿はもちろんだが、他にも超一級の書が並んでいるので、できるかぎり気になる書には、何回もトライして見るとよい。
懐素の自叙帖はほとんど神がかり的な書だ。巻物のように長い書が、自由闊達、且つ完璧な構成をもって書ききっている。(本物を見るとすごさが分かる)東洋美術の極みである。

祭姪文稿を見るには、顔真卿がこの書を書いた時代背景を理解しておくことが必要である。
安史の乱における顔真卿の行動は、すでに中国の大河ドラマだ。
一族30余名を失った顔真卿の心情はいかばかりであったか。

唐の太宗はひどい、いくら王義之のマニアだからと言って、蘭亭序を墓場まで持って行くことはないだろう。(マニアの悪い例だ)王義之の真筆が残っていないのは、一人で王義之の書をかき集めた太宗のせいだ。

図録も買った




これは館内唯一撮影可能なポイント

日吉のあたりを散歩する

2019-01-20 21:58:03 | 近所の旅
庭先の椿(岩根絞り)が咲いている。
今年の咲きだしはいつもより早いようだ。


どこからきたのかミツバチが一匹一生懸命花粉集めをしている。
品種によって咲きだしの時期が違うが、椿の花は、花の少ない時期に次々と咲き継ぐのでありがたい。

暖かいので日吉のあたりを散歩する。


金蔵寺は日吉の本来の中心地。
それでこの辺りを日吉本町という。
創建は平安時代、清和天皇の御代だ。


梵鐘は家康、秀忠の寄進と伝わる。




地下鉄日吉本町の先には上総層群王禅寺層の露頭がある。


私が小学生ぐらいの時には上総層群が露出している崖が沢山あった。
当時、上総層群という名前は知らなかったが、縄文時代に海進があってこの辺りは海だったということは知っていた。もっとも上総層群はもっとはるか昔の地層だが。
この地層の特定の場所から、貝の化石が出るので興味があった。


大っぴらにはあまり掘り返せないが、(崖が崩れるから)小学生の気楽さから(大人がやると警察に通報されてしまう)いくつか貝の化石のサンプルを取って来た。(正体不明な化石もあった。中学生になって、一度生物の先生の所に持っていったが、やはり分からなかった)
机の引き出しに大切にしまっていたのに今では何処に行ったのか分からなくなってしまった。

昨日は名古屋で結婚式だった

2019-01-20 08:30:50 | 日記
名古屋の結婚式に行ってきた。

結婚式にもハイテク化が進む。
宴会場の両サイドには、スクリーンが設置されていた。
これまでの二人の歴史が気の利いたプレゼンのようにセンス良く紹介される。
テレビ中継のような1カメさん、2カメさんの本格的なスタッフも式の様子を撮影する。

そしてこの後「へーそうなんだ」
秘密の県民ショー的イベントが始まる。

宴会の最後には、バイキング形式のデザートタイムがあった。
この辺も新鮮な体験。

この後、宴会場から場所を変え、バルコニーのような所に新郎新婦が再登場する。
花びらを新郎新婦に向かって投げる花まき?の後

出た、名古屋名物、新郎新婦によるお菓子まき。(本当にやっているとは思わなかった)
幸せいっぱい新郎新婦が、階段の上から下界の平々凡々の生活を送る友人や親類達に向かって菓子をまく。
それを嬉々として拾う人々。

新郎新婦がまいた菓子の中には当たりの菓子袋があり、拾った人は別にプレゼントがもらえるという二度おいしいおめでた企画
おまけの聖地名古屋らしい。

最後にまたまた、ソフトドリンクやおつまみなどをふるまう立食コーナーがありお開きとなった。

宴会からお開きまでを簡単にたどると。
式場に到着すると、花嫁花婿がしつらえたディスプレーが飾られた控室に通され、ウエルカムドリンクが提供される。
宴会の後のお菓子まきイベントに続き、さらにスパークリングワインやソフトドリンクおつまみなどが並ぶ立食パーティーがありお開きになる。

東京だと普通宴会一本だけだが、名古屋の披露宴は、シーンが4場面ほどに分かれており芸が細かい。

横浜市歴史博物館へ行ってきた

2019-01-14 21:43:45 | 日記
<文化財>
横浜市指定・登録 文化財展
木造随身座像 瀬戸神社(金沢区)鎌倉時代
(あうん像)
絹本著色仏涅槃図 宝生寺(南区)南北朝時代
紺紙金字法華経 法性寺(保土ヶ谷区)平安末期

当時はローカルな地域であった横浜だが、なかなか立派な文化財である。

<給食>
常設展のなかには横浜市の小学校の給食コーナーがある。

昭和39年の給食のレプリカと献立表が展示されている。
アルマイトのバイルに入った脱脂粉乳を飲んだのは、私たちが最後の世代と思われる。
脱脂粉乳は、よく鼻をつまんで飲んだとかの証言があるが、自分にはそんなイメージはない。
献立表を見ると、私らのころには脱脂粉乳にココナッツオイルを添加していたようだ。
ホットミルクだったので、飲むときには表面に膜がはっていた。
他は、クジラの肉、キャベツときゅうりと干しブドウのサラダにコッペパンだ。

<官軍>
せごどんこと西郷隆盛の官軍が討幕のために江戸に押し寄せた。

綱島あたりでは、このため官軍の兵が分宿したそうだ。他にも軍資金や人足の提供を求められるなど、他国からの侵略軍というものは、通り道の住民にとっても迷惑せんばんなことだったようだ。

ボヘミアンラプソディーを見に行く

2019-01-12 21:15:57 | 日記
今日は初雪だ。
天気が悪いので映画を見に行く。
ボヘミアンラプソディーがヒット中だ。
クイーンの曲が自分の青春の記憶とリンクする。
そんな人も多いだろう。

グループの歴史を単にベタ張りにした映画ではなく、最後のライブ・エイドのコンサートに向かっていく演出が効いている。

とは言え、この映画の魅力は、やはり音楽だ。
映画館で非日常の音響で聴けるのがいい。
映画館も本気になればかなりの音質で映画を上映できるはずだ。
と言っても、今の人達はあまり音響にこだわりがないようだ。
家電販売店からオーディオ機器はほとんど駆逐されてしまった。

アナクロニズムな自分は、映画の中でガラード401らしきターンテーブルが見えただけでオオッと思ってしまう。
クイーンがデビューしたころは、オーディオ全盛時代だった。



青春のヘルマン・ヘッセ

2019-01-06 11:06:30 | 本、作家
ヘルマン・ヘッセをネットで検索したら、予想より少なかった。
内容も薄かった。
日本人は、ヘッセがとても好きだと思っていたので以外だった。

私らが高校生だったころ、ヘルマン・ヘッセを読むということは、川端康成や夏目漱石を読むのと同じぐらいの感覚であったと思う。
今ではあまり顧みられなくなってしまったのか。

とは言え、やはりヘッセには頑張ってもらいたい。(ヘッセは昆虫マニアであったそうなので、そんな所も親近感がわく)

以下は当時の文庫本リストである。 角川文庫(角)、新潮文庫(新)
今では絶版になっているものもあると思う。

ガラス玉演戯       新
郷愁         角 新
孤独な魂       角
湖畔の家       角   
湖畔のアトリエ      新
婚約           新
荒野のおおかみ    角 新
幸福論          新
車輪の下に      角 新
シッダールタ     角 新
青春は美わし     角 新
世界文学をどう読むか 角 新
青春時代       角
青春の惑い      角
旋風           新
知と愛          新
デミアン         新
春の嵐(ゲルトルート)  新
漂泊の人(クヌルプ)   新
ヘッセ詩集      角 新
望郷         角
メルヒェン        新
流浪の果て        新
若い日        角
若き人々へ      角

昭和な羽子板

2019-01-05 18:14:22 | 日記
手作りであった昭和のものには、温かみがある。
こけしや凧絵などの民芸品は今でも売っているだろうが、
こんな子供向け玩具は、もう手に入らないかもしれない。



職人さんの手作り感がいい。
美術品ではないかもしれないが、味がある。

元祖かわいい。