コロナウイルスによる世界的な苦境が続く中、ロシアも例外ではいられないだろう。
それに加え今や経済でも軍事でも中国、アメリカから遅れをとるばかり。
ロシアをネットで検索すると、意外だったのは、人口が1億4千万ぐらいで、日本に毛が生えたぐらいしかいない。
そんなに少なかったっけ。
ソ連が崩壊したということは、そういうことだったのだ。
なるほどこれでは周りの国々を取り込んでやっていかなければ経済も回らない。
昔の日本みたいにロシアは世界から追い込まれている感じだ。
日本のように満州国とは言わずとも、隣国に友好関係にある大国がなければ死活問題となりそうだ。
ウクライナはロシアの南西部に長大な国境で立ちふさがる。
港の少ないロシアにとって黒海は地中海へ抜ける地勢的にも重要な地域である。
大国のウクライナが西側に付けば、もはやロシアを中心とする安全保障や経済圏は崩壊してしまう。そういった危機感があるのだろう。
ウクライナ侵攻は、たとえれば日米開戦に踏み込んだ戦前の日本のようなものか。
ウクライナのゼレンスキー大統領にも問題がある。
テレビタレント出身のにわか政治家で、
そんな素人のような政治家に国家の全権を委ねてしまったウクライナにも問題がある。アメリカで言えばトランプ大統領のようなものか。
アメリカなら他国に有無を言わせぬような強大な軍事力と経済力があるが、ウクライナのような中程度の国で実務経験のない大統領にしたたかな外交交渉が出来るとは思えない。
駆け引きは良くも悪くも国際社会では必須の能力だ。
最終的に戦争という最悪のシナリオになった事実は、ゼレンスキー大統領の失政と言っていいだろう。そのためウクライナの国民や、ロシアの国民は甚大な被害を受けることになった。
そして世界も、である。
問題は幕引きであるが、ゼレンスキー大統領には引退してもらうしかないだろう。
最低限ロシアはそうでなければ承服しない。
ウクライナの独立を維持するには臨時政府を組閣し、中国の仲介のもと、戦後処理を話し合うしかないのではないか。
ウクライナも歴史的な背景や民族が入り乱れて決して一枚岩ではないだろう。
うまくパワーバランスを取ることの出来る、老獪な政治家はいないものかと思う。