とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

御茶ノ水へ行く

2021-08-30 19:04:47 | 東京散歩
御茶ノ水、神保町と覗いて歩く。

山の上ホテル

名だたる文豪がこのホテルでカンズメとなり名作を書いた。

昔、私の友人がこの格式あるホテルで結婚式を挙げた。
彼はベジタリアンであった。
肉や魚、そしてなぜかニンニクもNGであった。

それで彼の披露宴のメニューには、これらの食材が使えなかった。
メイン料理に肉や魚介類が使えないというのは、料理人泣かせである。
彼の結婚式では、式の途中で異例とも言える、シェフの挨拶があった。
如何に苦労して本日のメニューを考えたか。
メインの肉料理がないのは、これこれこういう理由であるからあしからずと弁明されていたのを思い出す。

最近はあまり本を買わなくなった。
久しぶりに一誠堂書店で古本を購入。

伝統の図柄


手提げ袋

またこよう。

勝利者の椅子(向井良吉)1964年

2021-08-26 08:44:47 | 音楽 美術
勝利者の椅子という彫刻がある。
東京オリンピックの課題製作で、第6回現代美術展に出品され神奈川県立近代美術館賞を受賞した。

何とも座り心地の悪そうな椅子だ。
これが勝利者の椅子なのか。
皇帝ナポレオンが座る椅子などとは、大違い。

数々の怪我や故障、スランプにライバルへの敗北。
それらを乗り越えて掴んだ金メダル。
この椅子は栄光に隠れた、苦難の道のりを象徴しているのか。

そう思ったか定かではないが、小学生のころから気になっていた作品であった。
鎌倉の神奈川県立近代美術館で本物も見たことがある。
美術館の通路のような所にポツンと置かれていた。
華やかな中にある選手の孤独感を現したものかと、深読みした。

川崎大師へ行く

2021-08-25 22:16:56 | 神奈川散歩

遠くへ出かけるのは気が引ける。
オートバイはどうかとも思ったが、雨の確率が高いのと、暑くてだるいのでやめた。
プランも浮かばないので川崎大師へウォーキングに出掛ける。
小杉からバスで幸町まで行き、多摩川沿いの堤防を歩く。
多摩川は緑が濃い。干潟っぽい所もある。



川崎大師に着くと、先にくずもちを買ってからお参り。
近所のお寺みたいに人けがない。

これでは門前町もたまらないだろう。

川崎大師の気になる木。
なつめの木


なつめで思い出すことが3つある。
一つが水師営の会見
庭にひともと なつめの木
もう一つは関羽の唇をなつめにたとえた三國志の本があったこと。
3つ目は史記列伝、
愛馬が死んだのを人間の大夫として弔おうとした楚の荘王を、優猛がとんちで諫めるくだり、「土の竈を槨とし銅の大鍋を棺とし、しょうがとなつめを加えてまぜ、木蘭をそなえ、うるちの米をそえて祀り、火の光の衣を着せ、人間の胃腸に葬りましょう。」とユーモアで返答している。このことから紀元前600年ころの肉料理になつめが使われていたことが分かる。
読んだ当時ヘーそうなんだと妙に感心した。

裏口近くにある しょうづかの婆さんとよばれるお地蔵さん。

歯のお地蔵さん、容姿を美しくするお地蔵さんだそうだ。
(芸能人は歯が命)

六郷の渡しからは旧東海道を歩く。


川崎の宿


SDGs(エス・ディー・ジーズ)とパラリンピック

2021-08-25 09:32:54 | 独り言
SDGs(エス・ディー・ジーズ)は2018年ごろの地方創生会議の資料に添付されているのを見たのが最初だった。

項目自体は、これまでにも重要な社会問題として提起されていたものばかりだったが、体系的にまとめ、国際的な共通認識として整理したものだった。
まさに「いつやるか? 今でしょ!」的な課題ばかりだ。
パラリンピックもそうした課題に取り組むための、大きなイベントと見ることもできるだろう。

パラリンピックの重要性は、近年飛躍的に高まっている。
小池都知事が小中学生の観戦にこだわるのも、本来の状況ならば至極当然なことだ。

特に最近のテクノロジーの進化には大きな希望を抱かせる。
ハイテク機器の進歩と、それを使いこなす訓練(鍛錬)により、パラリンピックで健常者をも上回る記録が生まれる時代が来ているのではないかと思う。

自動運転車の登場は、日常生活でも行動範囲を飛躍的に高めてくれる。

ハンデがあるということは、時に特異な能力を発達させる可能性をも秘めている。
私が最近ハマっている盲目のピアニストの辻井伸行氏は、驚くべき曲のレパートリーとテクニックを有し、世界各国の聴衆を魅了してやまない。彼が優れた音楽性を有しているのは、潜在能力を極限まで高めているからに他ならないが、かれのピアニストとしてのハンデは、ほとんど克服されているように見える。

人の一生は人それぞれであろうが、志をたてた誰もが挑戦できる社会のありようが、SDGsの理念の一つでもある。

何の商売でも傍から見るより難しいもので

2021-08-24 11:43:19 | 独り言
古今亭志ん生の「火炎太鼓」
「商売となってみると易しいものはありませんで・・」
さえない道具屋が思わぬことで大儲けが出来たというめでたい話。世間では同業他社があまたある中、一つの商売で生きていくというのは大変なことだ。

政治家や官僚も道具屋と同じく、その道で生きていくのは大変なことだろうが、彼らの多くは民間の商売というものをあまり知らないことが多い。
ところが彼らには権力というものがある。
思い付きだけで、よく確かめもせず、周りを動かしてしまう失敗も多い。

いくらか知っている金融の失敗例で見ると
石原慎太郎氏の新銀行東京。
金融機関は中小企業へ貸し渋りをしているとして石原氏の肝いりで立ち上げた銀行だったが、もともと過当競争の銀行業界で、これと言った経営基盤を持たない新しい銀行が立ちゆくはずがなかった。
設立には、まわりの反対も多かったと聞くが、石原氏は聞き入れずに開業。(2005年)
はたして、わずか3年あまりで資本金1000億円の大半を失うことになる。破綻を免れるため都は追加で400億円の出資をしたが、経営が改善することはなかった。結局他行への救済合併で消滅した。

日本銀行の元行員で金融庁の顧問も務めたという木村剛氏が中心となって立ち上げた日本振興銀行。
既存の金融機関は横並びの経営ばかりで、新しい工夫がない。
だから成長できないんだとのたまい、自身で立ち上げた銀行だったが(2004年)わずか6年あまりで経営破綻。初めてペイオフ(銀行が破綻しても1000万円の預金は保護しますという制度)が発動された銀行となった。
自身の思い付きのレベルで始めた割には、社会的影響が大きかった。
彼らには権力というものがあったからである。

横浜市長選挙に思う

2021-08-22 21:52:27 | 独り言
横浜の政界で小此木ブランドは絶対であった。
八郎氏の祖父も国会議員。父親の彦三郎氏は、通産大臣、建設大臣も歴任した大物政治家だった。
家業が政治家とも言える一家で、その地盤を引き継いだ八郎氏は、国会議員の椅子を約束されたような状態で政治活動を行っていた。
その八郎氏があっさり敗れるというのは、やはり意外だった。
思うに横浜市民は八郎氏を否定したのではなく、その背後に見える菅総理を嫌ったのだと思う。

横浜市民の多くは、菅総理のカジノ法案に対しナーバスになっていた。特に総理の四の五の言わせない推進の仕方には、横浜市民の反発も大きかった。
菅総理は彦三郎氏の秘書を経て政治家となったので、息子の八郎氏にとっては身内の叔父さんのような存在だったろう。そんな菅総理の支持を得ての立候補では釈然としない歯切れの悪いカジノ法案反対であった。

タリバン21

2021-08-22 08:59:48 | 主張 感想
私の名前はタリバンです。ああもちろん過激にきまってます。
かみさまに背くと死刑になる
イメージがあると言うのです

今回のタリバン政権は、冷遇してきた女性の権利を認め、旧政府関係者についても罪を問わないという国民融和政策を表明しているそうだ。

そもそもタリバンはアフガニスタンとパキスタンとにまたがり暮らす、パシュトゥーン人が母体になって組織化された勢力のようだ。
イギリスによるアフガニスタンの植民地時代から、祖国を侵略する外国勢力に対し、パシュトゥーン人は徹底抗戦を続けてきた。
多数の部族の連合体でもあるパシュトゥーン人は、それぞれの部族内での結束が強く、独自の掟を持つものも多いようだ。タリバンは、個々の部族の教義よりも上に立つイスラム原理主義を掲げることで、短期間で勢力を拡大することに成功したのではないかと思う。
その過程で、外的脅威であるソ連、アメリカに対抗するために先鋭化した。
ちょうど、戦争末期の帝国陸海軍、戦後の左翼運動末期に登場した連合赤軍などと同じような感覚なのかもしれない。
そもそもイスラム教がそんなに排他的な教えなのか疑問に思う。

イスラム社会で女性初の首相を輩出したのはパキスタンであった。(ブット首相)彼女はアメリカのハーバード大学、イギリスのケンブリッジ大学で学んだ英才である。父がパキスタンの首相であったことで、その政治勢力を引き継いだというバックがあったにせよ、日本では未だ女性首相は誕生していないし、女性天皇を認めるかでさえももめている。
本来女性に教育など必要ないとする考えは、パシュトゥーン人の上流階級の人々にはなかったのではないかと思う。(ある本でパシュトゥーン人の族長の娘さんがアメリカのハワイ大学へ留学していた話を読んだことがある。)
彼らを排他的で過激な思想に追い込んでしまったのは、アフガニスタンに対する侵略戦争を続けてきた欧米諸国の責任ではないかと思う。

アフガニスタンに思う 民族の心は変わらない

2021-08-16 19:31:19 | 主張 感想
あっという間の出来事だった。
カブールまであっさり陥落。
もう少し政府軍が抵抗するかとも思ったが。
しょせんアメリカの傀儡政権としかアフガニスタン人は思っていなかったということだろう。

誇り高きパシュトゥーン人。
イギリスを打ち返し、ソ連を打ち返し、こんどはアメリカ。
アフガニスタン人の国民性を改めて再認識した。

以下朝日新聞「アフガニスタン事件」(ソ連のアフガにスタン侵攻時のルポ)

本書の記述から。
-変わるまい民族の心-で編集者が以下のように述べている。

「ひとたび異教徒の外敵を迎えては、イスラム教徒として排他性を強め、誇り高き部族精神に復讐心を燃やし、倒れるまで矛を収めない。」

今回再びその民族の心を見せつけたようだ。

ベトナム戦争末期のように、政権幹部の人々は次々に国外へ逃げ出した。
やはりこの国を変えようとするならば、同じイスラム教徒が中心になって事を起こさなければ、永遠に変革は望めないのかもしれない。


山のスケッチ

2021-08-15 14:27:55 | 山行

昔の登山家の紀行文を読むと、登山コースの略図や山のスケッチなどが文中に出てくるものが多い。

本格的な水彩画のスケッチは、ページを別にしてカラー刷りで挿入していたりするが、中にはインスピレーション的に描いたスケッチを挿絵のようにして掲載しているのもある。こういうのなら自分にもできるのではないか。中学生の時そう思ったので実行してみた。

さっそく山のスケッチのハウツー本(美術雑誌のアトリエシリーズ)を買ってくる。そこには最も容易と思われるフェルトペンでザックリ描く方法が載っていた。それで高校1年の時に行った平が岳と尾瀬を廻る山旅では、テントや食糧などタダでさえ過剰な重さの装備であったのに、無謀にもスケッチブックまで山へ持って行ったのである。







当時はコンパクトカメラの性能は悪く、当然スマホもない。スケッチには記録として残す、それなりの意義があったのである。
(実際この時の登山の写真はない)
今ではすっかり描かなくなってしまったが、そのうちまたやってみるかと迷うところではある。



ふたたびラーメン博物館

2021-08-10 20:38:59 | 近所の旅
7月30日ラーメン博物館は空いていた。

ラーメンは一杯食べれば終わりなので、昭和のセット風景の所をふらふら歩きノスタルジーな気分になる。


今日も元気だ たばこがうまい。

私らの頃は、大学生になると酒やたばこは世間的にもほぼOKだった。
高校生ではNGだったが、プライベートならグレーゾーンだった。
谷川岳登山の帰り、土樽の駅でサントリービールを手にした記念写真が残っている。(大きな声では言えないが、たしか高校1年生の時であった。)
そんなゆるい時代だった。

伝言板

駅の改札横によくあった。
「北口の改札を出た所に9時な。」
そうは言っても、必ずお約束のように遅れてくるやつがいる。
それでこの伝言板へよく書いた。
「○○先へ行く。○○に居るからな。」


森永乳業

木製だった牛乳箱。
家では明治乳業だったが、裏口のドア横に掛けてあった。
牛乳以外ではパイゲンCというヤクルトのような乳酸菌飲料の先駆けのような商品もあった。ふたの裏に「当たり」なんていうのが書いてある子供向けの飲み物だった。

薄汚れたカンバン

当時は大気汚染のせいかもしれないが、建物の壁はすすけて灰色がかったものが多かった。カンバンなんかもどこかくすんでいた。

おみやげ
ここにしか売っているのを見たことのないインスタントラーメンを買って、みやげにした。



あゝ東京オリンピック

2021-08-09 18:45:34 | 日記
大会運営としては、いろいろあったと思うが、
スポンサーとの契約、放映権などもあり、主催者だからと言って勝手にやれるわけではなかったろう。
開会式、閉会式では個々のパフォーマンスでは頑張っていたと思うが、度重なる変更、コロナ禍での調整も困難だったろう。構成などで空中分解となってしまったのは致し方無いことか。

しかしながら大会の主役は参加選手なので、コロナウイルスの中、選手達はよく頑張ってくれたと思う。

結果、開催国の強みもあるが、史上最多のメダル獲得というは想定以上の成果だった。愛国心や郷土愛的なノリも嫌いではないが、戦っているのは個々の選手やチームなので、その辺をクローズアップしていた増田明美さんのような解説は大切であると思う。

今大会では、選手へのメンタルヘルスの配慮が発信されたのも大きな意義があった。この点では、残念ながら途中敗退となってしまったが、大坂なおみ選手の存在が大きかった。

卓球、体操、水泳、マラソンなどベテランの選手から若い選手へのバトンも引き継がれた。中でも伊調馨さんの表彰式での姿は印象的であった。
ネット情報によると、須崎選手は「また次も、その次も頑張ってねと伊調さんから声を掛けられた」とのことらしい。

選手の大半は自分の息子や娘の世代である。
そういう目でみると、失敗した選手も金メダルを取れた選手も、みんなよくやった、よくやった、とおじさんは思ってしまう。

伊藤美誠選手がサーブをする時、ピンポン玉を乗せたてのひらが可愛かった。


オリンピックの顔と顔 ソレ

2021-08-07 22:14:28 | 独り言
がんばれアニマルワン 力の限り
進めよアニマルワン メキシコめざして
やるぞ今に見てろ バババババンと日の丸あげるのだ 
がんばれアニマルワン 元気を出して
ぼくらのアニマルワン 強いぞレスリング

・・・・というア二メを一生懸命見たのは我らの世代だ。

レスリングの強さは伝統となっておりますな。
今大会もメダリスト7人。
レスリングもそうだが、近年の女性アスリートの活躍はすばらしい。
メジャーなスポーツのバスケットボールで決勝に勝ち進んだというのが象徴的だ。

日の当たらなかったスポーツに日を当てるというのもオリンピックの大きな意義だと思う。女子1500m、8位入賞の田中選手、総合馬術4位の戸本選手の活躍は注目するところだ。

求道者のように全身全霊で競技に向き合う伊調馨さんや野口みずきさんのようなタイプも魅力的だが、ボクシングの入江選手のように、目標達成で思いっきり別の目標に切り替え、「次行きます」と先の人生を見据え選択する選手も魅力的だ。

夏の戦い

2021-08-04 22:16:09 | 庭、花木、畑、ガーデニング
東西の水平方向より北。東北東の空から陽が昇る。
朝の大気を通り抜け、オレンジ色の陽光が、背の高い木の上の方から当たりだす。

というような、呑気なことは言ってられない。
夏の太陽は日一日と雑草を巨大化させる。
特にやっかいなのがツル性の植物。
ゴーヤなら可愛げがあるが、雑草的ツル草は、放っておくと辺りを緑地獄と化する。

やぶからし
へくそかずら
くず
名前からしてこん畜生めという感じだ。

のぶどうやからすうりなんてまだいい方。

これらの植物との戦いは、夏となる。
苛酷だ。
1時間ともたない。
一旦家へ逃げ帰り、再度ファイティングポーズをとる。
1ラウンド45分ぐらい、
それで1日5ラウンドから6ラウンド戦う。

アジサイ救出


さつき救出