とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

ジョン・ウイリアムズ セイジ・オザワ 松本フェスティバル2023は歴史的名演だった

2023-11-26 22:30:52 | 音楽 美術
サイトウ・キネン・オーケストラのクオリティの高さは有名だが
その名演にさらに気持ちが入っていたように感じた。

ET
スパーマン
ハリーポッター
シンドラーのリスト
スターウォーズ
レイダースマーチ
帝国の逆襲

テレビの録画を見ただけだが、
どれも、オリジナルサウンドトラックを上回る演奏に感じた。
小澤征爾さんとは、ボストン交響楽団以来の盟友であったそうだ。

ジョン・ウイリアムさんはコンサートの後半でタクトを振られた。
お見受けしたしたところ体力的にも厳しそうだ。
そして最後、小澤征爾さんが車いすで登場。
その直後の曲が帝国の逆襲(ダースベーダーのテーマ)だった。
旧友である小澤征爾さんを鼓舞しているかのようだ。

感動的な場面だった。
まるで名画のクライマックスを見ているかのようだった。

指揮者の生きざままで見せる稀有なコンサートだった。



秋の実りの有効活用

2023-11-23 20:49:05 | 料理 食 道具
毎年ゆづがたくさん実る。
贅沢な話だが、どうして食べたらよいか悩んでしまう。
まず始めたのが、柚子ネード。
毎朝一個採って来て、半分に切り果汁を絞る。
それに砂糖を加えお湯で伸ばす。
柚子の清涼飲料も売っているが、負けない味だと思う。
これをテルモスに入れて会社へ持っていく。(暑いときには氷でしめればそれもいい)

今日作ったのは柚子ゼリーに、柚子ジャム。
ゼリーは簡単だが、ジャムは手間がかかる。
それでも必要なのは10個ぐらい。
ゼリーはともかくジャムはもうこれ以上いらないだろう。

それで考えた。
昔の農家はこんなふうに何でもかんでも自分達で作っていた。
冬場は大根や白菜の漬物は当たり前。
干し柿なんかも作っていた。
その昔は、お茶や醤油、味噌なども作っていたのだから大変な手間だったろう。
今ではお金さえ出せば清潔で、そのまま食べられるものがいくらでも買える。
半面それでいいのかとも思う。

仕事が忙しいのは確かだが、それでも自分で作ると色々発見もある。
第一好きなだけ食べることもできる。

蕗の煮つけなんかも買うと大変な金額になるだろう。
こんなふうに自分で作るとなると、まずは蕗を採って来ることから始まり、
下茹でして、皮を取り、水にさらしてからコトコトと30分ぐらい煮付ける。
蕗の香などは、スーパーで買うのと各段に違うと思う。



いっぺんに食べられなくとも、毎日火を通すことで、味が変化する。
最後は蕗の佃煮のようになる。
そんなところも自分で作ればこそだ。
ちなみに蕗というと春の山菜のイメージがあると思うが、秋も旬なのである。
秋の蕗は、葉の部分も食べられたりする。

秋の仕事は樹木の剪定

2023-11-18 19:41:59 | 庭、花木、畑、ガーデニング
朝からやるが、年々パフォーマンスは低下。
フーフー言いながら、ノコギリ、剪定バサミ、大バサミ、ノビール君、脚立をフル活用。
ヘトヘトで休憩。
今日は農協祭りで、買い物券ももらっているので、オートバイで農協へ行き、気分転換。

リンゴに助六寿司、熊手を買う。
熊手と言っても酉の市のでなく、実用性のもの。

帰って来て、助六寿司を食べ再開。

紅妙蓮寺が咲き


どうだんつつじが紅葉。


南天の実もいい色になっている。

秋だ。


棟方志功展 国立近代美術館へ行く

2023-11-17 13:27:34 | 音楽 美術
自画像

棟方志功はかなり前からファンだった。
たとへばこの谷崎潤一郎の「鍵」

小説自体にはあまり興味がなかったが、棟方志功の画集のような本なので、挿絵見たさに購入した。
今回原画が展示されていた。


そもそもこの展覧会のタイトルが鍵に挿入されている版画だ。



当時の出版界はすごい企画をする。
他にも、版画家の畦地梅太郎と室生犀星なんかもタッグを組んでいた。

「大和し美し」も佐藤一英の詩を土台に、版画として仕上げたコラボ作品だ。
(初期の代表作)


釈迦十大弟子は横にずらっと並べるとすごい迫力


あくの強い個性的な作品だ。
それで一時期は鼻に付いてあまり見なくなっていた時期もあった。
飛ぶ跳ねる湧き上がる。まるでのだめ。

作風もヨーロッパ画壇の影響を受けたようなものもあるが、
基本的に「鍵」なんかで描かれているようなのが私は好きだ。


和田誠さんのもじり(パロディー)「倫敦巴里」でも取り上げられている。
和田さんにかかると、こういう感じになる。

失礼

オルフ世俗カンタータ小林研一郎指揮 日本フィル 11月4日

2023-11-04 19:39:39 | 音楽 美術
おととい内田光子さんとマーラーチェンバーオーケストラを聴いたばかりなのだが、またしても強行軍で行ってきた。

というのもオルフ世俗カンタータなんて、めったにやらないし、この曲にこだわりがありそうなコバケンさんだったからだ。

独唱、合唱、フルオーケストラ。
他にこの規模では、マーラーか第九ぐらいしかないだろう。


合唱団の東京音楽大学は代官山にキャンパスがあって、私と同じ東横線の仲間。
洗足学園、フェリスに次いで身近な音大だ。
日フィルも先月のマーラー第3番、カーチュン・ウォンさんを聴いたばかりなので、不思議に続く。

出だしの音量がすごい。許容音量を越える、もはや聴きとり不能。

豪華合唱曲が続く。こんな楽曲を他に知らない。
今回曲の翻訳付きなので、なにを歌っているのか分かって楽しい。しかも文字大きめ(年寄りたすかる)


第3部(愛の宮廷)
ソプラノの澤江衣里さんがとてもすばらしかった。
なんだかみんな持っていかれそうになる。
最後の楽章を引き締めた。

演奏が終わったら写真を撮っていいというのは日フィルの方針なのか?
こんな豪華な演奏会を写真に撮るというのは、いい記念になるのはまちがいない。


最近美術展でも特定の作品は撮ってもよいというのがよくある。
こういうサービスは良いと思う。


内田光子 マーラー・チェンバー・オーケストラ 2023年11月2日

2023-11-03 00:32:39 | 音楽 美術


内田光子さんは、私の好きなピアニストだ。
それで、今回のコンサートには思い入れがあった。
開演前からドキドキ。


オープンカーのようなピアノは、おもしろい配置で置かれていた。
私の席からは真横になるので、内田さんの手の動きがよくわかる。
ランクが下の方の席の割には良かった。


演奏が始まると、オケの響きがとても良いことに気が付いた。
それに内田さんのピアノが加わる。
モーツアルトを、すっきり聴かせてくれる。
特にティンパニー(バッハコレギュウムジャパンがメサイアの演奏で使っているものに似ていた。)の響きが演奏を締めていた。

二曲目のシェーンベルク室内交響曲第1番、知らない曲だがとてもすばらしい演奏だった。
15人の小規模な編成だが、一人ひとりの演奏が際立ち、引き込まれる。それでいて一つのハーモニーに見事にまとめられていた。あざやかな演奏。モーツアルト以外でも、もっと聴かせてもらいたいと思わせてくれた。

ピアノ協奏曲27番は、なにもいう事はないだろう。
拍手、拍手で、内田さんのアンコール曲が、粋だった。
ピアノの一音一音を一オクターブ?鮮やかな音色で聴かせる。曲なのか私には分からなかったが、いうなればピアノの音色を聴かせる短歌や俳句のような曲だった。
そしてみんなで総立ちの拍手


おみやげのCD


<サプライズ>
休息後のピアノ協奏曲27番からは、上皇陛下 美智子様ご臨席での公演となった。
演奏者が出てくる前に、突然拍手が鳴り響いたので、どうしたのかと振り返ったら上皇様のお姿があった。あわてて立ち上がり拍手でお迎えする。(なんのアナウンスもなかった。)