1月9日(日)
元仏婦会長であり、お寺の裏にお住まいだったおばちゃんが亡くなりました。
浄福寺とは4代の住職に渡ってのお付き合い
何事もない日でも気づいたら居間におばちゃんが座っていることが多く、たくさんの思い出が次々と浮かんできます。
2017年におばちゃんのことを書いたブログ記事を思い出しました。
(以下2017年10月30日の投稿の一部)
新聞の折り込みチラシに上毛組御正忌案内が入っていました。
今日、お月忌のお参りに行ったお宅でも新聞の上にチラシが置かれていました。「今日入っとったんやね〜」と私が言うと、「息子が帰ったら見るようにと思って、こげして新聞の上に置いちょう」「これ見たら御正忌っちゃこんなもんか〜っちわかるやろ」と門徒さん本当にありがたいなぁと思いました息子さんが帰宅する頃、お母さんはもう床についていますきっと息子さんはお母さんの思いには気づかずにチラシを手にするのでしょうが、実はそこには親の願い、はたらきがあるのです私たちもきっとこんな風に、気づかないけれど、多くのお育てをいただいてきたのでしょうそして今もなお、願いのまっただ中にある私です
そんなお母さんのお育てを受けて、今、息子さんとお嫁さんは、浄福寺をお支えくださる数少ない若手として足繁くお寺にお参りくださっています。
「お寺をよろしく頼むね」
ご家族にも、門徒さんにも、私たちにも、いつもそう言っておられたおばちゃん
涙の中でしたが、これから先も精一杯がんばります、と背筋を伸ばしてお葬儀のお勤めをさせていただきました。