浄福寺・お寺のいろいろ日記

福岡県豊前(ぶぜん)市・下河内(しもかわち)浄土真宗本願寺派・上毛組(こうげそ)浄福寺の坊守の日記です。

ありがとう。

2021年05月23日 | Weblog
5月23日(日)

隣寺の前坊守さまが亡くなり、通夜、お葬儀にお参りしました。



小さな頃から可愛がっていただき、おばちゃんの笑い声が今でも聞こえてくるようです。

笑顔の絶えないあたたかい人柄で、誰もを迎え入れてくれた坊守さま

ありがとう

いつかおばちゃんみたいな坊守になりたいです。


続 母の日。

2021年05月16日 | Weblog
5月16日(日)

風薫る五月

のはずが、よい季節はわずかしかなく、早々に梅雨入り

雨の降る中、門徒さん方は田植えに励まれています。

母の日の後、門徒さん宅にさまざまなプレゼントが届いていました。

玄関先にカーネーションや紫陽花の鉢植え

お仏壇には珍しいお菓子やフラワーアレンジメント

「私は糖尿病でお菓子が食べられないのを知っているのに、娘は毎年お菓子を送って来ます。甘党のお父さんに食べさせたいのよ、お父さんっ子だから」とほっこりエピソード

私と同世代の方のお仏壇にもアレンジメントがあったので、「誰かにいただきましたか?」とお聞きすると、「自分で買いました」と答えられました。

お母さんのような存在のおばあちゃんへのお供えでした。

そして、「私のはあれ」と小学生の娘さんが買った一輪のひまわりを指差して言いました。

いろんな方のお母さんへの思いに触れた気がしました。

わが家には…



「私のお母さんはもうお寺のおばちゃんだけ」と、今年も母に門徒さんからプレゼントが届きました。

娘の私はというと…母へのプレゼントは一番難しいので、一緒に買い物に行けるようになってから…ということにしています

現金が一番喜ばれそうな気がしますが…

離れて暮らす子どもたちが故郷に帰れる日が早くくるといいです。


もうすぐ母の日。

2021年05月07日 | Weblog
5月7日(金)

連休中、耶馬溪の雲西寺さんにお参りさせていただきました。


お寺の掲示板の本の表紙にもなった前住さんの法語

母の日バージョンでした。


連休明け、門徒さんが亡くなり、お葬儀のお勤めをしました。

亡くなったお母さまは数年前から認知症のため入院されていたのですが、息子が好きだから食べさせると、食事で出た煮魚を必ず残していたそうです。

深い愛情をかけてもらったと息子さんがご挨拶されました。

見えるときには観えなくて、見えなくなって観えてくるのが親の恩、親孝行はいつも間に合わないものであると、先日「お西さん」のYouTubeで大松先生のご法話を聞いたときにありました。

返すことのできないくらいの恩をいただいている私です。