浄福寺・お寺のいろいろ日記

福岡県豊前(ぶぜん)市・下河内(しもかわち)浄土真宗本願寺派・上毛組(こうげそ)浄福寺の坊守の日記です。

そのままに。

2019年04月22日 | Weblog
今日もブログを見てくださり、ありがとうございます

お久しぶりになってしまいました

九州は初夏の陽気

今年初めて扇風機を使いました


先日ニュースで話題になっていた東大の入学式で上野氏が読まれた祝辞、ネット上で全文を読みました。

https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html

今でもはびこる女性差別

女性僧侶として、私自身も様々な言動で「女性は男性より劣る」という偏見を感じさせられてきました。

浄土真宗は他の宗派に比べると女性僧侶も多く、教学的にも全ての人に等しく開かれた宗旨です。

ですがお経の音程一つとっても、女性が男性に合わせるということをまだまだ強いられています。

そんな女性の不利益を語るとき、同時に、自分が女性であることをあからさまに表に出して、得てきた利益を思います。

女性差別の温床となっている一旦は、女性自身の身の振る舞い方でもあるのだから、この私も長年偏見を持ってきた張本人です。

二歳の娘には、小学生の息子よりも、強くたくましいというこれまで男性に期待されてきた「男性らしさ」があります。

一方息子には「女々しさ」が…

「女は弱く、かわいくあれ」という偏見で娘の翼を決して折らないようにすること。

それが弱さと優しさをもった息子がそのままに生きていける道なのだと思います。