1月27日(水)
施設に入所され、空き家になった遠方の門徒さん宅の閉仏式をお勤めさせていただきました。
父は車の免許を持っていなかったので、母の運転で、幼い私も一緒に三人でお参りすることも多く、特別な思い出があるお宅でした。
コロナ禍のため、施設に入所されたおばちゃんは帰って来ることが出来ず、義息子さんと二人でお参りしました。
いろんなことを思い出しながらお勤めをしていると、涙が出てきました。
お経が終わり、振り返ると義息子さんも泣いておられました。
いつの日か私も住み慣れた家を離れ、毎日手を合わせた仏さまを置いていかないといけない日がくるかもしれません。
それでも、仏さまはお仏壇の中にいらっしゃるんじゃない、
そして、私たちが帰るべき本当の家はお浄土です。
「なんまんだぶ」とお念仏するところに仏さまはいらっしゃる。
どこにいても、仏さまのみ手の真ん中
そのことを改めて心に留めました。