フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

そもそも価値観は一つじゃないぜ

2017年05月12日 21時57分28秒 | 日記
ストラディバリウス負けた!聴衆は現代製に軍配(←リンク先はヤフーのニュース)

これはもう永遠の課題なので、大学が入ってどうこう言うべきもんじゃないと思うがなあ。

さださんのステージトーク情報ながら、バイオリンの寿命はおおむね200年だそうで、良い楽器だと100年あたりからすばらしい音が鳴って、その後100年その音で使えるんだが、そうじゃない楽器は音が育ちきらないうちに寿命を迎えるんだとか。どこで話してたんだっけこれ? 自身のバイオリンのルーツを訪ねてグラスゴーに行ったあたりに話してたんだっけ? で、確か事前には船のパターンメーカーさんが作ったバイオリン、って情報だったのが、現地行ってそれが間違いだと分かって、画家が作ったバイオリンだったってのが新たに判明したんだよね。地元の美術館に、展示こそされてなかったけども1枚だけその方の絵が収蔵されてて、特別に見せてもらったりとかしたんだよね、っていろいろ語ってますけど、僕もうさだファンじゃ(以下略)
そもそもこういうのを聴衆に聴かせてどうだ? ってやる試験自体に意味がない。だって興味がなければ違いなんて分からなくて当然。AKB48のメンバー並べて見分けがつくかとやったら、興味ある人以外見分けなんかつかないでしょ。それと同じで、楽器とその音色なんてその趣味を持った人のみが興味を持ち、あれこれと語るものであって、きわめて閉じた世界の話でしかない。その閉じた世界が今回の調査結果を聴いてどうなるかと言えば何も変わらないはず。「やっぱり分からない人には分からないね」とため息をつくくらいだ。そもそも閉じた世界の中で価値のあるものに関しては、興味のない人間がケチをつけるのは無礼だし、かといって閉じた世界の価値を世間一般にも同じように求めることは迷惑な話だ。

でも良い楽器って、聴いてる人に対してと言うよりも演奏者自身に対して気持ちいいもんなんだよね。ぬたりはギターとウクレレしか知らないけれども、良い楽器は楽器全体が響いてる感じで、それが弾いてるこっちが体感できるもんだから、純粋に弾いてて気持ちいいんだよね。安い楽器だと音の出るところから単純に音が出てるだけ、って感じ。そういう部分って演奏者の気分を乗せる効果もあるから、出力される音はあんまり変わらなくても、良い楽器にはちゃんと価値がある、とは拙い楽器経験しかないけれども、ぬたりは思うところではありますですね、はい。
コメント (2)
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