麻生財務相が、また正論を吐いたと、報道された。朝日新聞のニュースによれば、以下のようなものだ。
『「景気がよくなったせいもあり、企業は内部留保を着実に増やしながら、財務省に来ると『法人税を下げろ』という話をよくする。しかし、法人税を下げてどうするのか、内部留保をためて何をするのか私はそれをいちばん聞きたい」と述べました。』
何年も前からここにも書いてきたこの言葉と同じである。
「儲かっている会社は、賃金を上げてくれ。会社が守銭奴やってどうするのだ?」
そしてやはりここにも書いた、最近の彼のこの言葉も、今緊急の問題だと思う。
「株屋はヤバイ。昔からそう言われてきたがこれは常識である」
これらの言葉っていずれも、今の世界の諸問題中の大問題、社会諸悪の根源にも当たる正論中の正論。そう、僕もここで書いてきたこと。それだけに、「麻生氏、財務省に今どういう事態が起こっているのか?」などと驚いてしまうのである。「言葉だけだ」と言うのは容易いが、最重要閣僚政治家がこんな的を衝いた大事なことを語るというのは、やっぱり大事なことだろう。素直にそう認めたい。
特に今回の言葉には、近年の諸施策からすればこんな脈絡もありそうなのである。
「重要企業株式への公金投入で、米国や中国のファンドによる変な企業買い占め、発言権獲得は避けられるようになったはずだ。としたら、それに備える必要もないはずで、もっと人件費に回して景気の好循環を作るのに寄与して欲しい」
さてさて、政治、世の移り変わりを観ていくのが、ちょっと楽しくなった。日本が、英米流アングロサクソン金融資本主義からちょっと距離を置き始めたというのであれば、こんな嬉しいことはないのだが・・。
『「景気がよくなったせいもあり、企業は内部留保を着実に増やしながら、財務省に来ると『法人税を下げろ』という話をよくする。しかし、法人税を下げてどうするのか、内部留保をためて何をするのか私はそれをいちばん聞きたい」と述べました。』
何年も前からここにも書いてきたこの言葉と同じである。
「儲かっている会社は、賃金を上げてくれ。会社が守銭奴やってどうするのだ?」
そしてやはりここにも書いた、最近の彼のこの言葉も、今緊急の問題だと思う。
「株屋はヤバイ。昔からそう言われてきたがこれは常識である」
これらの言葉っていずれも、今の世界の諸問題中の大問題、社会諸悪の根源にも当たる正論中の正論。そう、僕もここで書いてきたこと。それだけに、「麻生氏、財務省に今どういう事態が起こっているのか?」などと驚いてしまうのである。「言葉だけだ」と言うのは容易いが、最重要閣僚政治家がこんな的を衝いた大事なことを語るというのは、やっぱり大事なことだろう。素直にそう認めたい。
特に今回の言葉には、近年の諸施策からすればこんな脈絡もありそうなのである。
「重要企業株式への公金投入で、米国や中国のファンドによる変な企業買い占め、発言権獲得は避けられるようになったはずだ。としたら、それに備える必要もないはずで、もっと人件費に回して景気の好循環を作るのに寄与して欲しい」
さてさて、政治、世の移り変わりを観ていくのが、ちょっと楽しくなった。日本が、英米流アングロサクソン金融資本主義からちょっと距離を置き始めたというのであれば、こんな嬉しいことはないのだが・・。
予備知識というのはこういうこと。先ず、前者の素直な見方では、この間に僕がここに書いてきた世界金融が実業を壊してきたその有り様と対策を知っていること。
「こっちの方が怖い」は、偏狭な日本主義の為の財力を付けるだけというような、そういう安倍政権周辺の知識が必要だろう。ヒットラーの道にも少々近いような気もするからである。
また、もしもこういうことを言いたいのであれば「国連における金融改革」論議を起こさねばならないとも思うのである。世界の失業者、不安定雇用者が減って有効需要が増えなければ、結局日本の明日もないからである。世界経済がこれだけ結びついているのに、偏狭な国粋主義経済方法で成功していく道など存在しないということである。
トランプさんの裏を張れ、が合言葉だそうです。
アメリカの金融資本は生き残りに懸命。
知恵を絞っているようです。
産業金融が機能を失って、いましばしは
金融が資本主義を引っ張っていますが・・・
どこへ連れて行ってくれることやら。
ハーメルンの笛吹き男かな?
こういう企業に日本公的資金が入って筆頭株主になれば、確かに金融本位の合理化・人員整理や、M&Aなどは出来なくなる。そして、もし企業がこういう株主に備えて一定の内部留保が必要だとしてため込んできたのならば、設備投資費用や研究開発費用以外の内部留保は不要になるはずだ。これでなお、給料を増やさない会社は、麻生氏も言うように確かに守銭奴である。その余った金をファンドとして、中小企業を虐めているのかも知れないし。
こういうわけで、今後急に人が増えたりしたら、若者には大朗報だろう。あとは、こういう成果を背景にして選挙の勝利を目指し、偏狭な国粋主義へと邁進するのでなければよいのだが。なお、そうなったとしても、ヒトラーの軍事超拡大・やがて戦争という不況対策よりははるかにマシと観る人は多いだろう。ただ、安倍も軍事費は増やしているようだから特大の警戒心が要る。
編集、捏造にご用心。
前後の文章とか、どうだったんでしょうね?
しかし結果はご覧のように格差は縮小してはいない。企業は空前の利益を生みながら、勤労者の実質所得はマイナス。2%の物価上昇どころではなく、消費税の値上げも放棄せざるをえないのが実情。
麻生くんは正直だから、そんな現状に苛立っているのだろうが、もっとはっきりいって、アベノミクスは失敗しました。トリクルダウンなんて絵に描いた餅に過ぎませんでしたと認めるべきでは。
企業にお願いするより、アベノミクスを葬り、経済政策そのものの転換を図る時期では。
そのあげく、民主党政権時代の方が良かった・・でしょ。
最近の経済を知らないから、このエントリーの微妙な書き方部分も理解できないはずだ。このエントリーの貴方が分からない部分にこそ、貴方の現状経済への無知が示されている。
貴方は、同じトリクルダウンでも二種あることを知らない。金融本位資本主義が日本に完成して、これが英米のように実業から徹底的に搾り取ったら、トリクルダウンも完全にゼロ確定となる。実業に内部留保すら残らない。
こういう仕組みの解説こそが17日エントリーに書いてあるのに、君にはこれが理解できないのだ。
上に関わって言えば、麻生の言葉はこういう意味だ。日本経済は実業が金融に金を取られ終わっていない。だから英米と違って内部留保が出来ている。ならばそれをもっと吐き出せよ、と。
以上全てを踏まえた意味であってさえ、僕がちょっと眉唾の書き方を上でしていることも読めないのだろう。
17日の拙稿を、分かるまで一生懸命読んで下さい。そして、実業資本主義と金融資本主義との区別がどこで付くかを学ぶべきだ。君の言い分は、多分1990年代以前の日本経済知識になるはずである。
そもそも、こうも考えてみてよ。トリクルダウン説に反対としてさえ、「内部留保が多い会社は、給料上げてくれ」というのは、良いことだろう。トリクルダウンができる状況がこうあるのだからもっともっと増やしてくれとわざわざ語っているのだから。僕はこれを単なる嘘と観ずに、こういう言い方を上でしているね。『「言葉だけだ」と言うのは容易いが、最重要閣僚政治家がこんな的を衝いた大事なことを語るというのは、やっぱり大事なことだろう。素直にそう認めたい』
それとも、アベノミクスのトリクルダウン方式を認めた上で、大企業様、給与を上げてくださいませとお願いせよというの?
なんか、わけわかめだな。
ようするに、トリクルダウンでお前たちを太らせてやったのになぜそれを吐き出さないんだと苛立っているわけでしょう。
だけど企業の側が吐き出さないのはそれなりの論理があり、経済的な要因があるのだから、麻生くんが「倫理的に」恫喝したってその通りには進まないわけですよ。ようするにそれがトリクルダウン説そのものの誤りであり、それを一つの柱としたアベノミクスの崩壊現象なのでしょう。
単純と言われようとそれが現実でしょう。
麻生くんの発言は「正論」かもしれませんが、「そうですか」といって賃上げが実現するとは思えないのですが。
それとも、連合と麻生くんの共闘に期待ですか?
あれまこれまさんの言っていることは
普通の反応でしょう。
それに経済の無知が、という書き出しは
喧嘩を売っているとしか思えない。