九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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私も九条を守り抜く!!!         まもる

2007年10月24日 12時49分15秒 | Weblog
 このブログの常連で、去年の7月から歴史問題を中心に健筆を奮っていただいた「へそ曲がり氏」が、入院されている病院の職員研修会で「私の戦争体験」というテーマで講演されると聞きご本人と病院の了解を得て参加させてもらいました。

 進行性癌による胃の全摘出の体験から、このブログ上で癌との闘いの報告と事前定期健診の重要性について身をもって伝えていただきました。
 その彼が、主治医が勧める生きがい治療の試みとして「戦争体験」を院内の人たちに語る機会を得、それに挑戦しました。
 その意義についてはすでにこのブログに掲載したとおりです。
 今日はその会の様子について、みなさんにご報告したいと思います。
 
 講演会には、研修会に参加する名南病院の職員の方々が二十数名熱心に耳を傾けてみえました。
 点滴のスタンドを横にして、ゆったりした作務衣姿の氏は緊張気味でやや紅潮しながら話し始められた。その声は落ち着いて予想もしない程の音量で会場の後ろまでよく通っていました。

 話は、私が彼に渡した「昭和区平和の集い」の講演・大谷宏昭氏のテープの紹介と感想から始まりました。
 そして、
 ① 歴史を多面的に見ることの大切さ。
 ② 戦後九条が時の権力者からさえ歓迎されたという話。
 ③ 不戦条約は歴史的な必然から生まれ、九条がその結晶である
  という話。
 ④ しかし、現在も日本は戦争状態にあるという指摘。
 ⑤ それらの事実から九条の会の運動が主義・信条を超えた国民
  的な課題であるという事。
 ⑥ そして、病床からも戦争の体験を語ることが「九条を守る」
  活動の一つと考えているという決意。

 ⑦ 戦争と平和の語り部として、自分の戦争体験の語り。

  ア、二度も遭遇した空襲体験
  イ、悲惨な学童疎開の思い出
  ウ、軍国教師であった恩師の悔恨
  エ、もし、本土決戦が行われていたら(もっと早く終わらせていたら)

 とA4の草稿16枚、80分を超える講演を身振りを交え熱演されました。
 話の最後に、皆さんへのお願いと自分の決意を次のように語り、参加者の熱い共感の拍手を受けました。

 「最後に皆さんにお願いがあります。国民投票法案が残念ながら成立してしまいました。この法律の狙いは「九条改定」にあります。
 時の権力者は、過半数の国民が賛成するように、あらゆる手段で「目くらまし」の罠を仕掛けてくるでしょう。
 しかし、いかなる大キャンペーンにも騙されず、「国民投票」の際には【九条を守ろう】という意思表示をしていただきたいのです。
 
 私は後、何年生きられるか分かりませんが、何としてもあと3年は生きたい。そこで、「九条改定には反対」という意思表示をしたいのです。」

 この講演を聞き終わって、私もまた「微力だが、無力ではない」を信念に残りの人生を悔いなく生き抜こうと思った次第です。
 また、氏の不屈の闘志とご家族や医療スタッフの献身が相まって、健康を保たれることを。さらにブログや講演などを通じて平和と九条の大切さを語り続けていただく事をお願いしたいと思います。

                        
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1 コメント

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素晴らしいですね。 (楽石)
2007-10-24 15:49:23
一本芯の通った人はすごいですね。
平和への思いが伝わってきます。

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