シルバーウィークの狭間に、約3ヶ月ぶりの関東出張へ行ってきました。
今回は東京の江戸川区です。
都営新宿線の沿線だったのですが、 仕事場近くにホテル等が全然ない。
なので、泊まりは都内中心のこちらの街にしてみました。
秋葉原ですね。
ここはすぐそばに新宿線が通っていて岩本という駅もあり、仕事先へのアクセスがよさそうでしたので。
電器店が有名ですが、人がものすごく集まるところだけに食べるお店などもいっぱいあり、ビジネスホテルに素泊まりするにはなかなか便利でいいところでした。
東京の地理はまだまだイマイチよくわかっていませんが、今回の江戸川区は割と東の方で、千葉県近くになるようです。
それを考えていて、 ちょっと気になっていたお店に行ってみようと思い立ちました。
1年ちょっと前に、mercury77さんに千葉県松戸市にある富田食堂というラーメン店へ案内してもらった記事に対してせんさんからいただいたコメントで、同じく松戸にあるむさし野というお店をオススメいただいていました。
せっかく千葉県の近くまで来ているのだから、ちょっと遠回りして松戸のラーメンを夕食にして、それからアキバへ帰ろうというプランです。
お昼に思いつき、早速iPhoneで路線検索。
こういう時にスマホって本当に便利だと感じますね。
いつもこの乗換案内というサイトで調べています。
今回の結果は、都営新宿線で始まり、本八幡へ。
そこから中央・総武線各停(津田沼行)で西船橋へ。
そこから武蔵野線(府中本町行)で新八柱へ。
隣接する八柱から新京成線(松戸行)で上本郷までという結果でした。
こんなの、地元民じゃないとすぐには思いつけないですね。
それがあっさり表示されるんですから、ビックリです。
乗り換えの手間もICOCAでスイスイです。
乗り換え時間がギリギリの設定でも、路線図で料金調べて切符を買ってみたいな手間がないから楽勝。
本当に便利な世の中になったものです。
松戸市の新京成線上本郷駅。
お店はここからちょっと離れているので、歩いて向かいました。
千葉県松戸市、街歩き。
住宅街の細い道を歩きながら、ちょっと不思議な気分になりました。
京都に住んでいる自分にとって、人生で初めてくる場所。
しかもなんてこのとない生活道路。
昨日まで、自分が今ここにいることは想像すらしていなかった場所。
有名な観光地ならいざ知らず、普通に考えると自分が足を踏み入れることがまずないところで、今後もここを通ることは一生ないのではないか。
そんなことをぼんやり考えながら歩いていると、ただの移動にすぎない街歩きが妙に楽しくなってきたり。
我ながら、安上がりだなあ。
お店に到着。
一瞬、どこだかわかりませんでした。
駅から離れていて、駐車場もない。
お店もわかりにくい。
にも関わらず行列のできる人気店だそうです。
本当に味で評価を得たところなんでしょうね。
今回、スマホで検索する過程で知ったのですが、松戸というのはラーメン激戦区として有名なんだそうです。
その中でビッグ3と呼ばれるところがあり、このむさし野はその一角みたい。
あとの2店は、つけ麺全国一とも言われるとみ田と、兎に角(とにかく)というところだそうですね。
開店時間になり、暖簾が掛かって少しお店らしくなりました。
お店の中に入ってちょっとビックリ。
ラーメン屋さんというよりちょっと高級な和風の小料理屋的な造りです。
こんな水の出され方、初めてです。
お店が高級感あふれているからといって、
お値段が高すぎるわけではありません。
人気店としては平均的かな。
注文は「中華そば」と「季節のごはん」にしました。
ネットの口コミでは「塩そば」の人気が高そうでしたけれど、お初なので基本メニューっぽいのでね。
ビッグ3のあとの2店はこってり系のようですが、こちらはあっさりが特徴らしい。
先日食べた佐野ラーメンを思い出させるあっさり醤油味は、評判通りとても美味しかった。
あと口コミで非常に評価の高い季節のごはんも、量は少なめですが贅沢な具材で満足度は非常に高いです。
これは「塩そば」や「つけそば」を食べに再訪したいなと素直に思いました。
地理的に、そう簡単には実現できませんけれど。
またチャンスがあれば、逃さないようにしないと。
食べた後は、今度はJR松戸駅へ歩いて向かいました。
駅では久しぶりにmercury77さんと待ち合わせ。
実は昼にむさし野行きを思いついた際にメールで「ご一緒しませんか?」とお誘いしたのですが、仕事の関係でさすがに無理と。
でも仕事帰りの時間ならちょっとお茶でもということで。
歳が近い、子供たちの歳も近い、バイクが好き。
共通点も多く、1時間くらいの近況報告会でしたが、楽しい時間でした。
やはり、出張の仕事外の時間は充実するなあ(笑)
読書の備忘録。
堀内公太郎氏作「「ご一緒にポテトはいかがですか」殺人事件」
「話題のファストフード店でアルバイトを始めたあかりは、優しく頼りがいのある店長札山に惹かれていく。その札山は武闘派暴走族OBが惨殺される連続殺人事件との関係がネットで噂されていた。疑いを晴らそうと無謀な調査に乗り出したあかりは、殺人鬼の正体と隠された真実に迫り―。恋も事件もスマイルで解決!?ファストフード・ミステリ。」
この人の作品は、犯罪の質がやはりちょっと怖い。
そこがまた魅力なんですけれど。
七尾与史氏作「すずらん通りベルサイユ書房」
「ミステリ作家を目指す日比谷研介は神保町すずらん通りの「ベルサイユ書房」でアルバイトを始めた。そこは男装の麗人・剣崎瑠璃子店長、“カリスマポップ職人”の美月美玲など、濃いキャラの書店員ばかりが働いていた。しかも穏やかなバイト生活と思っていた研介の前で、次々と不可思議な事件が発生し…。気鋭のミステリ作家が贈る破天荒にして新たなる書店ミステリー!」
この人の複数の作品に出てくる「殺戮ガール」っぽいキャラクターが出てきます。
でも表現的には別人かな?
書店が舞台の作品は、やはり楽しい。
川瀬七緒氏作「よろずのことに気をつけよ」
「都内に住む老人が自宅で惨殺された。奇妙なことに、遺体は舌を切断され、心臓をズタズタに抉られていた。さらに、縁の下からは「不離怨願、あたご様、五郎子」と記された呪術符が見つかる。なぜ老人はかくも強い怨念を受けたのか?日本の因習に絡む、恐るべき真相が眼前に広がる!第57回江戸川乱歩賞受賞作。」
この作者の「法医昆虫学捜査官」シリーズが面白かったので、これも買ってみました。
古来より「呪術」を伝承してきた一族を追いかけるストーリーで、こういうのは非常に好み。
出張で読んだミステリー3作品、どれも当たりでした。
更に電子書籍で、
水沢夢氏作「俺、ツインテールになります。9 」
橘公司氏作「デート・ア・ライブ 6 美九リリィ」
丸戸史明氏作「冴えない彼女の育てかた 8」
鴨志田一氏作「青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない」
大森藤ノ氏作「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 9」
藤孝剛志氏作「姉ちゃんは中二病 4 女子高生ラノベ作家の憂鬱!?」
伏見つかさ氏作「エロマンガ先生 1 妹と開かずの間」
宇野朴人氏作「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 」
暁なつめ氏作「この素晴らしい世界に祝福を! 2 中二病でも魔女がしたい!」
川口士氏作「魔弾の王と戦姫(ヴァナディース)11」
3泊4日で合計13作。
今年の通算233冊読了。
なかなかお洒落なお店ですね。こんなお冷(水)の出し方をされると、関西人の私はまったく落ち着きません。関西のラーメン店は、ビール会社提供のガラスコップで決まりです。(笑)
透明感のあるスープですね。小鉢が非常に気になります。
夜の高速や鉄道、飛行機でも、ところどころの街の灯りを見ながら、そんなことを思い浮かべてしまいます。
接客もすごく丁寧なお店でした。
ラーメン屋さんのイメージじゃない感じですね。
でも不快ではなく、とても良かったですよ(^^)
スマホだと「どこそこ!」って言ったら乗り換え案内もしてくれるの?(持ってないから分からない・・・)
こってりが苦手になった私にはそそるラーメンです♪
なるとが浮かんでるところが中華そばぽくて。
4G-LTEであれば、通信速度も全く問題ありませんし。
バイク通勤&外回りなしの私はこういう使い方をする機会自体が少ないですが、それでももうあまりに便利で手放せない感じです。
私の場合、電子書籍の点が大きいんですけれど(笑)
ラーメンは、こってり苦手な方には最高の一品でしょう(^^)
外見はとてもラーメン屋に見えませんが、味は抜群ってギャップがいいですね。
よく聞くのは店構えは汚いけど味は抜群ってパターンですから(笑
そういえば最近澄んだスープのラーメンって食べてないな~とあらためて思ってしまいました(^^ゞ
住んでいたらそのうち覚えるのかもしれませんが、自信なしです(笑)
ラーメンは、相当自信があって開店されたのでしょうか。
小汚い名店も味がありますよね。
京都にも透明スープの名店はそれなりにありますね。
濁ったスープとどちらが多いかな。
お店も暖簾が無いとまったくわからないこんなとこでも味がよければ人が来るんですね
店が潰れると場所が悪いからとかよく言われるけど立地条件だけじゃないんですね
ただ田舎者からするとなかなか入りにくい店構えです
これだけでビックリです。
松戸駅に行って「兎に角」もチャレンジしてたりして(笑)
むさし野ご利用ありがとうございます。
こってりや濃厚とは真逆の味ですが、店の雰囲気とあわせて大人向けと思ってます。
でも駐車場がないんですよ。
なのに行列レベルでお客さんが集まる。
やはり商売は満足度なんですよね。
近くにコインパーキングもなさそうなので、行かれる方は徒歩かバスタクシーかな。
よいお店のご紹介ありがとうございました。
そんなコメントもらっちゃうと、兎に角にも興味が出てきちゃいましたよ(笑)