もう2週間ほど前になりますが、久しぶりにコンデジを一個手に入れました。
機種はソニーのサイバーショット DSC-TX30といいます。
カバー開閉式の防水耐衝撃コンデジで、前モデルにTX20というのがあり、それが新型になったばかりのものです。
この手のタフネスモデルはバイク用にと1年ほど前に、ペンタックスのOptio WG-2というのを買っています。
これですね。
バイクの時はこれを防水ストラップにつけて首から下げたりしていたのですが、しばらく使ってみると、色々と不満点が見えてきました。
一番は起動しにくいこと。
ボタンが小さめで、更にこのごつごつした凹凸の多いボディなので、冬用グローブなど着用していると、ボタンが押しにくいんです。
シャッターボタンも同様です。
そして大きく重いので、冬用ジャケットのポケットなどに入れていると、取り出す際にも引っかかって出しにくかったり、ぶらぶら揺れていても鬱陶しい。
画質面でも少し不満が出てきていますが、これは比較対象がCanon パワーショットS90という機種で、コンデジとしてはセンサーの大きいハイエンド機のため仕方ないとは思います。
でも前者の不満はなんとかしたい。
バイクに乗っていて、信号待ちなどでサッと取り出して素早く起動し街角スナップ(珍しいクルマやバイクとかね)を撮ったりしたい私としては、ハンドリング面での性能が妥協できないところです。
ですので、しばらく前から防水耐衝撃の条件内でいいものはないかと検討し、たどり着いたのがこのソニーのカバー式のものでした。
全面のカバーを降ろすことで、カメラを起動できます。
この方式なら、ごつい冬用グローブをしていても簡単にできそうです。
シャッターボタンも比較的大きめですし、ズーム調整も端っこの少し飛び出たレバーを左右に押し倒す方式なので、グローブ越しでも容易です。
サイズ的には、
前から見るとWG-2と大して変わらない感じですが、上からだと、
その違いは一目瞭然。
めちゃ小さく薄く、更に軽いです。
厚さ 15.4mm
重さ 125g
重さはWG-2の半分、体積は何分の1だ?って感じですね。
ズームレンジは26~130mmと、最近流行の超高倍率望遠タイプにはとても敵わないですが、私はあまり広角も高望遠も使わないから実用上は問題ありません。
むしろ広角は28mmはじまりが良かったな。
最近は24mm始まりの機種が多いですが、画角が広いほど周辺の歪曲が強まりますし、起動時にそのままズームをいじらず撮ることはやはり一番多いですしね。
まあ、26mmならよしとしましょう。
画質チェックをしてみようと、うちの庭を撮ってみました。
広角端26mm
思いのほかいい感じ?
タフネスコンデジとしては予想外の良さです。
裏面照射型CMOSセンサーでソニーお得意の手持ち夜景モードもついていますから、夜景にも結構使えそうです。
ソニーの裏面照射型CMOSセンサータイプは、以前に初代モデルのDSC-WX1というのを使っていましたが、夜景に強い一方で昼間の画質はイマイチでした。
随分と進化したように思います。
サイズ的に普段着のポケットにも入れやすいですし、バイクの時だけじゃなく、S90の代わりにしばらくメインコンデジとして使ってみてもいいですね。
バイクについては雨の日に早速、カッパを着て首から下げて走ってみました。
やはりサイズゆえに、全然気にならない感じ。
起動し撮影して電源オフにするまでの一連の動作も、狙い通りにWG-2とは比較にならない簡便さでした。
それに雨降りでも気にせず扱えるというのは、やはりバイクの時はいいですね。
うん、買ってよかった。
価格は出たての新機種ゆえに、まだ3万円くらいとお高めです。
でもこれは仕方ないですね。
前モデルのTX20のパターンだと最終的にはもう1万円くらい安くなるようですが、そんなのを待っていたら今年が終わってしまいますし。
TX20を安く買うという手も考えましたが、思いついたときには既に生産終了。
在庫処分で色が選べない状態でした。
色を気にせず買っても良かったのですが、TX30で起動時間が短縮されるなど重要な性能アップがいくつかなされたみたいなので、こちらを待って正解だったと思っています(^^)