山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

古い大阪ことば「だんない」 「おちょやん」でよみがえる

2020年12月29日 23時02分56秒 | Weblog
 NHKの朝ドラ「おちょやん」で何度も出てくる古い大阪ことばに「だんない」がある。気にせんでええ、かまわんという意味だ。
 これを最初にテレビで聞いたとき、わたしの田舎のことばと同じやと思った。石川県(小松地方)ではちょっとくずれて「だんねえ」「だんね、だんね」といういいかたをしている。意味は同じように、気にせんでええ、かまわん、大丈夫という意味だ。富山あたりまで広がりがあるようだ。
 大阪ではもうこの言葉は姿を消しているが、地方ではまだ余命を保っている。純粋の大阪育ちの人はなつかしいと思うのだろうか。 
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やったあ!尿酸値が正常値にもどった

2020年12月25日 23時06分14秒 | Weblog
 何年かぶりに尿酸値が正常値にもどった。尿酸が血液1㎗に7mg以上になると痛風になるといわれる。風が吹いても痛いというのが痛風だ。なった人に聞くとそれはそれは痛いそうだ。
 わたしもいつの間にか、その尿酸値がぐいぐい上がってきた。残っている健康診断表を並べてみると、2013年すでに7・4だ。2017年8月7・9、18年7月8・2、19年7月8・0、12月8・0、20年3月8・0。もう8・0が常態だ。
 ところが20年6月、なんと8・7にもなった。びっくり、腰を抜かした。これは明日にも痛風になるなと身震いした。じじつ、足の親指の付け根が痛いような痛くないような日がでてきた。
 指導を受けて、運動をする、酒を控えるを実践した、、、かといえば必ずしもそうでもない。でも、つぎの検査ではどうしても数値を改善しなければいけない。そこでネットで専門的な意見をあつめてみた。手帳にびっしり書き込んで、ポイントになりそうなところに赤線を引いた。何度も読むうちになんかわかってきた。
 尿酸は一定量までは血液にとけるが、それ以上になると溶けきれず、結晶化する。尿酸はプリン体が分解してできる。で、プリン体をとりすぎないようにといわれ、世間の常識にもなっている。プリン体が多い食べ物は、鶏・牛・豚のレバー、魚介類、干物、肉類だ。美味しいものばかりだ。おまけにアルコールだ。これでは、欲望に負けて痛風地獄に落ちる人がふえるのもわかる気がする。20年も前は、ビールが悪いといわれて、焼酎に切りかえる人が続出した。しかしそう単純ではない、アルコール全体が問題だ。
 でも、そもそも、食事由来のプリン体は10~20%で、80~90%は体内でつくられる。ではどうすればいいのだ。尿酸値を下げるためには、有酸素運動を心掛け肥満をおさえることが必要。肥満はプリン体を合成しやすい身体にしてしまう。運動と肥満を抑える、結局ここに行きつく。なかなかしんどい生活改善だ。
 だがもっと読んでいくと、光り輝く指摘があった。
 通常では、体内の尿酸の産出と排出はほぼ同量で、血液中の尿酸量は一定に保たれている。尿酸の産出がふえすぎたり、排出が少なかったりすると血液中の尿酸が多くなるのだ。これだ、これがポイントだ。
 プリン体の産出を抑え、取り込みを少なくするよう気をつけながら、私にできる一番やりやすい対処法は尿酸の排出を促すことだ。水分を多くとる。1日に2リットル。
 そういえば、わたしは水分の摂取が少なめになっていた。数年前、心不全で入院したとき、1日の水分摂取は朝200、昼400、夜400mlに制限された。退院とともに制限はなくなったが、水分摂取が少ない生活が定着したように思う。だから夜中にトイレに起きることもほとんどなくなった。
 水分摂取療法を始めてからこの間、朝の寝起きから、夜中まで一度にコップ1、2杯ずつ飲むようにしている。尿の量も増えた。これで尿酸をどんどん排出できたのだ。
 健康診断で数値が劇的に改善したことは記憶にないが、尿酸値の正常値への帰還はわれながらあっぱれのヒットだった。






尿酸は




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自分勝手にもほどがある、菅首相の言行不一致のホテル会食

2020年12月20日 10時16分11秒 | Weblog
 国民には忘年会中止をよびかけ、5人以上の会食は控えるようにいうのに、政府・自民党は、自分たちが言ったことはどこ吹く風でやりたい放題。12月14日、菅首相、二階幹事長らは8人でステーキ忘年会。ホテル、レストランをはしごすることもたびたびだ。
 激しい批判を前に、16日に弁明した。曰く「国民の誤解を招くという意味においては真摯に反省をしている」。びっくりしたのは、謝罪インタヴーでさえも紙に書いたものを下を見ながら言ったことだ。これくらい頭に入れてやれよ。心から謝罪する気があれば紙はいらない。心にもないことを言おうとするから言い間違えないように紙を用意してもらうのだ。
 しかも謝罪という中身がとんでもない。何を反省したのかといえば、「国民の誤解をまねいた」ことを反省したのだ。言行不一致を反省したのではない。国民は誤解などしていない。言行不一致を正確に理解し、それに腹を立てているのだ。何を誤解したとガースー首相は言うのだろう。5人で忘年会したのに、国民は8人だったと誤解したというのか、そもそも5人以上は会食控えるようにとは言わなかったのに勝手にそう思って誤解したというのか。とにかく、安倍政権のときから、反省・謝罪するとしても、ありもしない国民の誤解をでっちあげて、それに謝罪するというのが彼らの常とう手段だ。卑怯な方法だ。
 「首相動静」は毎日見ているが、ここ2、3日以外は、反省をしたその日も含めて、ホテルのレストランで秘書官や政財界人と会食をしている。毎日、朝晩二回だ。
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任命拒否の冷酷と「こんにちは、ガースーです」の軽薄

2020年12月14日 14時55分19秒 | Weblog
 菅首相、国会答弁では官房長官時代の「指摘は当たらない」式の答弁をくり返したあげく、野党からのコロナ対策の国会延長要求を無視して逃げた(12月5日)。だがコロナは急拡大し医療崩壊の声が現場からあがっている。にもかかわらず、菅首相は感染防止には資金をけちり、GOTOに相変わらず入れあげている。
 国会はいや、記者会見もいやの菅氏は、ネットのニコニコ生放送なら気が許せると思ったのか、11日(金)生出演し、いきなり「みなさんこんにちは、ガースーです」とやった。ボケをかまして取り入ろうとしたのだろう。わたしはニュースでこれを見て、寒気がして、哀れをおぼえた。
 感染者が増え、緊張過密勤務に疲弊し、退職者が出てさらに窮迫している医療現場を思うと「アホか」と叫びたい気になる。アホが一国の最高責任者だと国民はどうなるのか。
 政権発足直後、日本学術会議の会員任命で気に入らない人文社会科学系の6名を任命拒否をした。内閣法制局長を好き勝手にし、黒川検事長定年延長など彼らにとっては人事で権力基盤を拡大することは通例のこと。意に沿わない学術会議にも手を出した。こともなく進むだろうと思ったら学術界から空前の反発だ。
 「総合的俯瞰的に判断」「一部の大学に偏っている、多様性が大事」「既得権、会員が後任を指名することも可能な仕組み」などでたらめを繰り出しながら、「個々人の任命は人事に関することなので差し控える」だと。
 10億円の予算を使う公務員だとも。国営政党自民党は政党交付金を172億円もせしめている。そこから河井あんり選挙買収資金が出ているではないか。森友に国有財産8億円をくれたやったのは誰だ。学術会議予算10億の半分以上が事務人件費だ。会員210名の会議参加手当と旅費は計2・1億円だ。年度末には予算不足で手当てや旅費辞退を求められるのが実情だ。会員の手当ては年に一人33万円だ。一方、政府の各種審議会の茶坊主委員の報酬はけた外れだ。「赤旗」2004年の記事では、月に131万円ももらっている例がある。多くはいくつもの審議会を兼任しているから莫大な収入だ。もとから資本家で金持ちなのにさらにたんまりもらえる。若いころ、中央教育審議会の委員になると年1500万円、お車付きの待遇なので、委員はみんなちょうちん持ちになると聞かされたがそうなるだろう。それに比べれば、学術会議は政府から独立して仕事をするが故に、月じゃなくて年に33万円だ。ちなみに大阪府の教育委員は月に32万円だった、10数年前。委員長は数万円プラスだった。
 既得権とか悪意のデマ攻撃を事情が分かっている政府側が発するのは許せない。
 12日(土)に「毎日」が出した世論調査は衝撃だった。なにしろ、内閣支持率が-17ポイントの40%、不支持が支持を上回り49%になったのだ。コロナ対策を評価するのは-20ポイントの14%、評価しないのは+35ポイントの62%となった。
 支持不支持逆転に腰を抜かしたガースー首相は、「GOTOに感染拡大のエビデンスはない」と豪語していたが、お尻に火がついたらそうも言っておれない。感染を抑え込むためでなく、お尻の火を消すためにGOTO一部見直しに踏み込む決断をしたようだ。
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映画「ヒトラーに盗られたうさぎ」を見ました

2020年12月11日 22時26分57秒 | Weblog
 シネリーブルでドイツ映画「ヒトラーに盗られたうさぎ」を見た。
 1933年2月、ナチスが政権をにぎる直前、9歳のアンナと兄、父母のユダヤ人家族がベルリンからスイスに亡命する。父は劇評家で新聞やラジオでヒトラー批判をくり返していた。さらにスイスからパリへ。最後はロンドンに安住の地を見つける。おさないアンナは10歳、11歳と成長していくが、見知らぬ地で新しい環境に順応して友達をつくり、わからなかった言葉も身に着けていく。
 アンナの学校、友達の子ども世界がよく描かれている。新しい地に引っ越すたびに、大きいテーブルよさようなら、台所さようなら、灰色の古いお家さようなら、階段さようなら、大きい石さようならなどと、子どもらしい、しかし詩的精神にあふれたことばを残していく。
 父親は家賃を払えないほどに貧窮を極めるが、兄弟は豊かな子ども世界をつくっていく。その描き方が温かい。しみじみと心にしみる映画だ。アンナは後、絵本作家となるジュディス・カー。監督はカロリーヌ・リンク。

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維新松井、何度目になるのか公明党への脅し。

2020年12月07日 11時35分31秒 | Weblog
 松井一郎・維新大阪市長は、12月3日、「広域行政一元化」と「総合区設置」の条例案に公明党が大阪市議会で反対した場合、次期衆院選挙で公明現職の選挙区に維新の対立候補を立てると述べた。
 その言い分がふるっている。「公明党とは今は信頼関係にあるが、信頼関係が総崩れになるときは戦う」(『朝日』)というのだ。
 維新と公明党の関係は、非行グループかヤクザの関係に似ている。グループのボスが配下の人間を脅して金をまきあげる。配下の者はさらに弱いものを脅す。脅しが通常に機能している間は平穏で、それをボスの側からは「信頼関係」という。ところが下の方から自立の意思が盛り上がってくると、「信頼関係」は壊れてくる。そこで、いっそうの脅しが繰り出される。脅しを媒介にした関係は決して信頼関係ではない。
 維新松井は、以前の脅しが効いている間はそれを「信頼関係」という。新たな脅しで、新段階の「信頼関係」をつくろうというのだ。
 公明党は維新の以前の選挙勝利を民意だといって屈服した。だが、単独イシューで最高の決定形態・住民投票において決まったことこそ、絶対的な民意だ。民意を言うのならこれにこそ従わなければならない。
 大阪における維新の歩み12年を振り返ると、維新による脅しとそれへの屈服の歴史だった。最初は自民党が食いちぎられて維新が膨れあがった。つぎは2回の住民投票で脅しに屈したのが公明党だ。いったん否決したものを、維新、菅義偉、創価学会最高幹部らが結託して、大阪の公明党をひざまづかせ議会の議決をひっくりかえした。しかし市民は住民投票でそれを拒否した。
 維新という集団の政治手法は、暴力的なクーデタ一歩手前の、民主主義とは相いれないおぞましいものだ。それを生き延びさせる勢力もそろそろ恥を知らなければならない。
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淡い黄緑の銀杏がきれい

2020年12月02日 22時46分44秒 | Weblog
 昼、裏の銀杏の葉を太陽の陽を透かして見るととてもきれいだった。街路樹の銀杏はその多くが真っ黄色で盛りに達している。アスファルトの街路樹の銀杏は照り返しで黄葉が早いのか。でも気温が低い方が紅葉がすすむのだからどういう関係なのか。
 我が家の銀杏は今、黄緑から黄色への過渡で、一番いい感じだ。春、若葉のころの銀杏も若々しい黄緑がきれいだ。いずれも快晴の太陽が淡い色を引き立ててくれる。
 銀杏の木の横に山吹と雪柳の茂みがあるのだが、その下に黒い野良猫が昼寝をしていた。落ち葉が積もってふかふかのベッドになっているから気持ちいいだろう。
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