トランプ大統領が6月25日の報道で、「日米安保条約破棄を検討している」、在沖縄米軍基地の移転を「土地の強奪だ」として金銭的補償を求める、移転対象の土地には100億ドルの価値がある、と発言していたことが明らかになった。安保条約は日本側に米国防衛の義務を課していないためにあまりに一方的だとも述べた。
安倍首相はこの問題は封じ込めたかったが、トランプ大統領は平然と自説を展開した。トランプ、インドのモディ、安倍の三者会談の場で外人記者が日本語で、トランプの安保破棄発言をどうするのかと問うたのに、政府関係者が記者を引きずり出して、安倍は事なきを得た?。とにかくトランプ発言はなかった、知らないで逃げるということで。
トランプはG20の閉幕後の記者会見で、安保条約は「片務性」があり「我々は変える必要があると安倍首相に伝えた」「不公平な条約だと、過去6か月間、安倍首相に伝えてきた」と公開の場で証言した。安倍首相に伝えたのは今度もなのかどうかは今一つ不明だが。
6か月前から伝えてきたというのに、国民にはなんら明らかにされてこなかった。安倍政権幹部は29日、「安倍首相に伝えた」というトランプ発言は「全くない」と全面否定した。トランプ側は、B20前の25日に情報を流し、本番でも公然とくりかえす。安倍首相の面子まるつぶれだ。
トランプは安保条約は片務的だというが、日本の米軍基地が攻撃された場合、自衛隊が共同行動をするという双務的な内容にじつはなっている。実際にそうならなかったのは、憲法9条が生きていたからだ。だが、安倍内閣が2015年安保法制を強行採決し、集団的自衛権行使を法定したときから状況は変わった。アメリカ政府の要求に屈して憲法違反の集団的自衛権行使に踏み切った。ここにトランプの事実認識の間違いがある。
もうひとつ。普天間移転を土地の強奪だというが、強奪したのはアメリカ帝国主義ではないか。戦時国際法は、占領国は占領地の法を守らなければならず、住民の財産を奪ってはならないことが定められている。沖縄の基地は、ただのひとつも県民がすすんで提供したものはない。すべて米軍が強奪したものばかりだ。100ドルの価値があるというのは不動産屋トランプならではだ。
さらに、安保条約は不公平だというが、条約上の義務を大幅に超えて財政負担をしているのが日本だ。何の義務もないのに、1974億円も負担している思いやり予算を入れたら、基地経費の7割は日本国民が負担している。在日米軍基地は、アメリカ本土に置くよりも圧倒的に安上がりになっている。安倍はこれくらいの反論したのかね。トランプに脅されて、安倍政権は、イージス・アショア2基4389億円、1機150億のF35ステルス戦闘機を100機爆買いする。アショアはハワイ、グアム防衛のためだ。アメリカを守っているではないか。ステルス戦闘機はレーダーをかいくぐる戦闘機だ。北朝鮮の攻撃があると2017国難選挙で安倍は叫んだが、日本防衛のためになぜステルス機が要るのか。ステルスはよその国に侵略するために必要なのだ。すでに日本の安保法制は侵略的に変貌している。実は、安保条約をのり越えて侵略的な法整備がすすんでいる。
トランプの脅しは、農産物などの貿易交渉で安倍首相をめった打ちにする武器になるだろう。
安倍首相はこの問題は封じ込めたかったが、トランプ大統領は平然と自説を展開した。トランプ、インドのモディ、安倍の三者会談の場で外人記者が日本語で、トランプの安保破棄発言をどうするのかと問うたのに、政府関係者が記者を引きずり出して、安倍は事なきを得た?。とにかくトランプ発言はなかった、知らないで逃げるということで。
トランプはG20の閉幕後の記者会見で、安保条約は「片務性」があり「我々は変える必要があると安倍首相に伝えた」「不公平な条約だと、過去6か月間、安倍首相に伝えてきた」と公開の場で証言した。安倍首相に伝えたのは今度もなのかどうかは今一つ不明だが。
6か月前から伝えてきたというのに、国民にはなんら明らかにされてこなかった。安倍政権幹部は29日、「安倍首相に伝えた」というトランプ発言は「全くない」と全面否定した。トランプ側は、B20前の25日に情報を流し、本番でも公然とくりかえす。安倍首相の面子まるつぶれだ。
トランプは安保条約は片務的だというが、日本の米軍基地が攻撃された場合、自衛隊が共同行動をするという双務的な内容にじつはなっている。実際にそうならなかったのは、憲法9条が生きていたからだ。だが、安倍内閣が2015年安保法制を強行採決し、集団的自衛権行使を法定したときから状況は変わった。アメリカ政府の要求に屈して憲法違反の集団的自衛権行使に踏み切った。ここにトランプの事実認識の間違いがある。
もうひとつ。普天間移転を土地の強奪だというが、強奪したのはアメリカ帝国主義ではないか。戦時国際法は、占領国は占領地の法を守らなければならず、住民の財産を奪ってはならないことが定められている。沖縄の基地は、ただのひとつも県民がすすんで提供したものはない。すべて米軍が強奪したものばかりだ。100ドルの価値があるというのは不動産屋トランプならではだ。
さらに、安保条約は不公平だというが、条約上の義務を大幅に超えて財政負担をしているのが日本だ。何の義務もないのに、1974億円も負担している思いやり予算を入れたら、基地経費の7割は日本国民が負担している。在日米軍基地は、アメリカ本土に置くよりも圧倒的に安上がりになっている。安倍はこれくらいの反論したのかね。トランプに脅されて、安倍政権は、イージス・アショア2基4389億円、1機150億のF35ステルス戦闘機を100機爆買いする。アショアはハワイ、グアム防衛のためだ。アメリカを守っているではないか。ステルス戦闘機はレーダーをかいくぐる戦闘機だ。北朝鮮の攻撃があると2017国難選挙で安倍は叫んだが、日本防衛のためになぜステルス機が要るのか。ステルスはよその国に侵略するために必要なのだ。すでに日本の安保法制は侵略的に変貌している。実は、安保条約をのり越えて侵略的な法整備がすすんでいる。
トランプの脅しは、農産物などの貿易交渉で安倍首相をめった打ちにする武器になるだろう。