山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

真央さんと森さん発言、それに籾井発言

2014年02月27日 01時46分56秒 | Weblog
 浅田真央さんが森オリンピック組織委員長・元首相の森喜朗氏の侮辱的発言にさわやかに応えた。
 森氏の発言は、「見事にひっくりかえってしまった。あの子は、大事な時に必ず転ぶ」というもの。浅田真央さんは「人間なので失敗することもある。失敗したくてしているわけじゃない」と。その通りだ。ショートプログラムで失敗したとき、どれだけ悔しい思いをしたことだろう。森元首相の神経がわからない。彼女のすごいのはそこから立ち直って、自分の持っている最高のものをつぎの演技で表現したことだ。その実力に感嘆した。
 彼女はまた、「私は別に何とも思っていないですけど、森さんが、少し後悔しているのではないかと思います」と思いやりの発言をした。立場逆転だ。人間性の差が出た。
 従軍慰安婦や靖国神社に関する問題発言をしたNHK新会長籾井勝人氏は、発言を撤回しつつも、発言自体には問題がないとの態度は変えておらず、公共放送の責任者としての適格性を欠くことがますます明らかになった。発言以上に問題なのが、就任直後、問題発言と同時期に、10人のNHK理事全員日付のない辞表を提出させていた。自分に従わない理事はいつでも辞めさせる。しかも自分から辞職したという形で、というのだ。いやらしい権力者の発想ではないか。これではNHKは死んでしまう。安倍人脈によるNHK破壊変質工作だ。
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腰痛を治したせんべい布団

2014年02月20日 23時27分26秒 | Weblog
 布団の話しをもうひとつ。
 いまから15年ほど前、何度も腰痛に悩まされた。いちばんひどかったのは、立っても、座っても、横になっても、寝ても収まらない腰痛だった。坐骨神経痛だった。痛み止めを打ってもらって凌いだ。
 腰痛を完全に取り去ってくれたのが、せんべい布団だった。それまでは、スポンジのマットレスというやつの上に敷布団を敷いていた。それが腰痛の土壌をつくっていた。もちろん、腰の疲労がつみ重なったのが直接的原因だが。
 マットレスを捨てて、畳の上にせんべい布団を敷いて寝るようにしたら、もう腰痛は起きなくなった。以後ずっと。これは事実。身体を自然な状態において寝るのが本来の姿なのだ。せんべい布団はありがたい。
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アベノミクスで正社員46万人減

2014年02月20日 09時24分48秒 | Weblog
 総務相が18日(2014・2・18)発表した2013年平均の労働力調査詳細累計によると正規労働者が急減し、非正規労働者が急増していることがわかった。この形の調査が始まった2002年以来最多の46万人の正規減少だ。いっぽう、非正規はこれも開始以来最多の93万人増。08年のリーマンショック以後12年までの4年間で48万人の増だったのに比べたら、異常な増え方だ。これがアベノミクスの矢が突き刺さった現実だ。
 安倍首相は以前、雇用がふえているといった。数は増えたが正規から非正規への置き換えがすすんだのだ。短期的に数がふえればいいというものではない。長期的に見て安定した雇用がふえたかどうかだ。非正規ばかりふえても、国民所得の増にはつながらず、購買力はふえない。若者の結婚率はふえず、出生率もふえない。いっそう少子化がすすむ。少子化担当大臣などなんの意味もない。
 安倍政治の1年でこれだけの激変が起きた。世界一企業活動がしやすい国をめざす安倍政権が何年もつづいたら労働者にとって世界一生きにくい国になるだろう。
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重たい布団が負担になった

2014年02月19日 06時33分43秒 | Weblog
 わたしは、昔ながらの重たい綿の布団を愛用してきた。同じ綿でも軽めの布団はたよりなかった。若い時は、軽い布団は斜めになったり横向きになったり始末に負えなかった。
 でも、ここ1、2年は、重たい布団が負担になっていた。上向きから横向きに寝返りを打つときに、どっこらしょと持ち上げ気味にしないとうまくいかない。重いのが安心というより、重さが堪えるようになった。いっぽう、たまに旅館で寝る軽い羽毛布団がとても暖かく楽だった。こんな布団がいいなあと思いつつ何年も過ぎた。
 今年の冬も重い布団に耐えてきたが、この度、思い切って生協で羽毛布団を買った。とても軽いし、軽くてもあたたかい。昔は足が冷えることはなく、冬でも足を外へ放り出したほどだった。でもこのところ、足先が冷えるようになった。羽毛布団にしてからそれもなくなりポカポカと快適だ。
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立憲主義を否定する安倍首相の集団的自衛権容認

2014年02月15日 08時51分27秒 | Weblog
 安倍首相は国会で集団的自衛権行使容認へ向けてこれまで歴代政権が積み上げてきた憲法解釈を否定する答弁をくりかえしている。
「集団的自衛権の行使が認められるという判断も政府が適切な形で新しい解釈を明らかにすることによって可能であり、憲法改正が必要だという指摘は必ずしも当たらない」(2月5日、参院予算委)
「(政府答弁の)最高の責任者は私だ。私が責任者であって、私たちは選挙で国民から審判を受けるんですよ。審判を受けるのは、法制局長官ではない」(12日、衆院予算委)
 これまで歴代の政権が確定してきた「他国に加えられた武力攻撃を阻止することを内容とするいわゆる集団的自衛権の行使は、憲法上許されない」という憲法9条解釈をいとも簡単に正反対の方向に変えようとしている。しかも安倍首相は、解釈変更に当たっては国会審議は不要、閣議決定で済むとの立場だ。
 これでは、政権が変わるたびに多数派が憲法の解釈をかえることができるようになる。憲法が憲法でなくなる。権力者をしばるものとしての憲法が、権力者によって、しかも時の多数派政権によって、その根本原則を変えてもよいとするなら、憲法の立憲主義がくつがえされることになる。憲法そのものを否定する過去に例を見ない暴挙だ。
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やしきたかじんさんのお別れ会の発起人に安倍晋三

2014年02月12日 13時14分34秒 | Weblog
 3月3日に、リーガロイヤルホテル・光琳の間で1月3日亡くなったタレントのやしきたかじんさんのお別れ会が行われる。
 注目したのは発起人のトップに安倍晋三首相が鎮座していることだ。橋下大阪市長や櫻井よしこさんら右派論客が名を連ねている。なにゆえ、安倍首相が出て来るのか。
 やしきさんは、かねてから首相のとりまき芸能人で、そのなかでも大きい政治的役割を果たした、だから総理大臣がでてくる。やしきさんがここ20年以上、大阪の世論を右に引っ張っていくうえで絶大な「貢献」をしたのはまぎれもない事実だ。読売テレビの討論?番組は右派論客ばかりをあつめ、時に出て来る田嶋陽子・元社民党参院議員の発言をみんなで嘲笑するという構成で、右翼的言論が世の中の常識だという雰囲気をまき散らしてきた。もともと大阪は反権力的な風土の街なのだが、ずいぶん変化して権力賛美、生活保護など弱者に攻撃をくわえるようになってきた。毎週、何百万の視聴者に刷り込んできた結果だ。その中心にやしきさんがいた。
 橋下氏を引っ張りだし、橋下政治をつくりあげるうえで大きな力を発揮したのもやしきさんだ。いまや安倍首相にとって、改憲派として公明党よりも信頼を置いている維新の会を押し出すための立役者、やしきさんは特別の人なのだ。
 10年ほど前、金融教育を学校に持ち込もうという証券関係の研究会に出た時、総理大臣になる前の安倍晋三と親しいことを自慢した元阪大医学部助教授で大学を辞めてもっと金の儲かる事業にのりだした人物が、安倍晋三氏はいくつもの親睦団体をもって芸能人や学者を取り込んでいることを話してくれた。元阪大医学部氏の所属するグループにはタレントの島田紳助氏も入っていて、1週間の出演料収入が2000万円だというような裏話も自慢げに教えてくれた。やしきたかじんも別の安倍懇親会に加わっていたにちがいない。だからお別れ会を主催するのだ。橋下徹氏もまた別の安倍懇親会に入っていただろう。安倍グループの中心は、NHK経営委員になった長谷川三千子氏であり、櫻井よしこ氏らだ。若くして広げた安倍人脈がマスコミ界、芸能界、地方政界に根を張って、世の中を憲法改悪、右翼的世界へ引っ張るのに力を発揮している。
 
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橋下支持低下、大阪都構想賛成36%、反対44%

2014年02月12日 12時13分09秒 | Weblog
 大阪都構想に決着がついた。『朝日新聞』2014・2・11に載った大阪市民世論調査によると、橋下氏が強引にすすめる大阪都構想に住民投票に持ち込むまでもなく、市民の間では却下されていることがわかった。
 出直し市長選挙については反対が56%、賛成34%。橋下支持は46%、不支持41%。昨年11月は50%だったが、過半数を割った。大阪都構想は賛成36%、反対44%。大阪都なるものは、ぼんやりして内容が分からないときは賛成が多かったが、じょじょに明らかになってくると賛成が減る。橋下市政で市民病院、幼稚園、保育所など生活密着の施設がどんどんつぶされている。橋下氏は大阪の老人はぜいたくだと攻撃した。公務員攻撃をテコにした既得権攻撃(その中身は労働者や高齢者の権利攻撃。さすが障がい者攻撃は口にしないが、障碍者団体補助は打ち切った)の悪影響は相当沈殿している。でもじょじょに変化がでている。
 橋下氏は法定協議会を自分の意のままにするために、自民、民主、共産の議員をはずすために出直し選挙をするといっている。この主張には、賛成18%、反対63%に達している。橋下支持層のなかでも反対44%で賛成の35%を上回った。
 橋下氏は、協定書ができた段階で、つまり夏の終わりか秋の初めに、新ダブル選挙に打って出るだろう。市長選挙と市議会選挙のダブル選挙だ。これが彼の最後の手段だ。市議会が言うことを聞かないので、これをリコールし出直し選挙にもちこむ。自分の人気?をてこに市議会でも過半数を占めようというのだ。
 しかし、市民の中で、何の不始末もしていない議会をリコールする運動が起きるか。橋下信者が総決起するか。リコールがみじめに失敗して、橋下単独選挙になって、きびしい批判に包囲されるにちがいない。
 
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橋下氏の辞職、市長選をめぐる異常な感覚

2014年02月09日 10時21分44秒 | Weblog
 橋下大阪市長は、法定協議会での議論が自分の思い通りにならないことから、辞職、市長選挙につきすすんでいる。7日、辞職願をだしたときに、「自民、民主、共産は大阪都構想の協議会から外す」「法定協議会が正常に機能していない。メンバーを代えて都構想の設計図をつくる。そのために市長をやめさせていただく」と述べた。また、従っていたはずの公明党が独自の動きをしたために、「死ぬまで公明党の選挙区で立候補し続ける」ともいった。なんとも気持ちの悪い、粘着質発言だ。ほんとに死ぬまでやってみろ。
 思い通りにならないからといって、府議会、市議会が選んだ代表を外すという。議会の独立性を認めず、手を突っ込んで引っ掻き回そうというのだ。府議会で造反した元維新4人をもう一度取り込んで、多数の横暴で議会の慣例をくつがえして、府議会からは維新議員ばかりを法定協に出す。これで法定協の多数を維新が占め、法定協を思い通りにして乗り切るつもりだ。
 それにしても、自分の思い通りにならない=正常に機能していないという考えの独善性は驚くばかりだ。だから自民、民主、共産は出て行ってもらう、そのための市長選挙だという。つい先日は、区割りをひとつに絞って案をつくることを認めてもらうために選挙をやるといっていたのに。
 しかし、法定協議会を独裁的に組み替えたとしても、最後に協定書を議会で承認を得る段階で、府議会はクリアしたとしても市議会ではもはや100%否決されることはわかっている(%の使い方はこんな場合は100が上上限。橋下氏のように20000%というのは誤用で、%を理解していない珍しい例)。そうすると、もう一度、辞職、選挙をやるのだ。選挙をもてあそぶのもいいかげんにしろといいたい。市長選挙をしても市議会は屈服しない。構成はかわらない。となると次の手は、橋下氏が音頭をとって市議会のリコール運動をする。有権者の3分の1の有効署名があれば解散請求は成立する。そこで市議会選挙に追い込んで、維新が過半数を取って、協定書承認に持ち込もうと考えているのだろう。辞職記者会見で、ありとあらゆる手を考えるといったが、その手は上に書いたことがすべてだろう。いずれにしろ、橋下氏の異常な感覚、考えにぞっとするばかりだ。
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上村愛子さん、よくやった!

2014年02月09日 10時02分20秒 | Weblog
 深夜3時。オリンピック・スキーフリースタイル・モーグル女子の準決勝、決勝を見た。上村愛子さん、よくがんばった、よくやった!
 準決勝はぎりぎり6位で決勝にすすんだ。決勝は果敢に飛ばし、タイムは6選手中最高をだした。しかしターンやエアの点数は厳しく、4位にとどまった。でも準々決勝より準決勝、さらに決勝へとすすむにしたがって順位をあげたように、上村の集中力はすばらしかった。また失敗をしない完成度はすごい。5大会連続の活躍、ごくろうさまでした。
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安倍首相がNHKに送り込んだお友達

2014年02月05日 23時23分03秒 | Weblog
 NHK籾井新会長の暴言につづいて、経営委員の百田尚樹氏と長谷川三千子氏が公共放送NHKの立場と両立しえない異常な発言をして問題になっている。
 百田氏は、「南京大虐殺はなかった」「東京裁判は米軍が大虐殺をごまかすためだった」とか、日本軍の真珠湾攻撃を合理化するなど、歴史事実とかけ離れたことをいって日本の侵略戦争を正当化しようとした。百田氏の言説は、歴史学的にはまったくの誤りで、街の居酒屋でよっぱらったおじさんがたわいもない妄言をいうレベルの、知的水準を保っているはずの小説家にしては、あまりにもはずかしい低レベル発言だ。だが真実の報道をすべきHNKの経営委員の立場とは両立しない。
 長谷川氏は安倍首相に最も近い、何十年来の右翼言論人だ。長谷川氏は、1993年に抗議先の朝日新聞社で拳銃自殺した右翼団体幹部野村秋介の死後20年を祈念する追悼文集に問題の文章を載せた。野村秋介は報道機関に対して銃刀法違反の拳銃を持ち暴力で圧力をかけ、自殺した。長谷川氏は、野村の行為によって「我が国の今上陛下は「人間宣言」が何と言はうと、日本国憲法が何と言はうとふたたび現御神(あきつみかみ)となられたのである」と右翼が自殺したことをもって、天皇はふたたび現人神(あらひとがみ)になったと、荒唐無稽で憲法の象徴天皇制を否定する意見を公表した。その数日後、安倍首相は百田、長谷川氏らをHNK経営委員にする人事案を決めている。
 右翼の野村秋介の自殺については個人的に思い出がある。定時制に勤めていたころ、1年で退学したある女生徒が、2年くらい後にきれいな着物姿で学校を訪ねてきて教えてくれたことだ。彼女は1年の現代社会の授業では積極的に意見をいう気持ちのいい生徒だった。また大変な美人だった。彼女は学校を訪ねてきてくれた時は北新地のクラブに勤めていた。そこのママの彼氏が野村秋介だった。最後にママに会いに来たのが自殺の直前の日だった。元女生徒は、「先生は絶対うちの店に来たらあかんよ。来るようなとこと違うよ。椅子に座るだけで4万円やから。」と忠告してくれた。そんなことを20年ぶりに思い出した。
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橋下市長のパフォーマンスには道理がない

2014年02月04日 11時12分57秒 | Weblog
 橋下大阪市長は3日(2014・2・3)2時間に及ぶ記者会見をおこない、市長辞任、再選挙の意義を訴えた。時間が長ければ長いほどテレビに映る時間が長いので気持ちがいいのだろう。読売系の番組「ミヤネ屋」は延々と生中継をした。橋下氏の目線は会見場のほとんどを占める記者にではなく、会場の一番奥に並ぶテレビカメラにだけ向いていた。彼にとっては久方ぶりの一大パフォーマンスの舞台だったのだ。
 記者会見で区割り案をひとつに絞らずにやると4,5年かかるといった。ウソつけと思った。橋下氏が市長になって2年2か月。ここまで大阪都構想の準備をすすめ、「大阪における大都市制度の制度設計」(パッケージ案)ができあがり、それにもとづいて法定協議会で議論をしてきた。だがさまざまな問題点が浮かび上がり、橋下市長はこれに答えきれていない。大阪都に絶対反対でもない保守系議員を説得できない制度でしかないのだ。
 ここで4案をひとつに絞らないとあと4,5年かかるという脅しはつじつまが合わない。一つに絞ればあと6か月で完成するのに、4つ並列では4年かかるとは理解不能だ。あと3つ分で3年半かかるのか。橋下氏が言うように財政力が強い北区と中央区をまとめた5区案、7区案は財政力に格差ができすぎありえない。とすれば、北区、中央区をばらした5区案と7区案に作業を集中すればいい。となると長めに見積もっても、あと1年もあれば十分できるではないか。4,5年かかるというのは、橋下氏一流の脅しでしかない。
 会見では、選挙を行うと6億円かかり無駄遣いではないかとの質問が出た。これに橋下氏は6億円は民主主義のコストだ、数千億円の二重行政の無駄遣いに比べれば安いと反論した。だが、不信任もされていないのに、再選挙を行うのは民主主義のコストというより橋下パフォーマンスのコストであり全くの無駄だ。さらに、数千億円の二重行政の無駄というのは完全なウソだ。あまりにひどい発言だ。
 公式に提案しているパッケージ案では「二重行政」解消による効果は976億円だといっているではないか。当初、4000億円の二重行政の無駄がある、これを解消できるといっていたのが、自ら976億に縮めざるを得なかったのだ。効果は過大に見積もり、経費は過少に見積もっても、効果は976億円にしかならなかった。さらにこの976億円にしても、大阪都とは無関係の事業再編、住民サービス削減など706億円(地下鉄民営化も含む)を組み込んだもので、ごまかしの金額だ。共産党の大阪市議団が精査したところによると、「二重行政」解消による効果は9・4億円となっている。マスコミ各紙も水増しだと批判している。
 自らだした976億円を、テレビで見る一般の人は知らないだろうとバカにして、数千億円もの「二重行政」の無駄遣いと大ウソを何度もくりかえした。許せないデマゴーグだ。共産党市議団のいうように、9・4億円の効果だとしたら、6億円の選挙費用で効果の大半が飛んでしまう。橋下氏は住民投票の前に、府議会、市議会で最終案が否決されたら(議会の構成が変わらないから必ず否決される)もう一度市長選挙をやると会見で言った。となるとマイナスになってしまう。
 維新府会議員の中から4人が反乱をおこし、蜜月を誇った公明党も、都構想の内容が具体的になればなるほど敬遠し始めた。法定協議会の維新浅田会長が採決をとらずに終わらせた前日の30日に、橋下氏は公明党議員に談判したそうだ。賛成しろと。だが同意しなかった公明党を人の道に反すると会見でなじった。料理屋の酒の席で、橋下、松井氏と公明議員との間で住民投票まで協力すると約束したというのだが、公明党はそこまでは約束していないという。酒の席での口約束の話だからいいかげんなものだ。だが政策を議席協力でやり取りするのは議会制民主主義を腐らせるものだ。
 それはさておき、「毎日新聞」4日付けに載った前鳥取県知事の片山義博・慶応大教授のコメントは納得できる
「進めたい政策について、議会を説得できなかったから出直し選に踏み切るというのは、選挙を愚弄している。議会を動かす政治力がないか、都構想の政策的な説得力がないということを、橋下氏は認めるべきだ。」
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橋下、2年で辞職再選挙は道理がない

2014年02月03日 12時09分04秒 | Weblog
 橋下大阪市長が、大阪都構想をすすめるための法定協議会で区割り案をひとつに絞る提案がじじつ否決された(採決はされていないが法定協の浅田均・維新政調会長が否決されたとまとめた)からといって、市長を辞職し再選挙をするといいだした。まるでわがままが通らないからだだをこねる幼児のようだ。議院内閣制とちがって、大統領制の市長と議会とは二元代表制だから、くいちがうことは折り込み済みの制度だ。アメリカでも予算の問題はじめオバマ大統領は議会を説得し、譲歩し、折り合いをつけるのに苦労している。だからといって辞任したりはしない。唯一辞任したのはウオーターゲート事件で辞任したニクソン大統領だけだ(選挙はおこなわれず、副大統領のフォード氏が昇格)。
 このまま4案並列では大阪都の案を決めるのに4,5年もかかる、だから市長選挙に打って出て、都構想の賛否ではなく、案を決めるところまで進めることを訴えたいと橋下氏はいう。だが、選挙で当選したとしても、議会の構成は変わらない。議会を説得するのではなく、選挙で当選すればこれが民意だから従えというやり方は議会との対立はいっそう深まる。とにかく自分の思った通り、スケジュールどおりでないといやだというのだ。
 秋には住民投票で大阪市民に決めてもらう、否決されようとそれには従うという。でもその前に、都構想案を住民投票にかける前に議会で正式に採択しなければならない。4案をひとつにまとめる段階でも賛同が得られないのだから、正式に賛否の採決となると否決されるのは目に見えている。
 ところが、橋下氏は今日(2月3日)の長い会見で、否決されたらありとあらゆる手段をたたかうといった。もう一度(もう2度か)市長選挙をやるという。このしつこさは史上例をみない。
 とにかく自分の意見を通すための道具として市長選挙を利用するというのは道理がない。二元代表制の地方自治体の政治制度を否定するものだからだ。
 
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9条さつきの風・秘密保護法学習会予想を超える参加者

2014年02月02日 13時42分15秒 | Weblog
 2月1日(2014)、池田市の9条さつきの風主催の秘密保護法学習会があった。わたしは半月前に学習会の講師をやってほしいと頼まれ、やや躊躇しながら引き受けた。すぐに必要な書物を買い、あらためて新聞切り抜きをした。早めに準備をと思ったが、怠け者なのと田舎での姉の葬儀などがあり、正味1週間の準備となった。このブログでも秘密保護法はとりあげたが、こんど本格的に勉強するということで、国会を通過した秘密保護法を読むことからはじめた。文章にまとめるまでぎりぎりまでかかった。A4/7ページの報告文書と資料2枚。
 わたしは参加者は多くて19人くらいと思っていたが、主催者のさつきの風の垣田さんからは35人くらいの参加があるといわれ、印刷枚数を40部にふやした。結構な分厚さだった。開始時間になって話をはじめると、どんどん人数が増え、部数が足りなくて、主催者がコピーに走った。結局50人にまでおよんだ。びっくりだ。この種の集会は予定をこえてつめかけることはない。ところが報告文書が足りない、椅子がたりないということになった。
 悪法でも普通は、通ってしまえばあきらめの気分がただよい、あとはあまり盛り上がらない。しかし秘密保護法の怒りは収まらない。いまだにくすぶり、その火種はあらためて燃え上がっているではないか。東京でもアンダー20の若者が秘密保護法廃止のデモをしたら、街のおじさんオバサンがあんな若い子らががんばっていると感激して、400人で始めたデモがふくれあがって650人にもなったそうだ。日本の平和・民主主義の底力は大したものだ。秘密保護法廃止、集団的自衛権ゆるさないという炎が寒風の中で燃え始めている。沖縄・名護の市民の決意が情勢の先陣を切っている。
 学習会での話は1時間以内にと思っていたが、用意したのを全部話したら1時間半に及んでしまった。質疑討論時間を30分に縮めてしまった。参加者と心をひとつにできたので大満足。心地よい疲れを感じながら池田の街をあとにした。
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