山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

わが家の2月の水道料金3240円

2016年02月25日 15時45分16秒 | Weblog
 先日、2月の水道料金(2016年2月)の請求予定金額の紙が入っていた。3240円だ。内訳は、使った水の量20㎥、上水道料金2052円、下水道使用料1188円だ。ちなみに1月のも書かれているので記すと、27㎥、上水道2785円、下水道1649円、計4434円だ。
 おそらくこれを読まれた方は、安い!と思われるだろう。ひとつは、冬ということもありあまり水を使わなくなった。風呂の水は二日使っている。いや、きたないと思われるかもしれないが、ちゃんと洗って入ればきたないことはない。みなさんにこれをすすめるわけではありませんが。
 もうひとつは、大阪市の水道料金が安いということがある。大阪市は都市としての歴史が長いので上下水道もよく整備されている。30年も前は大阪市の水は臭いといわれたものだ。だが水道局の技術の進歩で高度浄水を行なうようになり、いまやアジアに水道技術を輸出しようかというレベルにある。大阪市の水道水はペットボトルに入れて売ったりもした。
 あの橋下氏が府知事のとき、府営水道(大阪市以外に水を供給する)と市営水道を統合することをいいだし長く交渉が行なわれた。だが、安い大阪市営水道が府営と合併すると大阪市民が明らかに損をするということから、この交渉は決裂した。
 橋下氏が大阪市を攻撃しだしたのは、このときからだ。彼は自分の思い通りにいかない相手には激しい攻撃をしかける。北野高校の在学時にも、クラスマッチでミスをした級友を彼はしつこくなじったというのは北野では有名な話だった。普通の高校生は温かい気持ちをもっていて、球技大会で失敗した友達をなじったりせずに、気にするな、大丈夫、大丈夫という。ところが彼はちがった。後々の彼の政治行動のすべてがこの攻撃性に彩られている。橋下氏は、知事の時は大阪府は廃止をめざす、関西州に吸収するといっていた。ところが矛先を大阪市に向けはじめ、最初は協力関係をむすんでいた平松大阪市長を攻撃するようになる。そして、自ら大阪市長になり、大阪市を廃止することに執念をもやす。大阪市の廃止(看板は大阪都という)は市民の判断で否決され、政界引退を口走ったことはご存知の通りだ。
 話がそれたが、年金生活でもあり、水でも無駄づかいはできない。
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戦後史を画する戦争法廃止・立憲主義回復の5野党合意

2016年02月25日 15時20分15秒 | Weblog
 2月19日(2016年)の5野党の選挙協力での合意は戦後史を画する意義を持つ。
 確認事項は、➀安保法制の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を共通の目標とする。②安倍政権の打倒を目指す。③国政選挙で現与党およびその補完勢力を少数に追い込む。④国会における対応や国政選挙などあらゆる場面でできる限りの協力を行なうというものだ。
 これまで独裁的権力の横暴に対するたたかいはたくさんあったが、このように共通の目標をもって、すなわち共通の選挙公約をかかげて(政策のすべてではもちろんない)、全国的に選挙協力をおこなうというのはなかった。60年安保や70年安保のたたかいが高揚した時もこのような到達はなかった。まして、1980年代に入ると、社会党は全野党共闘をすてて、共産党排除の社公合意をむすび、以後長く共産党をのぞくというのが日本政治史の基本になってしまった。
 そういう過去も振り返ってみると、こんどの5野党の合意は画期的といって決していいすぎではない。問題は、野党合意を迫る、若者や女性や多くの市民の立憲主義を取りもどすあつい運動があったということだ。この市民革命的ともいわれる運動に背をむけては、野党としては立ち行くことができない状況ができていた。
 この合意で、全国で戦争法廃止、立憲主義をとりもどせと願っている多くの若者、女性、市民が元気づいて、さらに広範な立ち上がりが実現することはまちがいない。
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日本政府、慰安婦問題で国連舞台に妄言

2016年02月19日 09時04分04秒 | Weblog
 慰安婦問題で、日本政府が今度は、国連欧州本部の女性差別撤廃委員会で妄言を発した(2016・2・16)。政府代表団の杉山外務審議官が「日本政府が発見した資料の中には軍や官憲による、いわゆる強制連行を確認できるものはなかった」「性奴隷という表現は事実に反する」とのべるとともに、昨年12月の日韓合意で「最終的かつ不可逆的に解決した」とのべた。その際、済州島で慰安婦狩りをしたという吉田清治証言がウソであったこと、朝日新聞の記事取り消しからも強制連行はなかったと発言した。
これに対し、他国の委員が、「誰も歴史を変えることはできない。問題がないのであれば、日韓合意をする必要があったのか」と批判した。その通りだ。合意した内容を否定するようなことをいいながら、不可逆的に解決したというのだから、頭がどうかしている。韓国も問題がないと合意したかのように言う。詭弁も甚だしい。
 それにしても日本政府は、1993年の河野談話のときの調査の時点にとどまっている。あれから23年も経っているのに。慰安婦問題についていの研究も格段にすすみ、あらたな資料も見つかり、各国政府が保証した証言も出されている。日本の裁判所が認定した証言も積みあがっている。いずれも河野談話以後だ。ところが、安倍政府は93年以後は歴史が止まっているかのように錯覚して、いまもって23年前の考え・資料で議論している。馬鹿丸出しだ。でも馬鹿では済まされない。これでだまされる人が多いから。
 歴史修正派は、慰安婦問題は強制連行があったかなかったかだけが問題で、もしなかったとすれば慰安婦問題は存在しないという論建てをする。強制連行は慰安婦問題の中心問題ではない。慰安婦の実態が奴隷的であることが問題なのだ。吉田清治証言をもちだしてこれが虚偽であったから連行がなかったというに至っては語るに落ちたというべきだ。これも1993年時点で証言としては使えない、虚偽であると慰安婦問題の研究者が断定していた。
 日韓合意しながら政府自らがこれを否定するかのような発言が、それ自体不可逆的解決を否定することだと自覚すべきだ。

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安治川岸壁を散歩

2016年02月14日 14時07分32秒 | Weblog
 わたしは今、安保破棄大阪実行委員会の50年史を書く作業に追われていて大変な毎日をおくっている。大変なというのは、時間ばかり過ぎて、思うように仕事がすすまないということだ。2年前からやっている。この2月末が締め切りだ。おまけに前から書いているように、ヘルペスの後遺症で体のバランスが崩れて苦しんでいる。
 今日は午前中、天気がよかったので、気晴らしに自転車で安治川岸壁にいった。腰に痛みがなければもちろん歩いていくのだが。
 いつもは小イワシを釣る人が10人くらいいるが、風が強かったので、みな引き上げたようだ。安治川の向かいのユニバーサル・スタジオ・ジャパンのホテル街が目の前、遠く六甲山もくっきり見えた。ジェットコースターのキャーキャーいう声もよく聞こえる。
 風は強かったが、3月かと思わせる陽気で気持ちよかった。1キロほどの岸壁をゆっくり散歩して、また自転車で帰った。
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1時間半で200万円かせぐ橋下、1年で200万余りの年金

2016年02月14日 00時23分58秒 | Weblog
 前に毎日新聞の夕刊だったか、橋下徹氏講演三昧で日程がびっしりだと書いていた。びっくりしたのは1回の講演料がなんと200万円だと。超有名な評論家が100万円というのは聞いたことがあるが、なんとその2倍。すぐに億という金を稼ぐことができる。
 一方で月18万なにがしの年金のわたくしめ。介護保険料天引きで17万5千円。1年の年金額が、橋下さんの1時間半の値打ちしかないのだ。
 こんな人に、大阪の老人はぜいたくをしていると、レッテルを張られ、既得権益者から既得権を剥ぎ取ると攻撃の対象にされた。事情のよくわからない人は、「既得権益者」はきっと「特権階級」なのだろうと思ったにちがいない。ところが橋下攻撃の対象である「既得権益者」はみな一般庶民なのだ。ここにデマゴギッシュな橋下政治の特徴があった。この手法はくりかえされる危険がある。
 アメリカ大統領予備選挙で、サンダース氏がクリントン氏を「エスタブリッシュメント」だといって批判した。これを「既得権益者」ないし「特権階級」とテレビは訳した。ここはやはり「特権階級」だろうクリントンさんは。
 橋下によって「既得権益者」にされてわずかな補助や権利をはぎとられた障がい者団体、地域の商店街、老人会、町内会、労働者などは、よもや「特権階級」ではないだろう。エスタブリッシュメントではない。「既得権益者」扱いできるのは「特権階級」である人たちだ。所得税の税率を下げてもらっている億という金を手にする富裕層、5年間1円も税金を払わなくてもいいようにしてもらった超有名企業の面々、中小企業よりも税率が実際には低くなる大企業、こんな連中を「既得権益者」というのだ。
 橋下のようなデマゴーグにだまされてはいけない。すくなくともだまされ続けてはいけない。
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米大統領予備選、民主党サンダース氏に注目

2016年02月11日 21時58分11秒 | Weblog
 アメリカ大統領選挙の民主、共和両党の候補者を決める予備選挙で、民主党のサンダース氏が善戦しているのが注目される。ニューハンプシャー州の予備選挙で民主社会主義者を自称しているバーニー・サンダース氏が60%を取ってクリントン氏を押さえた。ニューハンプシャーでは党員でなくても投票できるシステムだったというからなおのことだ。格差是正、富裕層への課税など、去年ブームとなったピケティの理論に通じる、分配の公平を真正面に掲げている点で評価できる。若者の支持が高いのもうなずける。日本でも同様の社会状況だから、よく研究する必要がある。
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元号しか書かない非常識、世界に通用しない衆議院のHP

2016年02月06日 17時01分50秒 | Weblog
 必要があって衆議院のHPを見て、何年のどの国会の会期はいつからいつまでかというようなことをよく調べる。ところがこれがすべて元号でしか書かれていない。世界に通用しな物差ししか使わないのだ。いちいち西暦との換算表で確認しなければならない。外国人には理解不能だ。
 つい最近、今年は皇紀2676年だなどと、戦時中の亡霊のようなことをいった自民党国会議員がいた。衆議員はそこまで時代錯誤ではない。元号法があるとはいえ、「元号は政令で定める」ということしか書かれていないのだから、西暦は書けないという縛りはないはずだ。
 21世紀の時代にあって、西暦と併記するくらいの開明性があってもいいのではないか。いこじになっているとしか思えない。哀れにさえ思う。歴史書、歴史教科書すべて西暦が先に、括弧して元号表記という書き方になっている。
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ヘルペス後遺症による「とばっちり」

2016年02月06日 00時00分09秒 | Weblog
 10日ほど前から、腰痛がでてきて、歩くときに痛みに悩まされるようになった。ちょうど去年、椎間板ヘルニアに苦しんだ時の最悪を脱した時の症状に似ている。原因は、12月のヘルペス後遺症で脇腹の神経がウイルスで傷つけられ脇腹の斜腹筋に信号を送りだせず、結果、左斜腹筋がだらっとして内臓がせり出す状態になった。神経の回復に数か月かかる。身体の前後左右のバランスが崩れてしまった。鏡で見たところ、まっすぐに見えるが、上体を正しく保つ筋肉が一部いうことを聞かないのは、他の筋肉にいらぬ負荷をかけている。それが腰により具体的には左臀部にあらわれた。痛みのポイント、しこり。固くなったしこりということではなく、痛みの結節点という感じのものがある。いちばん信用できる理論ではトリガー・ポイントという。ここのコリをとればいいのだが、なかなか。冷やさない、温める、弛める、強い運動はしないでほぐすのがいいようだ。去年の腰痛を克服した時のストレッチ、トレーニングはしているのだが。さらにどうほぐすか。
 足の筋肉、とくに左足がおとろえてしまう。痛いのでそんなに歩けないし。衰えたのはあとで回復すればいいか。
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