山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

東北も沖縄も侮辱する安倍内閣

2017年04月26日 12時43分47秒 | Weblog
 今村雅弘復興相が2017年4月25日、所属する二階派のパーティで講演し、「これはまだ、東北で、あっちの方だったから良かった。もっと首都圏に近かったりすると、莫大な甚大な被害があったと思う」と述べた。東北をあっちの方といい、東北でよかったといった。東北大震災の被害者をこれほど侮辱した発言はない。この今村大臣は、4月4日にも、原発事故の自主避難者に「自己責任」の言葉をなげつけ、切り捨てた。外遊に出ていく直前の安倍首相は、あわてて首のすげ替えをした。政権に被害が及ばないようにということだけだ。
 同じ25日、安倍内閣は沖縄の辺野古の海に砕石投入工事を始めた。菅官房長官は「政府として懸念材料はまったくない」と沖縄県民圧倒的多数が反対しているのを歯牙にもかけない、傲慢な発言をしている。埋め立て工事をこれからは怒涛の勢いですすめるというのだ。
 東北と福島を侮辱し、沖縄もがたがた言うなとばかりに工事を進める。同じ日の出来事だ。他方で内心を取り締まる共謀罪をごり押ししようとする安倍内閣の精神性がみごとにあらわれた二つのできごとだ。
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