山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

国会を抜け出して改憲策動を加速する安倍首相

2017年05月21日 23時00分08秒 | Weblog
 衆議院本会議を中抜けして安倍は何をしたか。5月18日、衆院本会議で金田法相の不信任決議案が審議されているときに、安倍首相は1時10分から19分まで国会を抜け出して、自民党幹事長室で高村正彦副総裁と密会をした(『朝日』首相動静)。安倍氏は高村氏に憲法改正の原案をとりまとめる改憲推進本部長の保岡興治氏の「相談に乗ってあげてほしい」と要請したという(『朝日』19日付け)。憲法違反の安保法制=戦争法の時に公明党をその気にさせるために水面下で働いた高村氏をふたたび公明党対策に使って目的を達しようというのだ。安倍は、国会では自らの改憲策動に「読売新聞を読め」とナベツネの拡張員になって答弁を拒否し、国民主権、議会制民主主義をふみにじった。
 さらに21日、ニッポン放送のラジオ番組に出て、自民党の憲法改正原案を「年内にまとめて、お示しできればなと思う」と述べた。2020年施行を宣言した5月3日発言に続いて、今度は年内原案提示を宣言した。これも週明けの国会で、自民党総裁の安倍が言ったことで、首相の安倍は知らないというのだろう。総理大臣は24時間総理大臣であって、このような使い分けは許されない。
 年内改憲案提示のために、18日には国会を抜け出して、高村=公明党ラインを起動させるための手を打った。これは総理大臣の行動ではなく自民総裁が動いたというのか。だが、総理大臣が任務を放棄して勝手な行動をしたことをどう説明するのか。
 その安倍氏が、19日、共謀罪法案を強行採決した衆院法務委員会を2日ほど前には出席すると言っていたのに、欠席して逃げを打った。あまりに無責任だ。なぜ逃げたか。加計学園疑惑で、「総理のご意向」の内部文書が公けになって、法務委員会とはいえこれをどうするのか問われる可能性があったために逃げたのだ。森友疑惑にしろ加計疑惑にしろ、安倍自身はいっさい真相究明の指示をしない、憲法改悪の指示はするくせに。真相究明はせず妨害ばかりする。それでもじょじょに追い詰めてきている。追及は終わることはない。その恐怖もあって、安倍は一気に改憲策動に出た。
 疑惑は徹底究明し、改憲策動を失敗に追い込もう。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

安倍首相・加計学園案件、あとで条件をつけくわえて無理矢理もっていく

2017年05月19日 11時03分39秒 | Weblog
 「私や妻がもしかかわっていれば」の昭恵夫人による森友疑獄を官僚・昭恵封じ込めで乗り切ろうとしている最中に、冷遇されて不満を持った役人からの情報提供によって爆発しているのが晋三・加計疑惑だ。腹心の友、頻繁にゴルフや会食をする人物に巨大利権の便宜を図るのは権力の座にある人間として許されることではない。李下に冠を正さずの真逆だ。
 文科省がこれ以上いらないと言ってきた獣医学部を国家戦略特区にして、加計学園に認可しようともくろんでいたが、強敵は京都産業大学だった。ノーベル物理学賞の益川さんがいる大学だ。「京都産業大学獣医学部設置構想について」という21ページにおよぶ文章を読んだ。現状の獣医学、小動物診療にかたよっている獣医系卒業者の現状を明確に批判して構想を述べている。京都大学のips細胞の研究との連携において豚の動物実験の研究の重要性にも触れつつ、結論部分「京産大が目指す獣医学部教育」でこう述べいている。「現実は、伴侶動物の健康維持のみをターゲットにした分野の占める比重が非常に大きい。貢献度の大きい、創薬あるいは医療技術の改良等のライフサイエンス分野、高品質な動物性食品供給あるいは環境衛生に携わる分野、国を越えて侵入してくる感染病対策に貢献する獣医師は明らかに不足している。ここを是正するための、公益性の高い獣医師要請を目指している。」
 京産大は2006年、鳥インフルエンザ研究センターを設置し、2010年に総合生命科学部動物生命医科学科を設置している。これは獣医学部設置の準備段階の役をもっている。これに対して、加計学園の文書は2ページだそうだ。インターネット上の加計学園、岡山理科大関係では見ることができなかった。
 加計学園の文書は読んでいないが、日本獣医師会の声明では「今治市の構想内容(加計学園の)は、他で取り組んでいるものばかりで、新規性はなく、上記4条件(2015・6・30の「獣医師養成系大学新設に関する検討」の4条件)にも全く該当しません」と酷評していた。
 明らかになった内部文書に対して、菅官房長官は最初、「怪文書」と切り捨ててことをすまそうとしたが、そうもいかなくなった。昨年9月26日の日付のある「内閣府(藤原豊)審議官との打ち合わせ概要(獣医学部新設)という文書があり、4人の実名が書かれている。怪文書ではない。そこでは「平成30(2018)年4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成、共有していただきたい」「これは官邸の最高レベルが言っていること(むしろもっと激しいことを言っている)」「できないという選択肢はなく、事務的にやることを早くやらないと責任をとえうことになる」と衝撃の内容だ。
 10月17日には、国家戦略特区による京産大へのヒアリングが行われた。先の京産大の文章はその日付だ。これと加計学園の文書を比べたら、どうみても加計学園に軍配を上げることが難しい。安倍サイド、藤原審議官をはじめとする内閣府の官僚たちは青くなっただろう。自由党・森裕子氏の資料によれば、10月28日、内閣府が、文科・農水省に11月9日に開かれる国家戦略特区諮問会議に提出する文案を示した。11月9日は、あの竹中平蔵氏を含め、農家民泊やさまざまな特区議案が審議された。その中で、「国家戦略特区における追加規制改革事項について」と題し、従来の条件に加え、「現在、広域的に獣医師系養成大学の存在しない地域に限り、獣医学部の新設を可能とするための関係制度の改正を、直ちに行う」と決定した。現在16の獣医学部があるが、四国にはない。近畿には大阪府立大学にある。京都府綾部市は近畿だ。すなわち京産大は立候補できない制度に変更して、門前払いにしたのだ。方や8億円の値引きのウルトラCを考え出した財務省、此方、内容的に優位なものが立候補できない制度につくりかえて、腹心の友に利益を用意する内閣府。獣医学部がない地方は北陸や岩手を除く広い東北があるが立候補の動きはもとからなかった。京産大を締め出すためだけに考えた条件だ。
 こうして2017年1月4日から11日までに公募がやられ、予定通り加計学園だけの応募があり、1月20日の諮問会議で認定された。京産大を退けて加計学園にもって行ったのは、大阪音大を退けて森友学園に国有地を売ったのと同じ構図だ。そこには安倍妻と安倍夫が深く関与している。安倍妻は加計学園の保育園の名誉園長もしている。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

安倍疑惑(籠池塚本問題、加計学園問題)真相究明を

2017年05月17日 16時39分13秒 | Weblog
① 5月16日、民進党のヒアリングに籠池氏と関係官僚が呼ばれたが、財務省など全省庁官僚は出席を拒否した。国会議員の聞き取りを拒否するなど言語道断だ。籠池氏の証言とその場で突合せをさせられるのをどれだけ恐れているかを示している。
 新たに見つかった代理人弁護士と設定事務所との、弁護士と財務省とのメールだ。設計事務所からは、地下3メートルより下にはそもそもゴミが存在しなかったとの報告がある。共産党の辰巳議員も、国の研究所の証言としてこの地域は3メートル以深にはもともとゴミがないということを
明らかにしている。設計事務所も調査でもそうだということを1年前に証言していたことが明らかになったことの意味は大きい。籠池氏が新たにゴミが見つかったとして財務省に怒鳴り込んだこととの矛盾はある。これはこれで真実をはっきりさせればいい。だからといって籠池新証言を信用できないとかいうのは、籠池氏をいかがわしい人物だと印象付けて真相究明をさまたげようとするものだ。
 さらに重大なのは、財務省が代理人弁護士に「瑞穂の国気記念小学校開港に向け、ご協力いただきありがとうございます」とのメールを送っていたことだ。籠池氏がいうようなことを、あろうことか財務省が代理人弁護士にいっていたのだ。財務省が主体的に8億円値引きしてなんとしても小学校開設にもっていこうという姿勢があらわれている。
 今回のメールに関して、財務省は「資料を確認していないので、現時点では回答できない」といっている。しっかり確認してもらいたい。いよいよ逃げられなくなってきた。
② 国会で民主党玉木議員が追求し、また朝日新聞が17日付1面トップでとりあげたのが、愛媛県の加計学園の獣医学部新設の問題だ。国家戦略特区に加計学園だけが選定されるやりかた(2018年4月開設する条件には1校だけ応募)で
加計学園を特区に認定した。現在、大学設置審議会で審査の段階にすすんでいる。この特区認定に安倍首相が関与しているのではとの指摘に、安倍首相を色をなして反論してきた。しかし、今回の文科省の内部文書が表ざたになった(財務省に比べて管理が甘かった?)。そこには「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」という文言が書かれている。もはや知らぬ存ぜぬは通らない。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

共謀罪 でたらめな反民主主義法案を強行採決するという自公維

2017年05月17日 00時41分01秒 | Weblog
 でたらめな法案・共謀罪法案を、自民・公明・維新は明日にも採決するという。今日の報道ステーションが改めてこの共謀罪の検証をしていた。その1回目か2回目かはわからないが、共謀罪法案の土台が崩れる問題点を突いていた。
 安倍内閣は、共謀罪法案にテロの名を冠して、これがあたかもテロ対策のためのものだと国民をだまし続けている。テロ対策の国際組織犯罪防止条約(TOC条約)に入るために必要だという。でも、この法案は国会に提出される直前の法務省案にはテロの文言が一つもなかったではないか。法案検討中の1月、国会で安倍首相がテロ対策だとぶち上げたのと違うと、急きょテロの文言を書き入れさせた。
 そもそもTOC条約は、マネーロンダリングなどの経済犯罪を取り締まる条約であって、テロ取り締まり条約ではない。筋違いだ。撤回しかない。
 一般人は対象にならないと安倍首相が言うからそうだと思ったらみごとにだまされる。一般人が告発されたら、捜査の対象になる。今の日本は、平気で人を陥れようとねらっているいやな社会になっている。ネット右翼のような連中がうようよいる時代だ。市民運動や平和運動をしている人をねらって、これこれの犯罪の打ち合わせをしているようだと告発することはありうる。待ってましたと、公安警察がはりきる。共謀罪がなくても、すでにひどい事例があるではないか。ものをいう労働者市民を威圧し抑圧する法律だ。参考人質問で、右翼としてならしてきた漫画家の小林よしのり氏が、ごく普通の市民が、ものをいう市民に変わらざるを得なくなることがあると指摘していた。それを保証するのが民主主義社会だが、これが共謀罪によって危うくなると告発した。めずらしく私は小林よしのり氏に共感した。沖縄で平和運動家の山城博治さんが5か月も拘留されたような警察国家が、ありふれた風景になるのが共謀罪だ。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

懐かしの十三へ、小池さんの街頭演説会へ

2017年05月15日 12時00分23秒 | Weblog
 昨日(2017・5・14)長年働いた懐かしの十三へ行った。共産党の小池書記局長が、北山良三衆院5区候補とともに十三ロータリーで演説をするという知らせを見て出かけた。1時半からだったので、その前に、十三といえばしょんべん横丁。数年前火事で一帯は全焼したが、ようやく復興した。だが昔の店がそのまま戻ってはいない。行ったのは、火事のすぐ後から、十三東口の方で営業を再開していた「十三屋」だ。これは火事の前は、あたり一帯では一番間口の広い居酒屋だった。いつも満員で、相席は当然というルールだった。東口の新しい店は間口は4分の1くらいになったが、だからこそと言ったら失礼だが、12時40分に行ったらもう満員。カウンターに座って、生ビールとマグロ造り、かき揚げなどで千円余り。すこしいい気分になって、西口のロータリーへ。小池書記局長は10時15分にNHKの日曜討論をおわって、新幹線で駆けつけてくれたのだ。話の中身は、安倍首相の憲法9条改憲批判、北朝鮮、十三地元の森友問題、共謀罪と多岐にわたったが、その迫力はすごかった。森友問題で足元が燃え上がったにもかかわらず支持率を持ちこたえているのに慢心して、私の考えを知りたかったら読売新聞を読めと国会を愚弄し、読売の拡張員に変身した安倍首相。これと連日渡り合っているだけに、小池さんの気迫がもろに伝わった。
 国会の発議権を縛るかのような2020年改憲指示。安倍首相は最初から本丸9条に手を突っ込んできた。9条の会、労働運動、市民運動、心ある人々が、韓国の若者、労働者、市民のように決してくじけない、沖縄の闘いの合言葉のように決してあきらめない気持ちで立ち上がろう。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ムン・ジェイン大統領おめでとう

2017年05月14日 11時48分50秒 | Weblog
 韓国の大統領にムン・ジェイン氏が9日、他を圧倒的に抑え当選した。パク・クネ保守政権の不正、財閥との癒着に対する罷免要求運動の延長での革新政権の復活だった。昨年10月からの毎土曜日の若者を中心としたろうそく集会の成果と言える。
 わたしがこのブログを始めたきっかけになったのが、ソウル市庁舎前広場で行われていたろうそくを灯した市民の集会に出くわしたことだった。その集会は日本よりも早いスピードで普及していたインターネット、SNSを使って広められた。現場で撮影した動画をすぐにアップして市民の放送局が活動していた。でも何をしていいかわからなかったが、2、3年経って、ブログで発信することくらいはできるのではと思い、2009年9月15日にブログを開設した。わたしのブログは韓国の運動に導かれてはじまった。
 去年からのろうそく集会には注目してきたが、それが朴大統領の罷免に実り、文大統領の誕生へとつながった。こころからおめでとうと言いたい。韓国の若者、労働者、市民の勝利だ。日本もこれを見習いたいものだ。
 ムン・ジェイン氏は漢字では文在寅と書く。在寅は寅があると読めてしまう。寅といえば寅さんだ。不謹慎だが、韓国にも寅さんがいるような思いに駆られる。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

安倍首相の、それだから民主党の支持率が上がらないんですよと、馬鹿にした態度は許せない

2017年05月11日 23時30分34秒 | Weblog
 安倍首相は、民主党に対して、そんなことを言ってるから民主党の支持率が上がらないんですよ、印象操作ばかりやる、などとよく言う。自分は、森友疑惑で夫人が深くかかわっているにもかかわらず、いやかかわっているがゆえに、真相究明を徹底的に妨害する。佐川理財局長は安倍首相を守るために、醜いばかりの噓をつく。この佐川防波堤が決壊したら安倍楼閣は一瞬で流される。でも、日本の保守化している世論は、なかなか安倍信仰を捨てられない。世論調査もそう悪化していない。だから民主党が森友問題などで激しく切り込むと、安倍は、そんなことばかり言って印象操作をしようとする、印象操作ばかりするから民主党の支持率が上がらないんですよという。揶揄というか、いじきたない誹謗というか、なんともいいようのない、子どものいじめの世界のようなことを繰り返す。安倍信者には、このフレーズは気持ちいいだろう。でも、わたしなどは、これを聞くたびに胸くそが悪くなる。
 いやしくも一国の総理大臣だろう。支持率が安定しているからといって、対抗勢力を見下すのは、大人の対応とは言えない。三権分立、行政府と立法府との関係から言っても、行政府の長が国民代表の議員・政党に対して誹謗するようなことは許せない。
コメント (1)
この記事をはてなブックマークに追加

安倍首相の挑戦的9条改憲を許してはならない

2017年05月09日 23時55分15秒 | Weblog
 憲法記念日の2017年5月3日、安倍首相は改憲派の集会にビデオメッセージを寄せて、「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と明言した。9条1項2項は残して、3項を設け自衛隊を明文化し自衛隊違憲の議論の余地をなくす、また高等教育無償化も書き込むという。
 まず問題なのは、首相が憲法99条による憲法尊重擁護義務に違反していることだ。改憲の発議は議会の権限なのに、行政府の長が期限を切って改憲の中身を指定するのは、憲法遵守義務に反する越権行為だ。
 国会で発言の真意を問われたら、読売新聞に書いてあるから読めという。あまりの国会軽視、国会議員の背後にいる国民無視だ。発言は党総裁としてのもので、首相としては答える立場にないという。あまりにずるい使い分けだ。党総裁でもあるが、あくまでも首相の立場がすべてで、いつでもどこでも首相の責任で発言行動すべきだ。読売新聞でも首相インタヴューとなっている。
 『朝日新聞』5月9日付け社説は、「首相のこの考えは、平和国家としての日本の形を変えかねない。容認できない」と批判した。だが同日の耕論欄で桜美林大学教授の加藤朗氏が「安倍さんが投げた曲玉」「護憲派はどう打ち返していいかわからない」「端的に言えば現状の追認です」と発言した。これは安倍追随の浅はかな見方だ。安倍9条改憲は、はたして現状追認なのか。これから大問題になる論点だ。
 耕論欄では、元経済企画庁長官の田中秀征さんの発言もある。氏は「唐突で強引、内容も粗雑だ」「戦力不保持を規定した2項をそのままにして3項に自衛隊を書き込むのは、明らかに矛盾です。自衛隊を認めながら、戦力ではないというのは通りません」「そもそも、自民党の憲法改正草案と違うではないか。政治家が憲法での姿勢でぶれるのは、政治生命にかかわる死活的な問題です。石破茂・元防衛相も今回の9条3項には否定的」と述べている。うなずける内容だ。
 これまでの9条改憲論は、9条2項を破棄し、戦力不保持・交戦権否認をなくし、自衛軍あるいは国防軍を盛り込むというものだった。積極的でない公明党をいっきに9条改憲にひきずりこむために、形式は加憲風にした。かねてから加憲をいう公明党はこれで断れないだろうという読みだ。しかし、加憲は人権規定に何か付け加えるというもので、これを加憲と思うのは安倍の貧困な憲法観のあらわれだ。
 現状追認改憲だという論の誤りは明らかだ。もし現状追認に切り換えたのならば、2012年の自民党改憲案を破棄すべきだ。しかし国会答弁で安倍氏は拒否している。
 安倍改憲は、自衛隊の活動は個別的自衛権の範囲内だと書くはずがない。集団的自衛権を明記する可能性がある。あるいは少しぼかして自衛隊の活動範囲を広げる文言を入れることは大いにある。そうなれば、米軍とともに歯止めなき武力行使の世界が開けることになる。
 たとえ集団的自衛権的なことは書かないとしても、すでに憲法解釈を変えて集団的自衛権に踏み込んでいるのだから、現状(集団自衛権的現状)が最低ラインになる。立憲主義破壊の解釈で集団的自衛権に踏み込み、南スーダンで新任務を付与し、米軍艦を護衛する行動に出た自衛隊が、改憲で、違憲的現状を足場に最大限きりきりまで、世界規模で武力行使の道にふみだすことは見やすい道理だ。
 安心です、何もありません、自衛隊と書くだけです、というなら、あえて改憲しなくていい。自衛隊は合憲という立場は不変だと安倍は言った。合憲ならば改憲する必要はない。世の中に違憲論があるから改憲するというが、それなら合憲の根拠が弱くて、現状は違憲だと認めるということになるではないか。とにかく、安倍改憲は現状追認だというのは、国民の9条意識を丸裸にし、誤った認識に引き込むものでしかない。
 安倍改憲論が、高等教育無償化のために改憲するというのも奇怪千万だ。民主党政権の高校授業料無償化に反対した自民党が、いきなり大学無償化を憲法に書き込むという異常さ。維新を改憲与党に引き込み、これによって公明党が改憲から逃げられないようにする政治的狙いがある。政略的改憲だ。
 高等教育無償化は憲法に書かなくても法律をつくればできる。憲法に書き込んでまでやりたいのならば、法制化しすぐにでも始めればいい。アメリカ、韓国とともに異常な教育費の国として世界から奇異の目で見られている日本。それを推進してきた自民党が、その正反対を改憲の目玉としてやる。日本の高等教育費の異常とともに、安倍の憲法観の異常として指摘したい。
 このたびの安倍首相の期限を切った改憲論は、日本国憲法に対する挑戦だ。心ある国民は腹をくくって立ち上がらなければならない。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

フランス大統領選で極右ルペン33・9%だったが、日本は安倍極右勢がすでに権力を握っている

2017年05月08日 22時09分44秒 | Weblog
 2017年5月7日のフランス大統領選決選投票で既成政党に属さないマクロン候補が圧勝した。極右に権力を渡してはいけないと苦渋の判断でマクロンに投票した人も多かったようだ。極右ルペン候補は33・9%の票を獲得したが敗れた。敗れたが、陣営は勝利気分だという。次の勝利につながる陣地を築いたとの判断だ。排外主義、自国第一をとなえるルペン候補は、ヨーロッパで勢力を拡大している極右のシンボル的存在だ。
 フランスはじめヨーロッパでの極右の伸張が日本のマスメディアで特集されることが多くなっているが、私は違和感を覚える。何かというと、日本こそ、ヨーロッパに先んじて、極右勢力が政権政党自民党を制圧し、日本の国家権力を掌握している事実に触れないことだ。日本こそ極右政権国家だ。フランスの心配をする前に日本に現実をえぐるべきだ。
 ヨーロッパ、フランスの極右に比べて日本の安倍極右日本会議の方が極右度がひどい。ルペンは移民排斥、排外主義、自国第一を主張する。日本はどうか。排外主義では相当なものだ。難民申請があってもほとんど受け入れない。安倍のお友達の日本会議極右政治家が韓国朝鮮人排斥、ヘイトスピーチの勢力と完全に一体だ。
 日本の安倍極右日本会議は、日本の植民市支配、中国・東南アジア・太平洋地域侵略を何ら反省することなく正当化している。韓国朝鮮・中国・東南アジアの従軍慰安婦は性奴隷ではなく商売で売春をしていたと女性を侮辱し、南京大虐殺はでっち上げだとうそぶいている。安倍首相は国会でポツダム宣言を読んだか問われて、「つまびらかに読んでいない」と答えた。ポツダム宣言を受け入れて日本は15年に及ぶ侵略戦争を終結した。受け入れが8月15日よりさらに遅くなれば、破滅はもっと深刻なものになっていた。ポツダム宣言は、連合国に対して、日本の戦争責任を認め、民主主義を復活するという国際公約だった。ポツダム宣言の実践として新憲法制定もあった。ポツダム宣言こそは「戦後レジーム(体制)」の骨格だ。安倍が戦後レジームからの脱却を政治目標の中心にするのは、戦後の出発での国際公約を破棄することだ。
 フランス、ヨーロッパの極右が、戦後レジームからの脱却、戦時中の体制への回帰を言っているか。ヨーロッパ的常識にはそんなことはありえない。安倍極右日本会議は、侵略戦争をイデオロギー的に準備した教育勅語を礼賛し、これを日々実践していた森友学園・塚本幼稚園の教育をほめたたえていた。 つまり、ヨーロッパの極右よりも、日本の安倍日本会議は、より深刻なものだ。しかもこれが自民党を制圧し、内閣の全員近くがそのメンバーだ。公明党という宗教政党がこれにひれ伏し、維新という新しい極右政党がタッグを組むに至っている。
 日本政治の極右度はヨーロッパの比ではない。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

こしあぶらの天ぷらはうまい

2017年05月03日 23時19分16秒 | Weblog
 昨日と今日、山菜のてんぷらをつくった。山菜の王様といわれる「タラの芽」と「こしあぶら」を買うことができた。山中で見つけた「ふきのとう」も加わった。これも季節の「アスパラガス」を入れて、てんぷら4点盛り。
 タラの芽よりもこしあぶらが香りが感じられて美味しい。ふきのとうは花が開いたようなのは味噌炒めにした。開いてないのを天ぷらにしたら、やはり適度に苦みがあって美味しい。この季節のアスパラガスは太くて歯ごたえがありいい。一番はこしあぶらだ。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

森友問題全貌が浮かんできた。忖度ではない。明恵夫人中心の疑獄事件だ

2017年04月30日 07時11分48秒 | Weblog
 安倍首相が2月、トランプ大統領とゴルフに興じていた時、日本ではその足元に火がついていた。ゴールデンウイーク中、ロシア・ヨーロッパ外遊でウラジミールなどと表面的には親しそうにして、実質何の意味もない会談をし、百何回目かの外遊を楽しんでいるときに、日本では油に火がついて燃え広がっている。もうそろそろ外遊もやり納めになる。
 この間、森友問題に関し、あらたな証拠となる文書、発言がなされ、この問題の全貌を見て取ることができるようになった。いくつかの論点がある。
 ①2015年11月、明恵夫人付きの職員谷氏が、国有地について財務省に問い合わせをして、結果を明恵夫人に報告するとともに籠池氏にFAXした。その経緯について、籠池氏は民主党の国会内で開かれたヒアリングで新たに詳細な証言をした。籠池氏が「ちょっといそぎます」と明恵比人に留守電をいれたら、谷氏から電話があり、「大切なことなのできちっとした文書に」と指示され、例の手紙を送った。ここには明恵夫人⇒谷氏⇒籠池氏へとしっかり上下関係にもとづいた指示がとおっている。
 政府は、手紙とFAXが公になったとき、籠池氏が一方的に手紙を送り、谷氏が私的行為として(勤務時間中に)動き回って、回答をFAXした、明恵夫人は何のかかわりもないと弁明した。谷氏を行方不明状態にしたあげく、イタリア勤務にした。
 だが、その時から、籠池氏の手紙が、いきなり要求内容についての実務的な文面になっていたことから、政府の弁明は成り立たないといわれた。つまり、初めて谷氏に手紙を出す人が、初めてお手紙を差し上げますから始まって、きちんとした挨拶もなしに、要求を並べ立てるなどありえないからだ。谷氏から、指示があり、それにこたえる形で手紙が書かれたことが、今回はっきりした。谷氏がそう動いたのは、明恵夫人の指示があったからだ。明恵夫人の関与は動かなくなった。
 ②明恵夫人への電話。籠池氏は近畿財務局と交渉するたびに、明恵夫人に電話で報告したという。その回数は20回を超える。ただならぬ関係だ。安倍首相は、いやいや、雰囲気に押されて名誉校長になったと偽っていたが、すでに明らかになったように、すすんで校長になり、その職務を全うしていた。校長として大きな役割を果たしている。関与はなかったとはとてもいえない。緊密に連絡をとりあってことがすすめられた。近畿財務局の担当者には、交渉経過を明恵夫人に報告していることを伝えていたのだから、ことが進むのはあたりまえだ。
 ③2016年3月15日、田村国有財産審理室長との会談の生々しい録音が公表された。安倍首相の防波堤、佐川理財局長は、録音の真偽について、田村氏に確認したのか国会で問われると、「コメントを差し控えたい」「報告されている音声記録についての確認は控えさせていただきたい」と追い詰められたあげく、こんな開き直りの答弁をした。しかしこれでずっと逃げ切れると思ったら大間違いだ。さらに佐川氏は、音声を聞いたが、「(田村)本人かどうかはまったく分からない」と挑戦的な態度に出た。だったら、はっきりさせようじゃないか。田村氏本人、周りの人に国会として確認を取ろう。だいたい、本人確認をしろという国会議員の要求に、確認する気はないとこれをはねつける、佐川氏のふてぶてしい態度はなんだ。立法府の要求を拒否できる法的根拠を示すべきだ。
 ④2014年12月に、財務省が森友学園に、売買特約付き定期借地契約の申請書類を渡していた。不可能を可能にするための理由についても森友学園に代わって、こう書けば我々はわかりました、許可しますという文面を書いてあげて、あとは署名捺印して出すだけにしてあげていた。これが暴露された(共産党・宮本議員、『赤旗』『朝日』)。
 まるで学校の試験で、試験官が100点の内容の答案を完璧が難しい記述式の部分も含めて書いてあげて、名前を書けば合格というのと同じだ。カンニングの域を超えた代物だ。これについても、政府財務省は、そんな文書は知らない、いかがわしいんのだと逃げるだけだ。しかし、いつまでも逃げ続けられるわけがない。追及する側があきらめない限り、追及は続くのだ。
 明恵夫人を中心にした財務省ぐるみの一大疑獄事件の全容がほぼ見えてきた。詳細はまだまだだが、もはや逃げられないところまできた。関係職員のききとり、手控え文書、メモなどすべてを提出させなければならない。安倍政権は妨害するだろうが、不正を許さない世論を力に追い詰めよう。
 ⑤つけくわえて、2016年3月14日、田村室長に会談のアポを取ったのは籠池氏本人だった。鴻池議員にアポを頼んだら、鴻池氏はやばいと思って、「帰れ」といった。こまった籠池氏はおそらく谷氏に電話して、または明恵夫人にか?、田村室長の直通電話番号を聞いた。一般人には絶対わからない番号だ。明恵夫人・谷氏の筋で前年10月に引き続きお願しますということだろう。「私人」明恵夫人付きの職員が、鴻池議員になりかわって、財務省幹部との橋渡しをした。誰から番号を聞いたのか決着させなければならない。
 安倍首相筆頭に内閣の面々、与党議員たちが外遊で浮かれているが、連休が終わったら、追及の真剣勝負が始まる。

コメント (1)
この記事をはてなブックマークに追加

トランプの大企業・大金持ち優遇の驚きの税制改革

2017年04月28日 23時56分52秒 | Weblog
 2017年4月27日の夕刊を見て驚いた。トランプの法人税大減税案だ。確かに公約にあったが、そこまでやるかという代物だ。
 ・法人税率(国税)を35%から15%に引き下げ➡➡アメリカは日本と違って法人税も累進制。小企業などは15%と低かったが、上限15%となると、大企業には大減税となる一方、小企業は応能負担の恩恵を奪われ打撃を受ける。タックスヘイブンの一角を占めるシンガポール並みの低さだ。
 ・米国企業が外国で稼いだ利益には課税しない➡➡グローバル企業が海外でためた資金を国内に還流させるねらいがあるが、課税しないということはアメリカ自体がタックスヘイブン化する。
 ・所得税の最高税率を39・6%から35%にひきさげ、税率区分を7段階(10、15、25、28、33、35、39・6)から3段階(10、25、35)に➡➡超富裕層、富裕層への減税。税率区分を減らす、とくに28、33、35をなくすことは25%にひとまとめにされるので税収減になる。
 ・育児関連などを除き、税控除を廃止➡➡労働者、庶民にとっては増税。
 ・相続税の撤廃➡➡富裕層の大減税。富の再分配機能の破壊だ。19世紀の税制への逆転だ。いまでも富める者はますます富んでいるのに、相続税を廃止するのは格差を幾何級数的に広げることになる。もう正気の沙汰ではない。
 
 労働機会を奪われたり、貧困に陥った白人労働者層がトランプを指示した結果、トランプ政権が成立した。自らは超富裕層でありながら、既得権益批判、エリート批判をして貧困層をたぶらかした。だがその政策、狙うところは、グローバル企業の利益、富裕層の利益だ。税制は国の根幹だ。国の行く末、国民の将来を決する。
 第1次大戦後、とりわけ第2次大戦後、高い累進課税で、富裕層から高い税を取り、社会の平準化を進め、国民の購買力をつけていったのが、経済発展の底力となった。アメリカ、イギリスそしてアメリカの民主的税制にならった(安倍流にいえば押しつけ憲法ならぬ押しつけ税制で)日本がそうだ。社会の平等化を願う民主的税制を根こそぎにするトランプ税制は、アメリカ社会をさらに破壊する。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

東北も沖縄も侮辱する安倍内閣

2017年04月26日 12時43分47秒 | Weblog
 今村雅弘復興相が2017年4月25日、所属する二階派のパーティで講演し、「これはまだ、東北で、あっちの方だったから良かった。もっと首都圏に近かったりすると、莫大な甚大な被害があったと思う」と述べた。東北をあっちの方といい、東北でよかったといった。東北大震災の被害者をこれほど侮辱した発言はない。この今村大臣は、4月4日にも、原発事故の自主避難者に「自己責任」の言葉をなげつけ、切り捨てた。外遊に出ていく直前の安倍首相は、あわてて首のすげ替えをした。政権に被害が及ばないようにということだけだ。
 同じ25日、安倍内閣は沖縄の辺野古の海に砕石投入工事を始めた。菅官房長官は「政府として懸念材料はまったくない」と沖縄県民圧倒的多数が反対しているのを歯牙にもかけない、傲慢な発言をしている。埋め立て工事をこれからは怒涛の勢いですすめるというのだ。
 東北と福島を侮辱し、沖縄もがたがた言うなとばかりに工事を進める。同じ日の出来事だ。他方で内心を取り締まる共謀罪をごり押ししようとする安倍内閣の精神性がみごとにあらわれた二つのできごとだ。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

まごわやさしい

2017年04月24日 21時06分37秒 | Weblog
伝統的な日本型食生活の形を教えるのが「まごわやさしい」だ。これが健康にいい。「まごわやさしい」はその食材の頭文字だ。
ま=豆 大豆、納豆、豆腐など
ご=ごま ごま、ピーナツ、栗など
わ=わかめ わかめ、ひじき、のり、昆布
や=野菜 野菜
さ=さかな 魚
し=しいたけ しいたけ、しめじ、舞茸
い=いも じゃがいも、さつまいも、里芋

 この2、3日作ったものを列記しよう。娘の家族とともに春の味をいただいた。
 ま⇒ 春菊の白和えとほうれん草の白和え。いずれもごまを振りかける
 ご⇒ 白和え、ごぼうのきんぴらにごまを振りかける。
 わ⇒ 若竹煮 娘が産直でタケノコを送ってきたのでと持ってきたのを下茹でしあく抜きをし、ワカメと煮た。思いのほかえぐみがなく美味しかった。
 や⇒ 白和え、タケノコのほかに、わらびを二束買って、軽くあく抜きをし、3センチくらいに切ってうす揚げを細切りといっしょに煮た。春の味だ。また作り置きの花わさびの出汁醤油漬けを食べた。ほろ苦く珍味。
 さ⇒ 鯛のアラ煮。安く売っていたのでいつものように手を出した。帆立の貝付きを買ってひも、きもとともに貝柱を甘辛くさっと煮て食す。鯛の冊を買って刺身を造る。昨日、なんと和歌山の刺身用の鯖があった。首のところに包丁が入って血抜きをしていて新鮮。即刻、半身を刺身にし、残り半身を塩を振って、今日酢で締めて鯖のきずしに。
 し⇒ 何日か前に、筑前煮をした。そこに干しシイタケとエリンギを入れて煮た。
 い⇒ 里芋を皮つきで茹で、皮をつるりとむいて、やや大きかったので、半分に切って、出汁すこし、砂糖、醤油でさっと煮て、表面に味付けをする。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

シリア・北朝鮮軍事作戦だけでなく、温暖化対策「パリ協定」を切り崩すトランプ

2017年04月20日 16時57分01秒 | Weblog
トランプ大統領は、シリアに国際法違反の侵略行為、北朝鮮には朝鮮戦争再開を意味する軍事作戦をもちだすなど、ブッシュ並みの動きをしているが、さらに去年11月に発効した地球温暖化防止「パリ協定」からの脱退を含む全面見直しの大統領令に署名した。アメリカは地球温暖化対策に背を向けてきたが、オバマ大統領のイニシアチブで「パリ協定」が発効した。「パリ協定」は自主目標方式ということもあり、排出量1位2位の中国・アメリカだけでなく、途上国も多く参加したことなど、あらたな温暖化対策として期待を集めた。
ところが、2013年には「温暖化は中国のでっちあげ」などと、神経を疑うような発言をしていたトランプ氏が大統領になった。2017年3月28日、地球温暖化対策を全面的に見直す大統領令に署名した。
遅ればせながら温暖化対策に加わったアメリカが、2030年にCO2排出量を05年比で32%減らすことにしたのを覆すのだ。環境保護局の予算を31%減らし、その長官に温暖化対策に背を向けるブルイット氏を指名した。ブルイット氏は4月13日、「パリ協定」からの離脱を示唆した。この大統領令により、温暖化対策に資金が足りない途上国に支援する国際基金への拠出を拒否する。
トランプ大統領は、平和、人権、環境あらゆる問題で、世界の逆流、反動の震源地となっている。これに無批判に追随することのアホさかげんはいうまでもない。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加