山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

藤井聡京大教授にけんかを売る維新橋下

2015年02月11日 12時08分28秒 | Weblog
 藤井聡京大教授が都構想について解説していることに維新松井・橋下らが腹を立て、京大総長に告げ口してやめさせてもらおうと子どもじみた行動に出てひんしゅくを買っている。橋下氏は公開討論もしようといっている。
 だが、橋下氏の討論なるものは、およそ討論とはいえず、口げんかのレベルだ。その極端な例が、極右在特会との言い合いだった。同レベルだということだけがはっきりした。
 橋下氏のこれまでの討論をみると、お互いに意見を述べて学びあい、真理に近づくという作業とは正反対のものばかりだった。やくざのやり方そのものだ。相手のいい分の中ですこしでも弱いと見た点をくりかえし、徹底的に攻撃する、自分の土俵に引きずり込んでやっつけるというやり方だ。これまで何人もの学者が橋下氏と討論して、けんかという点では負けてきた。最後に橋下氏に「役立たずの学者」という誹謗中傷をなげつけられた。 
 橋下氏と「討論」などすべきではない。都構想の本質を明らかにするのなら、文書で意見を述べ、反論も文書で展開するという形のやりとりをすべきだ。だが、橋下氏は決して文書で意見を述べようとしない。いままで見たことがない。口先だけで勝負しようとする、すねわちそれはテレビで人を引き付けることに狙いを定めているから。ろくに文章がかけないということがあるかもしれないが。
 藤井教授は討論の挑発に乗らずに冷静に対応しているから、橋下劇場の舞台に不用意にのぼることはなさそうだ。
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都構想賛否の世論調査(朝日)、賛否は拮抗

2015年02月11日 11時24分36秒 | Weblog
 『朝日』が大阪都構想に対する大阪市民の世論調査を発表した(2015・2・10)。都構想「賛成」が35%、「反対」が44%だ。よし、もう大丈夫と思ったら大間違い。
 「投票に行くと思う」という人の中では、賛成44%、反対45%だ。完全に拮抗している。「投票に行くと思う」人は61%だ。これにつづいて「たぶん行くと思う」が23%。総選挙などでも、事前に「行く」といった人が実際の投票者になっている。住民投票でもそうなる恐れが強い。
 住民投票に対し「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と回答した人は66%だ。問題は、このうち都構想に賛成する人は47%、反対は36%ということだ。投票に行くという人と関心がある人の関係に、これほどねじれが生じているのはなぜだろうか。
 いずれにしろ、賛否が拮抗していることがはっきりした。橋下のけんか腰のもの言いが街にひびき渡るようになるとやばい。草の根のスピーカーが大阪中で名乗りをあげて発信するしかない。小さい声でも数で対抗することだ。もじもじしていては橋下に負ける。
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