あんのん雑記

愛媛県西予市野村町の慈雲山安穏寺、
住職の雑記です

精進料理教室

2012年02月12日 | 仕事
もうひとつの職場、曹洞宗四国教化センターの企画で、

松山市のフジグランカルチャーサークル松山教室で精進料理教室を開きました。




おいしい精進料理を体験するのはもちろんのこと、

若手僧侶と一緒に作って、ふれあいながら仏教やお寺を身近に感じてもらおうという企画です。



今回の「おこんだて」

 ・精進手毬ずし(蓮根、椎茸、沢庵、蕪、木耳)

 ・精進あげ(生麩、車麩、豆腐)

 ・精進八幡巻き
 
 ・人参のきんぴら

 ・菜の花と湯葉のおすまし



修行僧の食器、「応量器」に盛り付けてみました・・・




注目ポイントは「お出汁」

いつもは昆布、椎茸、炒り大豆でとっているのですが、今回は「干し人参です」



ピーラーでスライスして一週間ほど干したものを水だししてますが驚くほどに人参の甘さがでます。

これと昆布、大豆のお出汁と合わせて吸い地にしました。

やさしい人参の甘さがきいて絶品でした。


出汁をとった人参は、きんぴらにして頂きました。


手毬ずしは 酢飯に木の芽を刻み風味をきかせ、

精進あげは 衣に「あられ」「パン粉」「みじん粉」と変化をつけ、お味噌をベースに濃いめのつけだれで、

八幡まきはごぼうをお揚げで巻きました。


完成したら、いよいよの試食です。


 
食事の前に「五観の偈」をお唱えしていただきます。


いただきながら、仏教や修行の事などいろいろなお話をしたり、聴いたり・・・

楽しい時間を過ごしました。

ご参加頂いた皆様、スタッフのお坊さまがたありがとうございました。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿