あんのん雑記

愛媛県西予市野村町の慈雲山安穏寺、
住職の雑記です

法悦やりました!

2015年11月28日 | 日記
27日は高知で「禅をきく会」でした

第一部では、永平寺など曹洞宗の修行道場で行われている雲水
の修行生活を舞台上で再現する「法悦」



起きて半畳寝て一畳、雲水が就寝するところから始まり始まり…
陽が昇る前から鈴の音で目を覚まし、洗面、坐禅、朝課と続きます

画像は坐禅風景…凛とした静けさの中、警策(背を叩く棒)の
音が響きます



朝のお勤め「朝課」では、ステージを本堂に見立て、修行僧が作法
どおりに勤行を行い、お経が響く空間はまさに朝の禅の道場…

修行そのままを皆さんに見ていただく企画は、数年前から温めて
きたものでした
今回、若い僧侶の協力をいただいて実現できて感無量です
みんな、ありがとうございました

次回、より僧堂の修行を「禅」の息吹を感じていただけるよう細部をさらに
検討しして研鑚を深めていきます

今度は、お檀家さんにも是非見ていただきいなぁ~!

曹洞宗 お寺ごはん!開催しました

2015年11月24日 | 仕事
11月21日(土)精進料理イベント「曹洞宗 お寺ごはん」を開催
会場は愛媛コミュニケーションブライダル専門学校。学生さんを含め、50名
ほどの参加です

メイン講師は、曹洞宗 広島県 普門寺副住職の吉村昇洋さん



臨床心理士でもあり「食」を通して日常にいかせる禅仏教を伝えてます
最近ではテレビや書籍などでも大活躍されている美青年僧侶



参加者は吉村さんの食材の扱いや調理方法に見入り、禅のエピソードや
解説に耳を傾けます
軽妙なトークとユーモアで盛り上げながら、手際よく調理します



ごますり体験、永平寺仕込みのすりこ木さばきで磨っていただきます
軽くもち、すりこ木の重さだけで丁寧に磨っていきます
これにより、油を出さずに磨れ、する事でごまの栄養が吸収できます



調理が完了したところで、本日出たごみの量を確認。驚くほどの少ない
量に会場に驚きの声が上がります。食材を使い切る事を目の当たりにしました



第2部は精進料理の試食です
「五観の偈」をお唱えし、作法に則って食事をします
最初の5分間ほどは、極力音を立てず修行道場の様に食べます
器も御箸も両手で扱い、咀嚼する時は法界定印です

静かに目の前の食事に集中するひと時、いただく命をしっかりと
見つめるひと時…それぞれに感動と発見があります

そして、若手僧侶たちと歓談しながらの食事をしばし愉しみ、吉村さん
のお話を伺います。「精進料理」についてしっかりと理解を深めました

「ごちそうさま」の前にお茶で器を洗います。注意深く丁寧に洗い、
丁寧に器を重ね、普回向をお唱えして終了しました

「精進料理」とは何?ただの野菜料理と何が違うの?

興味を持たれた方、是非とも今後の精進料理イベントにご参加下さい!


私自身、新たな学び、新たな気づきにあふれたとても楽しいイベント
でした。吉村さんをはじめ、お手伝いいただいたスタッフに大感謝

ばら大師へようこそ!

2015年11月15日 | ばら大師あんない
土曜日はジオパーク関連のツアーの皆さんが「ばら大師」こと
永照寺に参拝に来られました

本尊さまへお参りの読経の後は写経体験



シトシトと秋の雨が境内を濡らすなか、静かに墨をすり
ひと筆ひと筆丁寧に写していきました

写経の後は、お茶とお菓子で一休
お話をしている間に雨も上がったので、境内を散策



大師堂をはじめ、お砂ふみや十二支の守り本尊などお参りいただき
ました

ワイワイと楽しいお参りをありがとうございました!

阿下の秋探訪

2015年11月10日 | 日記
こども達と阿下をぐるっと探訪

道すがら出会ったオバちゃんに「シイノミ」をとれる場所を教えてもらい
ワイワイとやってきました

地面を見ると大中小のドングリやら木の実が沢山落ちてます
シイノミもワラワラ落ちています
こっちもあっちも!とはしゃぎながら採集

昔、食べたことのあるシイノミはもっと小ぶりなような…
まぁ食べれば分かりましょう。という事でお寺へ持って帰りフライパン
でこんがりと


チョット煎り過ぎて歯ごたえのあるものもありますが、香ばしい栗の
様な味わい。こども達も、おいしいと食べております
自分で採った木の実を食べる、という事も楽しいようです

秋の里の恵みを楽しんだ一日でした

禅でほっこり 写経講座

2015年11月03日 | 仕事
先日は、松山市のフジグランで「禅でほっこり講座」



開設して数年になりますが、10名~20名の方に参加いただいてます
中には、開設当時から参加していただいている常連さんも

今回は「お写経」
まずは塗るお香「塗香」で手を清めます。そして、
いす坐禅で、姿勢と呼吸そして心を調えて、写経の始まり

講座では、硯で墨をすり筆を使います
静かに墨をすることで心が落ち着きます
筆を使用して文字を書いていくと、おのずと姿勢が調います

「般若心経」一巻を写すと、おおよそ一時間ほど…
静かにお経と向き合うひとときです

硯、筆などは当方で準備してますので手ぶらでOK!
写経の後は、お茶とお菓子でティータイム…

仏教や禅にふれてチョット「ほっこり」いかがでしょうか?